オイリー肌の大きな悩み、それは、メイクが崩れやすいという点でしょう。
朝のメイク直後には綺麗に仕上がっていても、お昼過ぎには皮脂浮きによってお肌がテカテカ…。
こんな悩みをあなたも抱えていませんか?
オイリー肌は一朝一夕に改善することはできませんが、化粧下地やファンデーションをオイリー肌用に変えることによって、大幅にテカりを解消することが可能です。
それではまず、オイリー肌の原因から見て行くことにしましょう。
1.オイリー肌の原因
必要以上に皮脂の分泌量が多い肌を、オイリー肌と呼びます。
オイリー肌になると、肌の表面に皮脂が浮き上がり、メイクをしてもすぐにテカりが起こりやすくなります。
また、オイリー肌の方は毛穴が開きやすいという特徴があり、開いた毛穴からほこりや雑菌などが侵入しやすく、ニキビができやすいという特徴もあります。
ではなぜ、オイリー肌になってしまうのでしょうか?
それには、以下の原因が考えられます。
1-1.不規則な生活
規則的な生活を送ることができれば、自然に体内時計が整い、自律神経がバランスを保ちながら正常に稼働します。
一方で、夜更かしによる睡眠不足で体内時計が狂い始めると、知らず知らずのうちに自律神経のバランスも崩れ始めます。
そして、交感神経が優勢な状態になると、皮脂が過剰に分泌されてオイリー肌になる可能性が高まります。
1-2.ストレス
過度なストレスを抱え込み続けると、ホルモンバランスに乱れが生じ、その結果、自律神経のバランスも崩れ、オイリー肌を作り出すことになります。
また、慢性的にストレスを感じていると、自覚がないまま筋肉が委縮し、血行不良が起こることがあります。
そして、血行不良が起こると、血液に乗ってお肌に運ばれてくるはずの栄養分がなかなか届かず、乾燥肌が起こりやすくなります。
お肌がこのような状態になると、お肌は皮脂分泌を多くして、バリア機能の修復にあたります。
つまり、これがオイリー肌の原因になるということですね。
1-3.偏食
脂肪分が多い食事に偏ると、体内で代謝しきれなかった分の皮脂が、表皮に浮き上がってくることがあります。また、ビタミン類にはお肌の調子を整える働きがありますので、この栄養素が極端に不足した場合でも、オイリー肌になることがあります。
1-4.間違ったスキンケア
オイリー肌になると、皮脂分泌が気になって過剰な洗顔に走ることがありますよね?
ですが、この過剰な洗顔こそが、オイリー肌を作り出す元凶となります。
過剰な洗顔によって表皮の皮脂が綺麗さっぱりなくなってしまうと、表皮を守る目的で皮脂分泌が多くなり、オイリー肌となります。
また、お肌のべたつきが気になるという理由から保湿ケアを怠った場合にも、オイリー肌が起こることがあります。
1-5.体質
遺伝による体質がオイリー肌の原因になっていることがあります。
ですが、オイリー肌の体質を受け継いだとしても、食生活を含む生活習慣の改善、スキンケアの見直しなどを行うことによって、オイリー肌を改善することは可能です。
2.オイリー肌でもテカらない、崩れないファンデーション選び
オイリー肌の方に適しているのは、パウダータイプのファンデーションです。パウダーファンデーションにはルースタイプとプレストタイプがあり、水あり・水なしの両方に対応している製品もあります。
これらには、ともに皮脂を吸収する作用がありますので、オイリー肌の方に適しています。
また、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは油分の配合量が多いという特徴を持っていますが、パウダーファンデーションは油分の配合率が低く、さっぱりとした仕上がり効果楽しむことができるという特徴があります。
2-1.オイリー肌はパウダーファンデーションがおすすめ
パウダーファンデーションは毛穴を目立たなくさせる効果も期待することができますので、皮脂で開いた毛穴が気になるときにもおすすめできます。
化粧崩れか心配なのであれば、お肌の色に対してやや明るめの色を選んでおくと良いでしょう。
これにより、化粧崩れによるお肌のくすみを目立たなくさせることができます。
そして、よりお肌への密着度が高いファンデーションをお望みなのであれば、水あり・水なしに対応している製品を選んでおくと良いでしょう。
それでは、オイリー肌におすすめできるパウダーファンデーションをご紹介します。
ソフィーナ プリマヴィスタ くずれにくい化粧のり実感パウダー
ムラづきが少ない「スキンフィット設計」を採用した、汗や皮脂に強いタイプのファンデーションです。毛穴やすくみもしっかりカバー、パウダーファンデーション初心者であっても、綺麗にお肌に乗せることができます。
全7色展開、SPF25・PA++。
価格:3,024円
出典: http://www.sofina.co.jp/
コーセー エスプリーク カバーするのに素肌感持続パクトUV
新開発「ふんわり密着パウダー」と「なじませ密着パウダー」を配合、メイクが崩れにくいファンデーションで、水あり・水なしに対応しています。全7色展開、SPF22・PA++。
価格:3,024円
出典: https://esprique.com/
花王 エスト パウダーファンデーション シルキースムース
カミツレエキスとヒアルロン酸を配合、皮脂や汗に強く、化粧崩れが少ないファンデーションです。「スキンシンクロヴェール処方」で皮脂をしっかりとブロック、朝の仕上がりを長時間キープすることができます。
全6色展開、SPF25・PA++。
価格:リフィル5,400円、専用コンパクトケース1,620円
公式サイト: http://www.kao.co.jp/
エトヴェス マットスムースミネラルファンデーション
