メイクの仕上がりを左右するのがベースメイクです。ベースメイクがキレイに仕上がっていると、アイメイクやリップメイクが手抜きでもきちんとした印象を与えます。しかしベースメイクが崩れてしまっていると、それだけで残念な印象になってしまいます。
とはいえ、朝から時間をかけて仕上げたのに、お昼頃にはベースメイクが崩れてしまっているという経験を持つ人も少なくないはず。どうしたらベースメイクをキレイな状態に保つことができるのでしょうか。
ここでは、崩れないベースメイクの作り方のコツをご紹介します。
1.ベースメイクとは?
メイクにはベースメイクとポイントメイクとがあります。ポイントメイクとは、アイメイクやリップメイク、チークなど色物メイクのことをいいますが、ベースメイクとはその土台となる部分のメイクのことをいいます。
具体的には、化粧下地からファンデーション、そしてフェイスパウダーまでがベースメイクに入ります。それぞれの役割をみていきましょう。
- 化粧下地
化粧下地はベースメイクの最初に、つまりファンデーションの前に使用するものです。肌のコンディションを整えたり、ファンデーションに含まれている肌に負担になる様々な成分から肌を守ってくれたりする働きがあります。
省略している人も少なくないアイテムでもありますが、化粧下地にはファンデーションが崩れるのを防ぐ働きもあり、ベースメイクのもちを良くするためには欠かせないアイテムです。 - ファンデーション
ベースメイクの主役ともいえるのがファンデーションです。肌の色を補正したり、シミや毛穴を目立たなくしたりする働きがあります。ファンデーションにはいろんな種類がありますが、大きくリキッドファンデーションとパウダーファンデーション、クリームファンデーションの3つに分けることができます。 - フェイスパウダー
リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使用する場合に、ベースメイクの仕上げに使います。ベースメイクの崩れを防いだり、肌に艶を与えたりして、メイクの仕上がりを美しくします。
2.ベースメイクをする前に
ベースメイクをする前にはスキンケアで肌の土台を整えることが欠かせません。肌の土台作りが不十分だと、メイクが崩れやすくなってしまいますので、土台作りはしっかりと行ってください。
ベースメイクの前の肌の土台作りとしては、まずは洗顔後の肌に化粧水でたっぷり潤いを与え、その後、乳液で保湿します。乳液はベタつくから使用しないという人もいますが、乳液で保湿しておかないと肌は乾燥してしまいますので、メイクのもちを良くするために必ず使用するようにしましょう。また必要に応じてクリームも使用します。特に乾燥肌の人や乾燥しやすい目元・口元は、クリームで保湿してあげましょう。
乳液やクリームで肌を整えた後は、油分をティッシュオフしてからメイクを始めます。そうすることで、油分が多すぎることでメイクが崩れてしまうのを予防することができます。
このようにして肌の土台を整えておくと、メイクのノリが良くなりますから、ベースメイクの仕上がりに差がつきます。
2-1.ベースメイクの手順
ベースメイクの手順をご紹介します。
<パウダーファンデーションを使用する場合>
基礎化粧品→化粧下地→パウダーファンデーション
<リキッド・クリームファンデーションを使用する場合>
基礎化粧品→化粧下地→リキッド・クリームファンデーション→フェイスパウダー
日焼け止めを塗る場合は、化粧下地の前に塗るようにします。
オイリー肌の人はパウダーファンデーションが向いています。
乾燥肌の人はリキッド・クリームファンデーションが向いています。
お悩みによってファンデーションを選ぶ方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
理想の肌質に見える!自分に合ったファンデーションの選び方参考にしてください。
3. 化粧下地の選び方
化粧下地にはいろんな種類があります。肌にくすみや色ムラがある人は、肌色を整えてくれるものを選ぶと、肌色がキレイに仕上がります。また乾燥肌の人は乾燥を防ぐ美容成分が配合されているものを選ぶと、肌がカサついたり、シワっぽくなったりするのを防ぐことができます。
化粧下地の中には、紫外線カット成分が配合されているものもありますから、そういうものを選ぶと紫外線対策もできて一石二鳥です。
カラーコントロール効果のある化粧下地を選ぶ場合は、自分に合ったカラーを選ぶことが大切です。
- シミやそばかす、肌の赤みが気になる人は「イエロー」
- 赤ら顔やニキビ跡が気になる場合は「グリーン」
