肌荒れの24の原因|肌が荒れてカサカサする、赤みがあるなど

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肌が荒れるとカサカサしたり、赤みが出たり、乾燥してしまってやっかいですね。
あなたのお肌が荒れてしまっているのにはどんな原因があるのでしょうか。
お肌の荒れの原因は加齢、アレルギー、生活習慣、環境、お手入れ、栄養素が足りない食事などに分けられます。
これらの原因をひとつひとつ解説して、あなたの肌荒れの原因を突き止めていきます。
さっそく見ていきましょう。



1.肌荒れの6分類と24の原因

ひとくちに肌荒れといってもカサカサしたり、赤みが出たり、ニキビが出来たり、痒くなったりと肌荒れにも種類があります。今回は特に女性のカサカサしてくる肌荒れの原因について説明していきます。
原因は大きく6つに分類されます。

  1. 加齢によるもの
  2. アレルギーによるもの
  3. 生活習慣によるもの
  4. 環境によるもの
  5. お手入れによるもの
  6. 栄養が足りない食事によるもの
目次

6分類と24の原因の目次です。大項目をクリックすると、ジャンプしますから気になるところに進んでください。

1-1.加齢によるもの
菲薄化
コラーゲンの減少
女性ホルモンの減少
皮脂量の減少
細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の減少

1-2.アレルギー
花粉症皮膚炎
遅延型フードアレルギー
遅いかぶれ

1-3.生活習慣
肌冷え 血行不良
睡眠不足
過労
生理前
便秘・ガス溜まり
タバコ
ストレス

1-4.環境
乾燥
冷房暖房
紫外線

1-5.お手入れ
過剰な洗顔
化粧を落とさずに寝る

1-6. 食事編
フェリチン鉄不足
ミネラル不足
ビタミン不足
糖化

1-1. 加齢によるもの

まずは加齢による原因から説明します。

1-1-1.菲薄化

菲薄化した肌の画像

菲薄化(ひはくか)とは皮膚が薄くなることです。
表皮が薄くなることで肌のバリア機能が低下し、肌荒れが起こりやすくなります。
菲薄化は年齢を重ねて女性ホルモンのひとつエストロゲンが減少することで起こると考えられています。

1-1-2.コラーゲンの減少

年代別肌のコラーゲン量の画像

女性ホルモンのひとつ、エストロゲンが減少することや、紫外線によるコラーゲンの破壊によって真皮層のコラーゲンの密度が低下します。
写真のようにコラーゲンの密度は年齢とともに低下していきます。
コラーゲンが減少することで肌の弾性がなくなり、肌がたるむようになります。

1-1-3.女性ホルモンの減少年代別の女性ホルモン分泌量の画像

女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで肌が薄くなり、外部からの刺激に対応する力が弱くなって肌荒れが起こります。さらにコラーゲンが減少してたるみができるようになり、お肌の見た目にもシワが目立つようになります。

1-1-4.皮脂量の減少

皮脂の分泌量の画像

30代ころから自分の力で肌の皮脂膜を作ることができない女性が増えてきます。
さらに40~50代にかけては皮脂量が急激に減少していきます。
皮脂膜が作れなくなると乾燥が進み、肌が荒れるようになります。

1-1-5.細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)の減少

細胞間脂質、天然保湿因子の画像

肌の潤いを保つ成分には皮脂の他に細胞間脂質(セラミドなど)、天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)があります。
まず細胞間脂質は肌からの水分の余分な蒸散を防いで、外気の乾燥から守っています。
そして天然保湿因子は肌の細胞が潤いを保っていられるように働いています。
加齢によりこれらの潤い成分が減少することで、水分の蒸散が抑えられなくなり、肌が乾燥して肌荒れします。

1-2. アレルギー

続いてアレルギーによる肌荒れについて紹介します。

1-2-1.花粉症皮膚炎

花粉症で、肌が荒れるのは花粉症皮膚炎(かふんしょうひふえん)と呼ばれる、顔や目の周りがかゆくなる症状です。

花粉症で肌荒れする部位の画像

普段のときよりも花粉の季節は肌荒れが起こりやすくなります。
特に目、鼻、頬、口元、額などが粉っぽくなる、ひりひりする、赤みがでる、皮がむけるなどの症状が起こりります。

