プラセンタサプリの副作用とは？体に及ぼす影響は？

アンチエイジングにいいと注目されているプラセンタサプリですが副作用はないのでしょうか。効果があるといわれている成分だからその副作用についても気になります。
よくあるのは朝、すごく早く目が覚めてしまったり、まだ深夜ではないのにすごく眠くなってしまうことです。
プラセンタサプリの副作用についてまとめてみました。

１．プラセンタサプリの副作用

プラセンタサプリについて副作用の報告はありません。
正確には副作用とは医薬品において使われる言葉ですから、健康食品であるサプリメントに副作用ということばは使いません。
ですが、健康食品として錠剤やカプセル剤などの形をしていて、何らかの効果があれば副作用もあるのではと考えるのが普通ですね。
プラセンタ自体はもともと副作用の心配の少ない成分です。

２．副作用とは言えないが体に起こる変化

プラセンタサプリを飲んで副作用とは言えないまでも、体に起こる変化をリストアップしてみます。

朝早く目が覚める
いつもより早く眠くなる
眠りが深くなる・浅くなる
生理の量、周期に変化が起こる
顔・頭皮の皮脂が増える
ニキビが増える・減る
疲れにくくなる
二日酔いしにくくなる
肌に潤いが出る
冷えが楽になる
お通じがゆるめになる

など、体の変化が起こります。

２-１．プラセンタによる眠気

睡眠に対しては割と早く変化が起こることがあります。
プラセンタサプリを飲み始めてから、夜８時に眠くなってしまったり、朝５時に目が覚めてしまったりします。
夜中にもぱっと起きてしばらく眠れなくなってしまったりするなど睡眠が浅くなったりします。
逆にしっかりと眠れて朝起きるのが楽になったなど睡眠の変化には個人差があります。
これは本来人間が持っている体内リズムに戻ろうとしていると考えられていて、しばらくすると慣れて今までどおりの睡眠パターンになります。

２-２．プラセンタと生理

プラセンタは更年期の女性では、上がりかけた生理が戻ってくるなどの効果があるので生理に関してはいつもよりしっかりとした生理になることで重くなったり、生理痛が強いと感じる場合もあります。また生理が早く来る場合もあります。
しかし一方で生理痛が軽くなる人もいて、生理不順にも効果があります。
生理周期は間隔が長くあいてしまっていた人がプラセンタによって２８日の正常なリズムに戻ったり、大型のナプキンを使用しなければならないほど経血の多い人がプラセンタの飲用によって経血の量が減り普通サイズのものでよくなったりします。
生理中は寝込んでしまうほど重い人も、普段の日のように動けるようになります。
原因はプラセンタを飲むことでホルモンのバランスが調整されるのではと考えられています。
生理の量が増えたり、早まったりした場合で数カ月たっても正常にならない場合はお医者様に相談してみましょう。

２-３．プラセンタと皮脂

プラセンタを飲むと体の皮脂量が増えます。
顔でも皮脂量が増えますので、普段から乾燥気味の人には化粧のりがよくなったり、肌艶がよくなるなどの効果があります。
３０代以降になると皮脂の分泌が減って、自分の皮脂膜で肌を守るちからが弱まります。そこへプラセンタによって皮脂の分泌が盛んになりますから自分の力で肌に潤いが生まれてきます。
プラセンタによって皮脂の量が増えることは良いことと捉えるべきでしょう。

参考：金沢大学大学院の吉川智香子さんのデータより

２-４．プラセンタとニキビ、吹き出物

プラセンタによって皮脂の分泌が盛んになることでニキビや吹き出物ができてしまう場合があります。
思春期のように代謝が戻ってきたと考えてもいいでしょう。
皮脂の分泌が盛んになって吹き出物ができる場合がありますが、毛穴で細菌が繁殖しなければニキビにはならずに脂肪の塊のような感じに見えます。
細菌が繁殖するとニキビになります。プラセンタで吹き出物やニキビができた場合はいったん飲用をやめて、治ったらプラセンタの量を半分にして、あるいは２日に１度にして飲むのを再開します。
あなたには効果が強く、量が多かったのかもしれません。