- 黄くすみが気になる人は「ブルー」
- 肌がくすみやすい人や血色が悪い人は「ピンク」
- 肌に透明感を与えたい人は「パープル」
3-1.おすすめの化粧下地
ベースメイクの崩れを防ぐおすすめの化粧下地を3点ご紹介します。
ランコム ラ バーズ プロ カラー コレクター
肌色を補正し、透明感を引き出してくれる化粧下地。
日本人女性の肌質に合わせて開発された下地なので、肌に自然に馴染んでくすみ肌や疲れ肌をヘルシーに見せてくれます。
価格:5,800円(税抜) 全4色
出典:http://www.lancome.jp/
ソフィーナ プリマヴィスタ 毛穴・色ムラカバー化粧下地
毛穴や肌の色ムラをカバーしてくれる化粧下地。
保湿成分配合で肌に潤いを与えつつ、ベースメイクの崩れを防ぎ、夕方までキレイを持続させます。
価格:ノープリントプライス
出典:http://www.sofina.co.jp/
ポール&ジョー ボーテ プロテクティング ファンデーション プライマーS
みずみずしい肌に仕上げてくれる化粧下地。
SPF42 PA+++ と、紫外線カット効果も高いので、この1本で肌の状態を整えつつ紫外線対策もできます。
価格:3,500円(税抜) 全2色
出典:http://www.paul-joe-beaute.com/
4.ファンデーションの選び方
ベースメイクの主役ともいえるファンデーションですが、種類が多すぎてどう選んだらいいのか分からないという人も少なくないと思います。
基本的にはファンデーションは肌質で選ぶのが失敗しないコツです。ファンデーションが崩れやすいオイリー肌はパウダーを、乾燥肌の場合はリキッドファンデーションやクリームファンデーションを選ぶようにすると、ベースメイクのキレイが持続します。
4-1.おすすめのファンデーション
パウダーとリキッド、クリーム、それぞれのファンデーションのおすすめをご紹介しますので、なかなかお気に入りのファンデーションに出会えないという人は、この中から選んでみましょう。
<パウダーファンデーション>
ディオール スノールミナス パーフェクト ファンデーション
肌に透明感を与えて雪肌のような仕上がりになるファンデーション。
肌のくすみや欠点はきちんと補正しつつ、一日中キレイを持続します。
価格:7,560円(税込)
出典:https://www.dior.com/
シャネル ペルフェクシオン ルミエール エクストレム コンパクト
汗や皮脂を吸収するパウダー配合で、夏場でも崩れません。
毛穴や気になる肌の悩みをしっかりとカバーし、マットな仕上がりを長時間キープします。
価格:ノープリントプライス
出典:https://www.chanel.com/
<リキッドファンデーション>
RMK リクイドファンデーション
おすすめのリキッドファンデーションといったらRMKというくらい、美容マニアの間ではよく知られたファンデーションです。
リキッドファンデーションなのに薄付きで、それでいて気になるところはしっかりとカバー。みずみずしく透明感のある肌に仕上げます。
価格:4,860円(税込)
出典:http://www.rmkrmk.com/
レブロン カラーステイ
数々の美容メディアで上位ランクインする24時間落ちないと話題のリキッドファンデーション。
皮脂をコントロールしつつ潤いを与えるのが特徴で、乾燥肌でも使用できます。真夏の炎天下でも落ちないと口コミ評価も高いプチプラなのに優秀なファンデーションです。
価格:2,160円(税込)
出典:
https://www.revlon-japan.com/
<クリームファンデーション>
スック エクストラ リッチ クリームファンデーション
乾燥しないのに崩れないと話題のクリームファンデーション。
時間の経過とともに艶感が変化し、いつでもキレイな肌を演出できます。保湿成分として12種類の日本産美容エキスを配合。しっとりと潤いのある肌に仕上げます。
価格:10,800円
出典:http://onlineshop.suqqu.com/
セザンヌ クリーミィファンデーション
肌のくすみを自然にカバーしつつ、艶肌に仕上げてくれるクリームファンデーション。
潤い成分配合で肌の乾燥を抑え、しっとり肌に仕上げてくれます。クリームファンデーションにありがちな厚塗り感はなく、自然な仕上がりでありつつ、プチプラというのが魅力のファンデーションです。
価格:734円(税込)
出典:http://www.cezanne.co.jp/
5.フェイスパウダーの選び方
