日本酒は飲むだけではない!化粧品の美肌効果と活用術

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新たな美容成分がどんどん登場してきている中、日本酒の美肌効果が見直されつつあります。今でこそ、ドラッグストアや通販などでは、さまざまな成分が配合されている化粧品が販売されるようになっていますが、その昔、私たちの大先輩の女性たちが愛用していた化粧水といえば、日本酒ぐらいなものでした。 では、日本酒にはどのような美肌効果を期待することができるのでしょうか?



1.日本酒の化粧品の効果

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日本酒の美肌効果として筆頭に挙げられるのは、美白効果です。実は、日本酒には豊富なアミノ酸やフェルラ酸が含まれており、これがメラニン色素の生成を抑制するといわれています。 また、アミノ酸やフェルラ酸は保湿作用も持っているため、角質層の乾燥予防、さらに、フェルラ酸にはお肌の新陳代謝の活性化作用があるため、アンチエイジング効果期待することができます。
他にも日本酒には、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などが含まれており、ピーリング効果も期待することができます。医療機関でのケミカルピーリングはもちろんのこと、市販されているピーリング剤は全般的にお肌への刺激が強いという特徴を持っています。 ですが、日本酒の化粧品の場合では、無理やり角質を剥がすようなことはなく、自然にピーリング効果を得ることができるというメリットを持っています。

日本酒は、適度に摂取することにより血管拡張作用が働いて冷え症の改善に役立ちますが、お肌から取り入れた場合では、美白、保湿、アンチエイジングという素晴らしい効果を得ることができるんですね。

2.おススメの日本酒の化粧品

それでは、日本酒からつくられたオススメの化粧品を何点かご紹介することにします。

2-1.日本盛・NS-K 化粧水

米ぬか美人NS-K化粧水の画像

肌をみずみずしく保つ純米酒などが配合されていて、日本酒酵母エキスがしっとりと保湿してくれます。ビタミンB1、B2、ミネラル、米ぬかエキスも豊富に含まれているので潤いを肌に与えてくれます。さらに、肌の潤いを守ってくれるガンマ-オリザノールも含まれているのでふっくらと、ツヤのある肌にしてくれます。
容量・本体価格/120ml・1800円
出典:http://shop.nihonsakari.co.jp/

2-2.菊正宗・日本酒の化粧水

菊正宗・日本酒の化粧水の画像 日本酒(純米吟醸酒使用)に含まれるアミノ酸だけでも美肌作りに効果的ですが、そこへアルブチン、プラセンタエキス、セラミドが加わり、高保湿の化粧水が誕生しました。 PEGとメチルパラベンが配合されているのがやや気になりますが、その配合率はそれほど高くありませんので、よほどの敏感肌でなければ、比較的安心して使用することができる化粧水です。ただし、ダイズタンパクが配合されていますので、ご自身に大豆アレルギーがないことを確認してから使用して下さいね。 着色料や鉱物油は配合されていません。
容量・本体価格/500ml・840円
出典:http://kikumasamune.co.jp/

2-3.白鶴・米の恵み

白鶴・米の恵み化粧水の画像

白鶴の純米酒「淡麗純米」を使用、米セラミドやコメ胚芽油、アルブチンがお肌をしっとりと整えます。水はミネラルをたっぷり含んだ六甲の自然水を使用、さらに、シャクヤクエキス、牡丹エキス、百合エキスを配合、保湿効果だけではなく、肌荒れ予防効果も期待することができます。
容量・本体価格/150ml・1,905円
出典:http://www.rice-beauty.com/

2-4.会津ほまれ化粧水

會津ほまれ 化粧水の画像

酒造の女将が開発した「秘伝の化粧水」です。純米酒を60%配合、ユズセラミドと尿素に加え、お肌を整える働き持つユキノシタエキス、マグワ根皮エキス、ボタンエキス、ラベンダー油を配合、着色料、合成香料、鉱物油、動物油、パラベンは配合されていません。
容量・本体価格/200ml・1,000円
出典:https://www.aizuhomare.jp/

2-5.ひげんしっとり化粧水

ひげん化粧水の画像

大吟醸酒秘幻の化粧水で、ハチミツやローズマリーエキスなどの美容成分も配合、ややとろみのあるテクスチャーが特徴です。ヒアルロン酸Naや水溶性コラーゲンも配合されていますので、特に乾燥が気になるお肌にオススメです。
容量・本体価格/150ml・1,800円 300ml・3,000円
出典:http://www.higencosme.jp/

3.美肌によい日本酒活用法

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日本酒は私たちの身近にある食品ですし、安価で入手することが可能ですので、手作り化粧品もお手軽に作ることができます、もちろん、市販されている日本酒の化粧品にはそれぞれに良さがありますが、手作り化粧品にもそれなりの良さがあります。 ここでは、ご自宅で簡単につくることができる、日本酒の化粧品のつくり方をご紹介することにします。

3-1.日本酒の選び方

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まず、日本酒を選ぶ際には、醸造アルコールが配合されていないものを選ぶようにします。醸造アルコールとは、アルコール濃度を調節するために使われる添加物で、サトウキビの搾りカスが原材料となっています。 このような添加物が配合されている日本酒を選んでしまうと、日本酒が本来持っている美肌効果を実感することができなくなってしまう可能性がありますので、この部分にだけは十分に注意を払って下さいね。 化粧品に適しているのは、吟醸酒または純米酒と呼ばれている種類の日本酒です。

