肌の色を補正して、自然に仕上げてくれるパウダーファンデーション。リキッドファンデーションより自然に仕上がることから利用している人は多いようです。しかし、「ファンデーションが崩れやすい」「厚塗りになる」「ムラができる」など、パウダーファンデーションがうまく塗れないという悩みを抱えている人も少なくありません。もし、そんな悩みを抱えているなら、ファンデーションをブラシで塗るのをオススメします。ブラシを使うと、ふんわり自然にファンデーションを仕上げることができますよ! ここでは、パウダーファンデーションをブラシを使って自然に仕上げるテクニックをご紹介していきますので、「うまく塗れない!」という人は参考にしてみてください。
1. パウダーファンデーションはブラシがオススメ
パウダーファンデーションを購入すると、一緒に付いてくるのはパフですから、パウダーファンデーションはパフで塗るものと思っている人は少なくないと思います。しかし、キレイな仕上がりを目指すなら、パウダーファンデーションはブラシで塗るのがオススメです。 パウダーファンデーションをブラシで塗ると、
- パフよりもキレイに塗れる
- パフで塗るようなムラができにくい
- 厚塗りにならない
- 素肌っぽい自然な仕上がりになる
- 肌表面の細かい溝をキレイに仕上げることができる
- 自然なツヤ肌に仕上がる
といったメリットがあります。 つまり、パフで塗るときに起きがちな「厚塗り」や「ムラ」などもできにくく、仕上がりがキレイになりやすいんです。ですから、パウダーファンデーションはブラシで塗るのがオススメです。
1-1.ブラシの選び方
メイクの際に使用されるブラシの毛には人工毛・天然毛・混合毛と3種類ありますが、パウダーファンデーションに適しているのはヤギやポニー、ウマなどの毛でできた天然毛です。人工毛に比べてやわらかいので、パウダーを自然な感じで肌にのせていくことができます。 ファンデーションブラシの穂先については、メーカーによって異なり、毛束が斜めにカットされているものもあれば、まっすぐ平行にカットされているもの、また穂先が揃ってなく丸くなっているものがあります。 どの形のものを選ぶにしても、ブラシを選ぶ際には毛を肌にあててみて質感を必ず確認するようにしてください。もし肌にあててみてチクチクするようであれば、肌にとって負担になるということですから、オススメできません。 肌に負担をかけながら使用をしていると、ファンデーションがうまくのらないばかりか肌荒れの原因になってしまうこともあります。ですから、ブラシは肌に当ててみた時にチクチクしない、優しい肌触りのものを選ぶようにしてください。
2.オススメのパウダーファンデーションブラシ
肌に優しくてファンデーションがのりやすい、オススメのパウダーファンデーションブラシをご紹介していきます。
丹精堂 熊野筆フェイスブラシ E 33
毛先をカットしない技法でつくられた筆です。肌触りがよく、滑らかな毛先で肌をナチュラルに仕上げてくれるブラシです。毛のボリュームとコシがあるので、仕上げに残っている余分なパウダーファンデーションをキレイに払ってくれます。
通常価格 13,608円(税込)
出典:http://www.tanseidoshop.com/
資生堂 ファンデーションブラシ131
パウダー・固形乳化・リキッド・クリームタイプのファンデーションに使うことができるオールマイティなブラシです。斜めフラット面の形状が顔の凹凸にフィットするので透明感のある美肌に仕上げることができます。
通常価格 1,944円(税込)
出典:http://www.shiseido.co.jp/
エスプリーク ファンデーションブラシ
パウダーやリキッドなど様々なタイプに対応したファンデーション用ブラシで、肌あたりの心地よさに優れています。ひと塗りで毛穴をしっかりとぼかし、きめ細やかな美膜を作り出すことができるのが特徴です。何度もファンデーションをブラシに取る必要がないため、ベースメイクをスピーディーに仕上げることができます。
販売価格 1,166円(税込)~
出典:https://esprique.com/
ディオール バックステージパウダー ファンデーションブラシF
フランスの老舗美術用筆メーカー「ラファエル社」とコラボレートしたパウダーもしくはパウダーファンデーション専用のブラシです。高品質のマキノポニー毛をブレンドして丹精込めて作られたこのブラシを使うと、肌の表面を極限までなめらかに整えることができます。