乾燥肌、敏感肌は花粉で肌荒れするの画像
そして、もともとの肌質が乾燥肌の人や、敏感肌の人は普通肌、脂性肌、混合肌の人に比べてより肌荒れを起こしやすくなります。

1-2-2.遅延型フードアレルギー

フードアレルギーの画像

食べ物からアレルギーが起こることは一般的によく知られています。
アレルギーのある食品や卵、蕎麦、甲殻類を食べてすぐにアレルギー症状がでる場合は「即時型アレルギー」です。
これの他に症状がゆっくりと出る「遅延型アレルギー」があります。
食後数時間から数週間かけてゆっくりと肌荒れなどの不調が起こるため、アレルギーだと気がつかない場合があります。

1-2-3.遅いかぶれ

かぶれを起こす物の画像

「遅いかぶれ」と呼ばれるアレルギーは1日後からはじまり、2週間程度続きます。
数分で痒くなる「早いかぶれ」とは違って、原因が分かりにくい特徴があります。
化粧品や塗り薬、金属などによって遅いかぶれが起こります。

1-3. 生活習慣

日常の生活していくなかで行っている習慣によって肌荒れが起きていることもあります。
順を追って解説していきます。

1-3-1.肌冷え 血行不良

寒そうに家事をする女性の画像

皮膚の温度が下がる「肌冷え」も肌荒れの原因になります。
表面が冷えることによってバリア機能も低下して、外気からの刺激に弱くなります。
血流も悪くなるので肌がくすんで見え、透明感が失われます。

1-3-2.睡眠不足睡眠時間と肌水分蒸散量の画像

睡眠不足だと肌が荒れるのはよく知られています。
ポーラが行った実験によると、6時間の睡眠を取った朝よりも、3時間しか睡眠が取れなかった朝は肌からの水分の蒸散が多くなるということがわかりました。
寝る時間が短いと、肌のバリア機能が低下してしまい水分の蒸散が多くなり肌が乾燥します。

1-3-3.過労

働く女性の画像

働き過ぎも肌荒れの原因になります。
長い時間働いて、体にストレスが溜まるとコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。
このコルチゾールはコラーゲンが作り出されるのを抑えて、肌のたるみや乾燥を起こしやすくします。

1-3-4.生理前

生理周期とニキビの画像生理の10日~3日前に肌が荒れるのはPMSによるものです。
生理前の黄体期に女性ホルモンのひとつプロゲステロンの分泌が多くなって、肌が脂っぽくなり刺激にも反応しやすくなります。ニキビや蕁麻疹も出来やすくなります。
生理期間中は一気にプロゲステロンが減ることで肌が乾燥しやすくなります。
言葉 PMS:月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん:英Premenstrual Syndrome)

1-3-5.便秘・ガス溜まり

便秘で肌荒れする画像

便秘によって便が腸に留まることによってアンモニアや硫化水素などの有害物質が腸壁から吸収されて血液に移ります。
有害物質は肝臓で分解されたり、肌もともとが持っている浄化作用で汗や皮脂に混じって排出されますが、その度合いを超えると肌が荒れるようになります。

1-3-6.タバコ

タバコでビタミンCが失われるイラストの画像

タバコ1本を吸うだけで約25~100mgのビタミンCが失われます。
さらにニコチンやタールなどが沈着して肌の色や唇の色がくすみがちになり、肌本来の色が失われます。
たばこを吸っていると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少し、平均で2年閉経が早まります。

1-3-7.ストレス

活性酸素が発生する要因の画像

人間関係や仕事のストレスも肌に影響を与えます。
ストレスを感じるとホルモンの分泌が変化したり、体内の活性酸素が増えたり、副腎にあるビタミンCが急激に減少したりします。その結果肌荒れが起こります。

