眉間のシワの原因はおもに「表情癖」「乾燥」老化による「コラーゲン不足」です。
物を見るときに見えづらいと目を細めたり、悩み事で目をしかめたり、つい眉間にシワが寄ってしまいがちですね。
眉間のシワは楽しい時にも怒っているように見える相手にマイナスなイメージを与えかねないシワです。
眉間は皮膚が薄く、何度もシワを寄せる癖をつけてしまうと、日に日に深いシワとなって残ります。
今回は眉間のシワを防ぐための対策についてご紹介します。
1.眉間にできるシワの原因と対策
眉間にシワができてしまう3つの原因と対策についてまとめました。
1-1.表情グセによるもの
眉間のシワに悩んでいるあなたは視力が悪かったり、目を凝らして見る癖はないでしょうか?
ものを見るときに焦点を合わせようと目を細めるとシワが寄ってしまいます。
これを日常的におこなっていると、シワが定着します。
この行動は「シワを寄せるエクササイズ」をしているようなものです。
また、趣味などに没頭している時や家事、デスクワークを行っているときは知らないうちに眉間にシワが寄ってしまいがちです。
シワが寄らないように、意識して表情の癖を直しましょう。
対策
意識だけでは難しいと感じるときに行いたい対策をご紹介します。
1-1-1.サージカルテープ
女優さんが使用しているといったことが話題となった方法です。
医療用のサージカルテープ(怪我をしているときなどにガーゼをとめるテープ)を夜寝るときに眉間に貼ります。
このときにシワを伸ばすようにはります。
シワを伸ばしたいので強くぴーんと張りがちですが、優しくはらないと逆にシワができてしまいます。
出典:優肌絆 肌にやさしいテープ プラスチック 太幅 25mm*4.5m
1-1-2.シワを寄せないで眠る
横を向いて寝たり、肩を詰まらせた状態で寝ると眉間にシワがよります。
肩甲骨と後頭部の3点で上体を支えるように寝ることで、自然と顔にシワが寄らなくなります。
胸も開くことで呼吸も楽になります。
1-1-3.眉間のシワを美容鍼でとる
出典:https://youtu.be/zEHFJ5AJGfU
美容鍼で眉間のシワを取ることができます。
鍼をさしてからしばらく置くことでシワが伸びて浅くなります。
はじめは10日に一度ほど行います。
1-2.乾燥によるもの
眉間は皮膚が薄い場所に加え、人によっては皮脂分泌が少なく乾燥しがちです。
化粧水や乳液でスキンケアをするときにもほかの部分に比べて、見落としがちな場所です。意識して丁寧に塗るように心がけ、乾燥を防ぎましょう。
対策
1-2-1.保湿
夜のスキンケアとして、眉間の部分を集中的にパックをするのがお勧めです。
指をチョキの形にして眉間を広げるようにして美容液を塗り、シートパックなどを貼ります。
ビタミンC誘導体などの肌にハリを持たせる効果が期待できるものを取り入れましょう。
1-3.コラーゲン不足
コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力のための繊維は、加齢や紫外線の害などによって衰えて弾力を失います。弾力が失われるとシワができてしまいます。
これらの予防のためは正しい食事や、規則正しい生活習慣、紫外線対策が大切になります。
コラーゲンが含まれているたんぱく質を取り、栄養バランスの維持に心がけます。
睡眠不足や暴飲暴食、ストレスを抱える生活はますます肌が衰えるばかりです。
対策
1-3-1.コラーゲンが多い食材とレシピ
コラーゲンは主に動物性たんぱく質に含まれています。
鰯やカレイ、ヒラメ、フカヒレ、ウナギなどの魚介類や骨、内臓に多く含まれます。
魚を調理した後のにこごりや、魚を丸ごと煮込んだものを汁ごと食べるとコラーゲンが豊富に取れます。
また、骨付きのスペアリブ、豚骨、手羽元などにも含まれています。
これらとともにほうれん草、ブロッコリー、果物などビタミンCを含む食材も一緒にとるのが理想的です。
ほかにもコラーゲンが取れるレシピをご紹介します。
1.簡単にできるコラーゲンたっぷりの小龍包
材料(40個)
餃子の皮(大判) 40枚
豚ひき肉 300g
ネギ 1本
醤油 大匙1
オイスターソース 大匙1
