掻かないようにと思っていても、気持ちの強さだけでは我慢できないのがアトピーのかゆみですね。アトピーの原因はバリア機能の低くなった肌にハウスダストやダニなどが侵入して起こると考えられています。アレルゲン物質はどこにでもあるので影響をまったくゼロにすることは難しく、そのために生活に制限がかかり過ぎても精神的なストレスにつながります。
現在、クリニックによってはアトピーの治療にプラセンタが使用されています。
病院で使用されるくらいですからアトピーにプラセンタが有効なのでしょうか?気になりますね。実はプラセンタはアトピーの方には特におすすめな成分なのです。アトピーに対するプラセンタの効果をまとめてみました。
1.アトピーにはプラセンタが効果がある
アトピーのかゆみが強く、湿疹が長く続く場合は医師による適切な治療が必要です。
まずは薬物による対処療法、アレルゲン対策、保湿によるスキンケアが治療の中心になります。
クリニックによっては治療のひとつとしてヒトプラセンタ注射や豚プラセンタサプリメントが使用される場合があります。
プラセンタにはアレルギー抑制作用があり、アトピーにとても有効なのです。
アトピーはアレルゲンに対して過剰に反応してしまうことで起こりますが、それを抑える効果がプラセンタにはあるのです。
出典 https://www.youtube.com/watch?v=MHI3pckV1L0
2.アトピーになったら
アトピーになったときはまずは自己判断せずに医師に相談しましょう。
軽いアトピーの場合、薄いステロイド剤と保湿剤が塗り薬としてもらえます。かゆみを抑える内服薬も処方されます。
塗っては治り、またかゆみが出てひどくなり、また塗るということを繰り返すことになります。アトピー特有の症状です。これは対処療法なので、根本的に治るには自分の力で治るのを待つしかありません。
ですからクリニックによってはプラセンタ注射をすすめるところもあります。
プラセンタの働きとしては、アレルギー自体の反応を抑えることができるのと、肌の再生が早くなるのでアトピーに有効なのです。ステロイド剤との併用することもあります。また神経の過剰反応を抑えてかゆみを減らすことができます。根本的に治れば対処的なことをせずに済むようになります。
3.アトピーにはプラセンタをどれくらい取り入れればいいのか?
3-1.サプリメントの場合
アトピーのためにプラセンタをサプリメントで取る場合は、プラセンタエキス純末100mgを3ヶ月以上飲んでください。プラセンタエキスではなく、プラセンタエキス純末です。プラセンタエキスは液体ですが、純末はエキスを濃縮して粉末にしたものです。商品パッケージの裏面などに記載してあります。プラセンタの健康食品にはドリンクタイプ、カプセルタイプ、ゼリータイプがあります。効果は形状よりもプラセンタエキス純末の含有量、品質によります。
図 プラセンタエキス純末100mgと表記があり、エキスの換算量が併記されています。
3-2.プラセンタ注射の場合
ヒトプラセンタをクリニックで注射してもらう場合は、週に1~2回を3ヶ月ほど続けます。クリニックによりますが1回2000円ほどです。アトピーでの注射は保険診療外になります。プラセンタの効果とリスクの説明が医師からあり、同意書にサインしてから注射します。プラセンタ注射を一度でも打つと献血が行えなくなりますから注意が必要です。
4.プラセンタの副作用
プラセンタの副作用はごく少なく重篤なものは皆無です。
筋肉注射した場合は鈍重感、吐き気などがあります。注意したいのは点滴注射、静脈注射は未認可の療法であるということと効果も安全性も筋肉注射のほうが高いということです。
またアレルギー反応を抑えることができるプラセンタですが、プラセンタそのものにアレルギー反応を起こす場合も考えられます。プラセンタはペプチド、タンパク質を中心とした成分ですからサプリメントを飲んでいて、かゆみ、発疹などが現れた場合は飲用を中止することが必要です。
まとめ
アトピーが改善に向かうならば何でも試したいというのが普通だと思います。しかし闇雲に試しても効果はありません。プラセンタの正しい知識を持つことでアトピーがよい方向へ向かうことになります。