1-4.環境

生活している環境によって肌荒れが起こることがあります。

1-4-1.乾燥

湿度と肌水分の画像

肌の水分量は外気が乾燥すると合わせるように低くなります。
外気の湿度が低くなることによって、肌の水分も蒸散してしまうのです。
10月から3月にかけては空気が乾燥していますから、肌がカサカサしやすくなっています。

1-4-2.冷房暖房

温度と湿度の画像

冬場に暖房すると空気が乾燥します。
これは温度が上がると相対湿度は下がるからです。
エアコンで暖房していると加湿がされずに空気が乾燥して肌が乾きやすい状態が作られます。
加湿器を置いて乾燥対策を行いましょう。

1-4-3.紫外線

紫外線と肌の炎症の画像

日光にあたると赤くヒリヒリとなるのは紫外線B波による炎症です。
紫外線B波はコラーゲンなどがある真皮層までは届きませんが、皮膚細胞の遺伝子が傷ついてシミやシワの原因となります。
紫外線A波は真皮層まで届いてコラーゲンにダメージを与えて、深いシワや肌弾力の低下、たるみなどを引き起こします。
日焼け止めクリームをマメに塗るようにします。

1-5.お手入れ

お手入れの仕方を間違っていたり、あなたに合わなかったりして肌荒れになっているのかもしれません。
洗顔方法や化粧品をもう一度見直してみましょう。

1-5-1.過剰な洗顔

洗面所の画像

洗顔をし過ぎて肌を守る成分を落とし過ぎても肌荒れが起こります。
洗顔することによって細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)、皮脂が流されてしまうからです。
朝は水洗顔のみにして、肌から保湿の成分を逃さないようにします。

1-5-2.化粧を落とさずに寝る

メイクを落とさず寝た理由の画像

メイクをしたまま寝ることは肌荒れの大きな原因のひとつです。
化粧品に含まれていた油分などが酸化して、肌が炎症を起こしてしまうからです。
長時間放置すると粒子が毛穴や皮脂腺に詰まるので、肌がザラザラしてきます。
女性の約半数がメイクを落とさずに就寝してしまった経験があって、「疲れているから」、「面倒だから」という理由が挙げられますが、どんなに疲れていてもメイクは落としてから寝るようにします。

1-6.食事編

栄養の不足している食事が肌荒れの原因となっている場合があります。
食事をしっかり摂っているつもりでも特定の栄養素が不足していることもあります。

1-6-1.フェリチン鉄不足

フェリチンの画像

半数の女性がフェリチン不足と言われています。
フェリチンとは貯蔵鉄のことで、ヘモグロビン値による通常の貧血の検査では不足が発見できません。
貧血の症状がない場合でもフェリチンの鉄は不足していることがあります。
フェリチンが不足すると肌荒れ、うつ、睡眠障害、疲労感などの症状が現れます。

1-6-2.ミネラル不足

牡蠣の画像

亜鉛、マンガン、マグネシウム、銅、イオウ、ヨウ素はお肌に必要なミネラルです。
不足するとコラーゲンの生成が少なくなって肌のハリや弾力が失われます。
不足しやすいミネラルは魚介類に多く含まれていますから、魚や貝、海藻を取るようにします。

1-6-3.ビタミン不足

果物の画像

ビタミンが不足しても肌荒れが起こります。
ビタミンA、ビタミンB類、ビタミンCはお肌にとって大切なビタミンです。
ビタミンAが不足するとカサカサし、ビタミンB類が不足するとひび割れやニキビなどが起こります。

1-6-4.糖化

糖化の画像

たんぱく質と糖が結びつくことを糖化といいます。
糖化によってできた物質はAGEと呼ばれ分解されにくく、長く肌に残ります。
肌の内側で糖化するとくすみの原因となります。
ブドウ糖よりも果糖のほうが糖化しやすい特徴があります。

まとめ

あなたの肌荒れの原因が見つかりましたか?
原因がはっきりすることで対処方法を知ることもできます。
生活習慣で肌が生まれ変わる!肌荒れを改善する9つの方法も参照してください。

きめやか美研 通販部

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