鶏がらスープ粉末 小匙1
水 150cc
日本酒 50cc
粉ゼラチン 15g
鶏がらスープ粉末 大匙1
作り方
- 鍋に水、日本酒、鶏がらスープ粉末を煮立たせます。粉ゼラチを入れ溶けたら火をとめる。
- ネギをみじん切りにする。
- ボウルに豚ひき肉、ネギのみじん切り、醤油、オイスターソース、鶏がらスープ粉末を入れ、粘りが出るまで混ぜる。
- バットに3を薄く敷く。
- 粗熱が取れた1の鍋を4のバットに流し込む。
ヒタヒタの状態になる。 - 5を冷蔵庫の中で冷やし固める。
- 餃子の皮を使って6のあんを包む。
スープが出ないように巾着包みをする。 - 蒸し器にクッキングシートと敷き、7の小龍包を並べる。
蓋をして強火で5分程度蒸す。
2.コラーゲンたっぷりの豚足煮込み
材料
ゆでた豚足 2本
水 200cc
日本酒 50cc
砂糖 大匙2
醤油 大匙3
みりん 大匙3
生姜 1片
作り方
- 生姜は薄切りする。
- 圧力鍋にすべての材料を入れる。
- 圧力がかかってから5分、火にかける。
圧が下がるまで放置する。 - 圧力鍋が冷めてから蓋を開ける。
- 煮汁を煮詰める。
3.コラーゲン豊富な豚軟骨煮
材料
豚軟骨 500g
ニンニク 1片
生姜 1片
ゆで卵 3個
醤油 70cc
日本酒 70cc
砂糖 40cc
酢 15cc
作り方
- ニンニクは潰す。生姜は薄切りにする。
- 圧力鍋にゆで卵以外の材料をすべて入れる。
- 15分程度加圧する。圧が下がるまで放置する。
- 圧力鍋が冷めてから蓋を開ける。
- 圧力鍋にゆで卵を入れ、煮汁を煮詰める。
1-3-2.サプリメント
食事で摂るのが難しいなと感じるひとにはサプリメントでも補うことができます。
サプリメントでコラーゲンを補給する場合は、分子量の少ないジペプチドやトリペプチドのコラーゲンがおススメです。
眉間やおでこは紫外線の当たる量が多く、コラーゲンは他の部分に比べて少なくなっています。肌の真皮層を支えるコラーゲンやエラスチンが減少しているとそれだけで肌はたるみ、シワができやすくなります。
コラーゲンを減らさないようにしたいですね。
1-3-3.紫外線対策
おでこや眉間は紫外線を多く浴びる位置や角度にあります。
日に焼けておでこが真っ赤になるという経験をされたこともあるのではないでしょうか。
コラーゲンは紫外線によって破壊されていきますから、外出時には紫外線対策をしっかりと行う必要があります。
コラーゲンがある真皮まで届く紫外線は紫外線A波(UVA)と言われ、肌の奥に届いて長期間をかけ、知らず知らずのうちにコラーゲンを変性させていきます。紫外線B波は肌の表面を赤くしてやけどしたようにする紫外線です。紫外線A波は曇りでも降り注ぎ、ガラスもすり抜けるので室内でも注意が必要です。
2.眉間のシワを予防する
眉間のシワはできてしまうとなかなか無くならないので、できないように予防することが大切です。
2-1.眉間のしわを解消する☆簡単マッサージ
眉間のシワを伸ばすようにマッサージしてください。
強く引っぱらないように、力を入れない指先で優しく伸ばします。このとき眉間が伸びるようにイメージします。
2-2.頭筋ストレッチクリーム <お風呂上りのストレッチ>
出典:https://youtu.be/RtqWEziopZM
頭の筋肉の側頭筋と前頭筋をマッサージして柔らかくしておくことで、眉間が伸びやすくなります。
頭の筋肉のコリが眉間のシワの原因になっているかもしれません。首筋や肩が凝りやすい人も要注意です。
2-3.不安を取り除く
眉間にシワが寄るのは心理的なことも影響しています。心配事や困り事、いら立ちなどといった心理状態で起きやすくなります。これが慢性的になっていると常にシワを作るように収縮させていることになるので、深いシワとなってしまいます。
あまり思い悩まずに自己肯定感を持って、不安を和らげるように心がけます。
まとめ
日ごろの表情の癖はだんだんと消えにくいシワとなって現れます。
自分の癖に気づき、対策をしていくことで眉間のシワを作らない努力をしましょう。
シワになる9つの原因と必ず知っておきたい対策も参照してください。