２-５．プラセンタと疲労感

プラセンタを飲んでしばらくするとなんだか疲れが軽くなったと感じるようになります。
肩こりが取れたり、倦怠感がなくなったりします。
特にビタミンＢ類とプラセンタは相性がよく、疲れたと感じたときに飲むことで翌日までその疲れを持ち越さずに済みます。
プラセンタは慢性的な疲労感に効果があります。

２-６．プラセンタと二日酔い

プラセンタは肝臓の働きも助けるため、悪酔いや二日酔いの予防やなってしまったときの改善に効果があります。
飲酒前と飲酒後にプラセンタを飲んでおくと、翌日の二日酔いを防ぐことができます。
とはいってもプラセンタの効果を超えて限界量以上のアルコールを飲んでしまってはいけません。

２-７．プラセンタと潤い

プラセンタを飲んで肌の潤いを感じる人はある程度います。
肌に関しては変化をあまり感じない人もいます。
効果のある人は肌のハリ感やうるおいを感じて、いままでと違うことがはっきりとわかります。
肌に効果を感じない人は、プラセンタが他の部分に効いていると考えてもいいでしょう。
プラセンタはその人の一番弱いところから効いてくると言われていて、お肌のうるおいよりも他に効いている部分があるのかもしれないと考えましょう。

２-８．プラセンタと冷え

プラセンタは冷えも改善します。厚手の靴下を履かないといられなかったのに今年はそうでもないと感じるなどの変化が起こります。これも個人差があって感じる人とそうでもない人がいます。寒い時は防寒をしっかりとして、体温を逃さないようにすることが大切です。

２-９．プラセンタとお通じ

プラセンタは便秘の方ですんなりお通じが出るようになることもあります。
普段が正常な人にはあまりこの効果は感じません。
便秘薬ではありませんので続けて飲用しても問題ありませんし、正常の方が下痢をしてしまうこともありません。

２-１０．プラセンタとアレルギー

プラセンタは豚か馬の胎盤ですから、たんぱく質にアレルギーのある方、豚や馬のアレルギーの人は注意が必要です。
アレルギー体質に効果のあるプラセンタですが、プラセンタ自体をアレルゲンとして体が反応してしまうこともゼロではありません。これは食品であればどれでも同じことが言えます。
プラセンタでアレルギーが起こるとすると蕁麻疹などが考えられますから、現れた場合は飲用を中止して、医師に診てもらうようにします。

３．プラセンタサプリの種類

プラセンタサプリには錠剤やカプセル剤、ゼリータイプやドリンクタイプがあります。
粒などを飲むのが苦手でなければ錠剤やカプセル剤はお手頃で続けやすいです。
ゼリータイプは味も楽しめるように作られていて、おいしく続けることができます。
ドリンクタイプは比較的高価ですが、内容成分の豊富なものが多いのが特徴です。

３-１．形状による効果・副作用の違いはない

プラセンタサプリ、ドリンク、ゼリーなどの形状の違いによっての効果・副作用の違いはありません。
選ぶ場合はご自身で続けやすいものを選ぶようにしましょう。
むしろ体に変化があるのはプラセンタの純度と含有量です。

３-２．プラセンタの含有量による変化

プラセンタサプリのプラセンタの含有量が高いほど効果と体の変化が起こります。
プラセンタの含有量が多ければ当然効果も高く、その分体に起こる変化も頻度が高くなります。
まったく何も変化が起こらないのは薄まったプラセンタを飲んでいるのかもしれません。
またプラセンタの純度も大切でプラセンタエキスよりプラセンタ純末のほうが同じ量であれば効果が高くなります。
プラセンタ純末はプラセンタエキスから余分な水分を飛ばした固形分のことです。
効果を早期に感じたければプラセンタの純度と含有量の高いものを選びます。

プラセンタの1日の摂取量は100ｍｇ！知って得する本当のことも参照してください。