ミネラルを主成分としたファンデーションで、粒子が細かくお肌への密着度が高いという特徴を持っています。敏感肌にもおすすめできるファンデーションです。
全5色展開、SPF30・PA++。
価格:3,240円
公式サイト: http://etvos.com/
資生堂 マキアージュ ドラマティックパウダリーUV
フィット感が強い「ムースプレス製法」を採用、軽い着け心地なのに気になる毛穴をしっかりカバー、皮脂にも強く化粧崩れが起こりにくいファンデーションです。
全7色展開、SPF25・++。
価格:3,240円、専用ケース1,080円
公式サイト: http://www.shiseido.co.jp/
3.オイリー肌向けのメイクの準備
それでは、ベースメイクを行う前の準備の手順をご紹介しておきましょう。
【メイクの準備・手順】
- 洗顔フォームまたは石鹸で洗顔する
洗顔フォームまたは石鹸を十分に泡立ててお肌に乗せ、ぬるま湯で洗い流します。 - 化粧水でお肌を整える
顔全体に水分が行き渡る量の化粧水を手のひらにとり、お肌に馴染ませます。このときに、手のひらでハンドプレスすることにより、化粧品の美容成分が角質層に浸透しやすくなります。 - 乳液で保湿する
適量の乳液をお肌に馴染ませますが、余分な油分がお肌に残っているとテカりの原因になりますので、必ずティッシュオフで余分な乳液を取り除いておきます。
ここまでが、ベースメイク前に必要な一連の流れになります。
4.オイリー肌の化粧下地の選び方
化粧下地は、なるべくオイルフリータイプを選びましょう。オイルフリータイプであれば油分が含まれていませんので、お肌のテカりの原因になりません。
また、オイリー肌に適した化粧下地には、皮脂吸収タイプやウォータープルーフタイプもあり、皮脂吸収タイプでは、化粧下地が皮脂を吸収するため、べたつき防止効果、ウォータープルーフタイプでは、水や汗に強いという性質を持っているため、皮脂による化粧崩れ防止効果を期待することができます。
以下は、オイリー肌におすすめできる化粧下地です。
資生堂 マキアージュ ドラマティックセンサーベースUV
皮脂によるテカりをセンサーでキャッチ、うるおい成分はそのままで皮脂だけをキャッチして固めてくれる、とっても便利な化粧下地です。また、お肌の水分コントロール効果も期待することができますので、お肌が乾燥する心配もありません。
SPF25・PA++
価格:2,808円
出典:http://www.shiseido.co.jp/
ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地
「耐皮脂処方」を採用、化粧崩れの原因になる皮脂を抱え込むタイプの化粧下地です。カミツレエキスを配合していますので、乾燥肌予防効果も期待することができます。
SPF20・PA++
価格:2,381円~
出典:http://www.sofina.co.jp/
キス マットシフォンUVホワイトニングベース
化粧崩れだけではなく、気になるお肌の凸凹補正効果も期待することができる化粧下地です。ヒアルロン酸、リピジュア、植物性セラミド、カモミラエキスを配合していますので、乾燥肌予防効果も期待することができます。
全2色展開、SPF26・PA++。
価格:1,728円~
出典:http://www.kiss-cosmetics.com/
セザンヌ 皮脂テカリ防止下地
皮脂吸着パウダーを配合、べたつきを抑えて化粧崩れを防ぐ化粧下地です。ウォータープルーフ処方ですので、水や汗に強いという特徴を持っています。カラーはやや明るいピンクベージュです。
SPF28・PA++。
価格:648円
出典:http://www.cezanne.co.jp/
5.化粧崩れをしないためのファンデーションの塗り方
化粧下地をお肌に乗せたら、ファンデーションを顔の中心部から外側に向けて伸ばして行きます。
ほとんどのパウダーファンデーションは、ケースの中に付属のパフがセットされていますが、より自然にファンデーションをぼかすのであれば、仕上げにブラシを使用してもかまいません。
また、パフやブラシは使い続けているうちにお肌の皮脂を吸って酸化することがありますので、少し汚れたと感じたタイミングで洗い、常に清潔なものを使用するよう注意して下さい。
そのためには、パフやブラシのスペアを用意しておくと便利です。
6.オイリー肌のメイク直しの方法
皮脂が浮いてきたら、油とり紙ではなく、ティッシュでそっと押さえて皮脂を取り除くことをおススメします。
油とり紙は、確かに浮いてきた皮脂を綺麗に取り除くことができますが、逆に皮脂の吸着率が高すぎるため、お肌に残しておくべき皮脂も取り除いてしまう可能性があります。
すると、さらなる皮脂分泌を呼び込んでしまうことも考えられます。
浮いてきた皮脂は必ずティッシュて取り除き、適度な油分はお肌に残しておきましょう。
ティッシュで余分な皮脂を取り除いたら、軽くパウダーファンデーションをお肌に乗せます。
また、室内で長時間過ごしていると、エアコンの送風などによってお肌の水分が奪われ、お肌が乾燥気味になり、皮脂分泌が増えることがあります。
このようなときには、お肌に水分を補給する必要がありますので、化粧水を軽くスプレーしてから行います。
これにより、皮脂分泌が抑えられ、化粧持ちが良くなります。
まとめ
オイリー肌の原因の多くは、普段の生活習慣の中に隠されています。
今回は、オイリー肌のためのファンデーションや化粧下地をご紹介してきましたが、オイリー肌を根本的に改善するのであれば、生活習慣やスキンケアについても、見直しを行う必要があります。
できる限り規則正しい生活を送り、バランス良くさまざまな栄養素を摂取して行くことが大切です。