3-2.手作りの日本酒化粧水

まずはオーソドックスな日本酒の化粧品の作り方をご紹介します。

3-2-1.日本酒+精製水+植物性グリセリンの化粧水

用意するものは、日本酒、精製水、植物性グリセリン、容器です。 つくり方はとても簡単、容器の半分に日本酒を注ぎ、そこへ精製水注いでよく混ぜます。お好みで植物性グリセリンを加えて混ぜれば、それで完成です。 完成した日本酒の化粧水は冷蔵庫で保存し、1週間程度を目安に使い切りましょう。 また、手作り化粧水をつくる際に尿素を加えるという方法もありますが、これはあまりオススメすることができません。 尿素には、表皮の角質層を軟らかくする効果を期待することができますので、これを化粧水に混ぜることによって、確かにお肌は柔らかくなります。 ですが、尿素を配合した化粧水を長期間使用した場合では、お肌に菲薄化(ひはくか)という現象が起こり、表皮そのものが薄く脆い状態になってしまうことがあります。 尿素は市販のハンドクリームにも配合されていることがある成分ですが、1カ月以上連続使用した場合では、菲薄化が起こるリスクがあるということ知っておきましょう。

3-2-2.日本酒+梅干しの化粧水

梅干の画像

用意するものは、梅干し2個と日本酒200ml、ボトルの容器です。 まず下準備として、梅干しを水に入れた容器に浸して、まる一晩置いて塩分を抜いておいて下さい。 この梅干しを200mlの日本酒を注いだボトルの容器に浸けこみ、冷蔵庫で保存します。1日1回ずつ容器を振り、1週間後に完成です。 梅干しには強力な殺菌作用がありますので、ニキビ・吹き出物ができてしまったときには、この日本酒+梅干しの化粧水がオススメです。 ただし、この状態では日本取が原液のままで薄まっていないため、お肌への刺激が小々強いかもしれません。 この化粧水でお肌に刺激を感じたのであれば、精製水で半分の濃度に薄めて使用してみて下さいね。

3-2-3.日本酒+茶葉の化粧水

茶葉の画像

梅干しの化粧水と同じ要領で、200mlの日本酒に小さじ1杯程度の茶葉を浸けこんで冷蔵庫で保存、毎日振って、1週間後に完成です。使用前には、茶葉を茶こしでこしておきましょう。 緑茶にはビタミンCが豊富に含まれていますので、さらなる美白効果を期待することができます。

3-3.酒粕パック

酒粕の画像 

用意するものは、日本酒と酒粕100gです。このパックは1回ごとにつくってもかまいませんが、冷蔵庫で保管すれば1週間程度の保存が可能ですので、まとめて作っておくと便利です。 今回ご紹介するパックは酒粕を100g使いますので、約1週間分となります。 まず、酒粕を細かくちぎってボウルなどの容器に入れます。そこへ、酒粕が隠れるくらいの日本酒を注いで10分程度放置します。スプーンやヘラなどで、日本酒と酒粕をよく混ぜてペースト状になったら完成です。 また、やや水っぽくなってしまったら、少量の小麦粉を混ぜればパックしやすい硬さになりますよ。 日本酒ではお肌への刺激が強過ぎるという場合では、日本酒の代わりに精製水を使用してみて下さい。 室温が低くて日本酒と酒粕がうまく混ざらないときには、日本酒と酒粕を混ぜる前に、酒粕を電子レンジで10秒程度温めてみて下さい。柔らかくなって日本酒と混ざりやすくなります。

3-3-1.酒粕パックの使い方

パックの使い方はとても簡単、お風呂上がりや洗顔後のお肌に伸ばし、10分程度放置したのちに、ぬるま湯で完全に洗い流します。 タオルドライ後に、化粧水や美容液、乳液などで、いつも通りのケアを行って下さい。 日本酒のパックは、もちろん毎日行ってもかまいませんが、お肌への刺激がちょっと強いかな…と感じたのであれば、週2回程度のパックに留めておきましょう。 応用編としては、緑茶粉末を加えるという方法があり、日本酒と酒粕に粉末緑茶を加えれば、ビタミンCの効果でより美白効果が高まります。

3-4.日本酒の入浴剤

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日本酒を入浴剤代わりに湯船に入れてゆっくりと身体を温めると、身体の芯からポカポカと温まりますので、外気温が低くなる冬だけではなく、冷え症の予防や改善に役立ちますので、ぜひ試してみて下さいね。 方法はとても簡単、浴槽にお好みの温度(理想は42℃まで)のお湯を張り、5合程度の日本酒を入れでよくかき混ぜ、10~15分程度浸かってよく身体を温めましょう。 浴槽から上がったら、シャワーで洗い流す必要はありませんが、お肌が弱い方は軽くシャワーで流したのちにタオルドライして下さい。 また、日本酒には強力な洗浄力がありますので、浴槽に日本酒を入れて入浴したあとには、いつも以上にお湯が汚れやすくなります。 日本酒を入れて浴槽行ったら、翌日または翌翌日にはお湯を交換し、なるべく清潔なお湯で入浴を楽しみましょう。 日本酒を入れた浴槽での入浴は、身体を芯から温め、さらに美肌効果も期待することができます。ですが、お湯に混じった日本酒が水蒸気として浴室に充満すると、それだけで酔ってしまうことがありますので、これについては十分に注意を払いましょう。 万が一浴室で転倒してしまったりしたら、かなりの危険です。

まとめ

日本酒を使った化粧品をご紹介しました。
日本酒は、飲めば美味しいですし、お肌につければさまざまな美肌効果を得ることができます。いつも召し上がっている日本酒は、飲むだけではもったいない、美容効果の高い食品です。
大好きな日本酒は、飲むだけではなく、ぜひお肌からも直接取り入れて、理想的な美肌を手に入れてみて下さいね!

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