通常価格 8,640円(税込)
出典:Dior公式サイト
クリニーク パウダーファンデーションブラシ
ファンデーションがムラなく均一につくと評判のブラシです。頬や額などはブラシの全体を使ってサッと、目もと・口もと・鼻の周りなどはブラシの端を使って伸ばすとキレイに仕上がります。パウダー付属のブラシと比べて、つけ心地が良くワンランク上の仕上がりになります。
通常価格 4,320円(税込)
出典:http://www.clinique.jp/
ザ・ダイソー 春姫ファンデーションブラシ
口コミで人気のザ・ダイソーのブラシです。毛はナイロン製の人工毛ではありますが、その分お手入れがラクという声も多く聞かれます。毛量がたっぷりのブラシのため、肌全体にファンデーションを均一にのせることができるのが特徴です。ふわふわした感触でチクチク感がなく、肌あたりが良いと評判です。
通常価格 216円(税込)
出典:ダイソー
3. ブラシを使ったパウダーファンデーションの塗り方
では、ブラシを使ったパウダーファンデーションの塗り方を説明していきます。
- まず、肌表面にメイク下地を均一に塗ります。
- ブラシにパウダーファンデーションを取ります。(ファンデーションの表面を3回ほど軽くすべらせるとブラシに適量のファンデーションが取れます。)
- ブラシを顔の中心に当て、大きならせんを描きながら外側に向かって伸ばしていきます。
- 頬が終わったら、額にファンデーションを塗ります。額も中心から両外側に向かってらせんを描きつつ、ファンデーションをのせていきます。
- その後、鼻周り→目の周りの順番でのせていきます。鼻や目の周りはブラシに残ったファンデーションを使って、鼻は上下に、目の周りは左右にブラシを細かく動かしながらなじませていってください。
4. ブラシのお手入れ方法
パウダーファンデーションは清潔なブラシを使ってはじめてキレイな仕上がりになります。ですから、使ったブラシは定期的にお手入れをするようにしてください。
毎回のお手入れ方法
手のひらでブラシの表面をはたいてパウダーをしっかりと落としていきます。パウダーがなかなか落ちきらない時は、テッシュをテーブルに敷いてブラシの表面を滑らせて拭き取ります。この際に強く擦りつけてしまうとブラシを傷めてしまいますので、優しく拭き取るようにしてください。
随時のお手入れ方法
ブラシのニオイが気になってきたり、毛にダマができてきたりした場合は、ぬるま湯で優しく洗うようにしましょう。ブラシにお湯を十分に浸けてから、泡立てた石鹸(無香料のもの)を根元から穂先までしっかりとなじませていきます。それから熱めのお湯で振り洗いをしましょう。 石けんなどの洗浄成分がブラシに残ったまま使用すると、劣化が進んだり使用感が悪くなったりすることがありますので、しっかりとすすぐようにしてください。 十分すすいだ後は、根元から穂先に向かって櫛をかけていきます。少しずつ回転させることで均一に櫛をかけることができます。その後、タオルなどで水気をしっかりと取り、陰干しします。早く乾かそうとして直射日光に当てたり、ドライヤーで乾かしたりすると、毛が弱くなるので必ず陰干しで自然乾燥させるようにしてください。
5.気をつけたいこと
ブラシでパウダーファンデーションを塗ると、パフで塗るよりもキレイで素肌っぽく仕上がりますが、いくつかの注意点があります。 まず、ブラシで塗った方がファンデーションの減りが早いという点です。ですから、ファンデーションの購入ペースが少し早くなることは覚悟しておいてください。 また、ブラシは毎日使うので雑菌の温床になりやすいという点も覚えておきましょう。使用後に毎回のお手入れをしなかったり、定期的に洗ったりしていないとファンデーションブラシに雑菌が繁殖しやすくなります。汚れたブラシを使い続けるということは、ファンデーションと一緒に雑菌をつけることになりますので、肌トラブルの元となります。ですから、ブラシは常に清潔にしておくように心がけることが大切です。
まとめ
パウダーファンデーションの仕上がりに満足できない場合は、ファンデーションブラシを使って塗ってみてください。パフで仕上げていた時と違った仕上がりに驚かされるはずです。ぜひ、いくつかのブラシの使用感を試してみて、自分にピッタリのブラシを選んでくださいね。