
馬プラセンタに人気が集まっています。
プラセンタには豚由来のもの、馬由来のものがありますが、中でも馬プラセンタは希少な馬の胎盤を使っていることで、特別感があり値段は高めですが人気があります。
馬プラセンタの効果についてまとめてみました。
1.馬プラセンタの効果
馬プラセンタには美白作用、保湿作用、細胞の再生作用など豚プラセンタと同様の効果があります。
表.プラセンタサプリの効果
プラセンタサプリの効果 | 説明 |
美白作用 | シミをこれ以上できるのを防ぐことによって美白になります。チロシナーゼを抑制してメラニンが作り出されるのを防ぎます。漂白する作用はありません。 |
保湿作用 | サラッとした皮脂が増えて肌水分量も高まります。肌が本来持つバリア機能が整います。 |
皮膚細胞の新陳代謝の促進 | ターンオーバーを促して肌の代謝が早くなります。くすみがとれた肌になります。 |
コラーゲンを生成する | FGFが繊維芽細胞を刺激してコラーゲンを作り出します。ヒアルロン酸、エラスチンも生成されます。 |
細胞の増殖・再生を高める | ダメージを受けた細胞を修復する作用があります。皮膚の炎症による赤み、傷などの治りが早くなります。 |
血行を促進する | 造血幹細胞を増やし血流を良くします。肩こり、腰痛などの血流の滞る症状が改善します。 |
活性酸素を除去する | 活性酸素が遺伝子を傷つけると細胞が暴走してメラニンが大量に作られシミとなります。活性酸素を除去することで、メラニンの生成を抑えます。 |
抗炎症作用 | 日焼けなどによる軽い赤みなどの炎症を抑える働きがあります。 |
抗アレルギー作用 | 免疫を調整して過剰なアレルギー反応を抑える働きがあります。 |
免疫活性化 | 免疫細胞を元気に増やす効果があります。冷えが改善され、風邪を引きにくくなります。 |
2.プラセンタの種類
以前は牛プラセンタが多く利用されていた時期がありましたが狂牛病の感染の可能性があることから2001年3月12日より厚生労働省より牛に由来する胎盤を使用した健康食品、化粧品への使用が禁止されました。
現在流通している健康食品用のプラセンタ、化粧品用のプラセンタは馬、豚由来になります。
原料メーカーでは酸や酵素による加水分解、殺菌工程により安全が担保されています。
植物性プラセンタは植物の胎座を原料とし、海洋性のプラセンタは魚の卵巣膜などを原料としています。
日本健康・栄養食品協会のプラセンタ食品の規格では馬、豚の胎盤を使用したものがプラセンタ食品と認められています。
3.馬プラセンタの原料
馬プラセンタは馬の胎盤を原料として作られています。競走馬、飼育馬の胎盤を使用しており、国産のものと海外産のものとあります。
4.馬プラセンタのアミノ酸量
馬プラセンタには豚プラセンタよりもアミノ酸が多く含まれています。
ですがプラセンタの効果の中心は成長因子にあり、個々のアミノ酸量を比較してもあまり意味のあることではありません。重要なのはプラセンタエキス純末の量です。
プラセンタ同士の機能を比較するときは水分を除いた固形分としてプラセンタエキス純末にて比較する必要があります。液体のプラセンタエキスで比較しても、製造時の濃度の違いから正確な比較はできません。
5.馬プラセンタの希少性
馬は豚に比べ出産頻度や頭数が圧倒的に少なく、そのため胎盤自体に希少性があることで原料も高価です。馬プラセンタ製品が豚プラセンタ製品に比べて高価なのはこのような理由からです。
6.馬プラセンタと豚プラセンタどちらがいいのか
馬のプラセンタ自体が希少なため、豚プラセンタに比べて学術研究はほとんど行われておらず、食品としての飲用歴も豚プラセンタが長く優位になります。
まとめ
馬プラセンタについてまとめました。希少なため馬プラセンタは高価ですが、同じ分量であれば馬も豚もそれほど効果はかわりません。気に入ったほうを選ぶようにしましょう。