リキッドファンデーション、クリームファンデーションの後に使用するフェイスパウダー。フェイスパウダーは、肌色を良くみせてくれるだけでなく、ベースメイクのもちを良くするためにも欠かせないアイテムです。
フェイスパウダーを選ぶ際に注意したいのは色選びです。肌を明るくしたいからと白っぽいものを選ぶ人もいますが、付けた時に浮いてしまうことがあるので気を付けましょう。フェイスパウダーは肌に自然となじむ色を選ぶのがベースメイクを美しく仕上げるコツです。
5-1.おすすめのフェイスパウダー
フェイスパウダーの種類が多すぎて何を選んだらいいのか分からないという人のために、おすすめのフェイスパウダーを3つご紹介しますので、フェイスパウダー選びの参考にしてみてください。
エレガンス プードル オートニュアンス
全6色展開で、「セミマット」と「艶」、好みの仕上がりから選ぶことができるエレガンスのフェイスパウダー。
ベースメイクの仕上げに使用することで、肌に透明感を与えます。毛穴など気になる部分はしっかりとカバーしつつ、汗や皮脂によるメイクの崩れを防ぐので、つけたての美しさが持続。思わず触れてみたくなるような肌が実現します。
価格:10,800円(税込)
出典:http://www.elegance-cosmetics.com/
カネボウ フェースアップパウダー ミラノコレクション
カネボウから毎年発売されるフェースアップパウダー。
レンゲソウエキス・ヒアルロン酸・ローヤルゼリーなどの保湿成分配合で、サラサラ仕上げなのに肌から潤いを奪いません。肌色を明るく見せてくれ、長時間キレイを持続します。
価格:12,960円(税込)
出典:http://www.kanebo-cosmetics.jp/
キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー
ふわふわの肌に仕上げてくれると口コミ評価も高いキャンメイクのフェイスパウダー。
プチプラでありながら、アットコスメのランキングでも上位に入賞している実力派パウダーです。毛穴や色ムラなどをカバーしつつ、明るい肌色に整えてくれます。
価格:1,015円(税込)
出典:http://www.canmake.com/
6.崩れないファンデーションの塗り方
ベースメイクのもちを良くするためには、ファンデーションの塗り方にも気を配る必要があります。ファンデーションの塗り方によってはファンデーションが崩れやすくなることもありますし、ファンデーションを崩れにくくすることもできるからです。
パウダーファンデーションとリキッド・クリームファンデーション、それぞれの崩れない塗り方をご紹介します。
6-1.パウダーファンデーションの塗り方
パウダーファンデーションを塗るときは、顔の中心から外側に向かって塗っていくようにします。
塗る順番としては、まずは両頬、続いて、おでこ→鼻筋→小鼻→口周り→目の周りという風に塗っていきます。小鼻や目の周りなどを塗るときにはファンデーションを新たに足すのではなく、パフに残っているファンデーションを使って仕上げてください。(ブラシを使用する場合も同様です)
パウダーファンデーションを上手に塗るコツは、パフを肌表面を滑らせるようにして塗っていくことです。小鼻などの狭い範囲を塗るときには、パフで軽く抑えるようにして仕上げます。(ブラシで塗る場合は、顔の内側から外側に向かってくるくると円を描くような感じで塗っていってください。)
6-2.リキッド、クリームファンデーションの塗り方
リキッドファンデーションやクリームファンデーションを塗る場合は、まず手のひらにファンデーションを適量とり、それを両頬・おでこ・鼻・あごなどの広い場所にちょんちょんとのせます。
その後、ファンデーションをパフやブラシで伸ばしていきますが、この場合も顔の中心から外側に向かって放射線状に伸ばしていってください。パフを使って伸ばす際に注意したいのが肌をこすらないことです。肌をこすると肌に負担を与えますので、パフは肌表面を滑らせるようにして塗っていきます。
ファンデーションが溜まりやすい小鼻の横、目元は丁寧に薄くのばし、パフなどでポンポンと軽く叩いてメイクの崩れを防ぎましょう。
そして、顔全体をティッシュで軽く抑えた後に、フェイスパウダーで仕上げます。
まとめ
ベースメイクはまずスキンケアで肌をしっかりと整えた上で化粧下地を塗ってから、ファンデーションで仕上げると崩れにくくなります。さらに化粧下地やファンデーション、フェイスパウダーは肌質に合わせて崩れにくいものを選び、ファンデーションの正しい塗り方をマスターすることでキレイなベースメイクを持続させることができますよ。ぜひお試しくださいね。