最近ちょっと疲れているせいか元気が出ない、
体がだるくて本調子ではないなと感じる時がありませんか?
そんなときには豚プラセンタが有効です。
豚プラセンタはプラセンタサプリメントのなかで最も多く流通するプラセンタで、比較的お値段も低めなことから、はじめやすいプラセンタといえます。
今回は豚プラセンタの効果を説明しながら、豚プラセンタが合っている人、豚プラセンタの安全性、効果的な飲み方をご紹介します。
それではさっそく見ていきましょう。
1.豚プラセンタと馬プラセンタの違い
まず健康食品に使われるプラセンタには2種類あります。
公益財団法人日本健康・栄養食品協会にてプラセンタは豚プラセンタと馬プラセンタであると規格化されています。
1-1.豚プラセンタ
特徴 豚の胎盤を原料として作られるプラセンタです。現在、健康食品・化粧品のプラセンタでは最も多く流通しています。詳しくは以下の項目で述べていますのでここでは割愛させていただきます。
1-2.馬プラセンタ
特徴 馬の胎盤を原料として作られています。馬は豚に比べて頭数、出産頻度が低いので希少扱いになります。プラセンタに含まれるアミノ酸量も豚プラセンタより多いのですが、両方の原料の製造を手掛けるメーカーの調べではそれほど劇的には違いはありません。プラセンタの効果はアミノ酸だけでの効果ではないため、飲んでみた体感や入手しやすさ、続けやすさも考慮する必要があります。
メリット |
デメリット |
|
豚プラセンタ |
流通量が多く馬と比べると安価 | なし |
馬プラセンタ |
含有アミノ酸量が多い | 豚と効果はそれほど変わらないが希少価値により高価 |
プラセンタの効果の中核である活性ペプチドや成長因子はどちらも同じように含まれています。比較的安価な豚プラセンタを選ぶといいでしょう。
2.豚プラセンタの効果があるお悩み
まずはプラセンタの効果のあるのは以下のようなお悩みを持っている人です。
- プチ更年期、更年期
- 生理痛がひどい
- シミをなくしたい
- アレルギーをよくしたい
- お肌に潤いがほしい
- 疲れている
- 女性らしさを保ちたい
- 母乳が出ない
など様々な悩みにプラセンタが有効です。
3.豚プラセンタの効果
ではなぜこのような多肢の悩みにプラセンタが有効なのでしょうか。
プラセンタとは胎盤のことで、哺乳類が子供を育てるときに子宮内にできる組織です。
母子間の栄養交換や酸素、二酸化炭素の受け渡し、ホルモン生成などをサポートしています。1つの受精卵を60~70兆個の細胞を持つ胎児まで育てる、まさに命を育てる組織なのです。
プラセンタには胎児を育てるのに必要なアミノ酸、ペプチド、核酸、ムコ多糖類、酵素、ミネラル、ビタミンなど様々な栄養素が含まれていて、これらが総合的にプラセンタの効果を生み出すと考えられています。
ですから1つだけの効果にとどまらず、体の機能を調整したり、弱った部分を回復させたりと体の様々な部分で効果を表す成分なのです。
3-1.豚プラセンタの若返り効果の実証例
金沢大学大学院の吉川智香子さんは豚プラセンタを服用すると顔のシワが縮小して、皮脂量が増加する「若返り効果」があることを実証しました。
豚プラセンタ錠剤を服用した15人の女性のシワは約20パーセント縮まり、皮脂量については2.5倍以上に増加しています。
参考:金大大学院医学系研究科産婦人科学教室の吉川智香子さんのデータ
4.豚プラセンタの安全性
ではプラセンタのサプリメントはどのように作られるのでしょうか。
豚プラセンタは豚の胎盤を原料にして作られます。
豚が出産するときに、得られる胎盤を洗浄し、加水分解、酵素分解、ろ過、滅菌の段階を経てプラセンタエキスができます。
この段階の安全管理として熱による殺菌がきちんとされているか、微生物数の管理がされているか、残留農薬の試験がされているかなどがあげられます。
飲用時の注意点としては副作用などの心配はほとんどありません。
ですが量を飲みすぎるとじんましんが起こることがありますから、商品の推奨量を守るようにしてください。
4-1.海外製の豚プラセンタについて
海外製のプラセンタも比較的安く流通しています。
海外製の多くは屠殺場にて子宮、胎盤が摘出されます。その点において衛生的ですが、胎盤以外に子宮も含まれています。これは食肉文化の違いとして尊重されるべきことですが、子宮は筋肉の臓器であり胎盤と同様の機能はありません。
4-2.治療に用いられるプラセンタについて
健康食品に用いられる動物性のプラセンタと違い、医薬品に用いられる注射剤などは人の胎盤から作られます。
重度の更年期障害や肝機能の低下に処方されます。
効果もあり安全な製剤で最近では美容目的でクリニックでも注射ができるようになりました。
ですが理論上では変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染を防げないとし、平成18年からヒトプラセンタを注射した人は献血できなくなりましたので、献血をしたい人には向きません。
動物性のプラセンタをサプリメントなどで飲用した場合は問題なく献血できます。
日本赤十字社 http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/oshirase/2006.10.10-purasenta/2006.10.10-purasenta.htm
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/08/h0824-3.html
5.プラセンタには「エキス」と「純末」がある
プラセンタには「エキス」と「純末」があります。
プラセンタの製品にはプラセンタエキスが30,000mgとかプラセンタ純末が100mgとかの表記があります。ずいぶんと開きがあるように思いますが、プラセンタエキスは液体で約85%が水分です。水分を蒸発させると純末になりますが、プラセンタエキスから純末は15%ほどの量しかできない大変貴重なものです。
5-1.豚プラセンタ純末を100mg飲む
豚プラセンタはまったく薄めていないプラセンタの純末として1日100mg取るといいでしょう。
少ないと思われるかもしれませんが、規格にあったプラセンタ純末であれば100mgで十分です。プラセンタはその成分の性質上、量を取ればいいというものではありません。
それよりもきちんと管理されて安全で、機能のしっかりしたものを選びます。
プラセンタエキス3万mg配合などとうたうものもありますが、実際はプラセンタエキスを作るときの濃度はいくらでも薄めることができるので、プラセンタ純末として何mgと記載があるプラセンタ商品を選んでください。
まとめ
豚プラセンタは女性の多くの悩みに有効な非常に稀な成分です。
体の機能を調節したり、弱ったところを回復させたり、若さを保つことまでできます。
胎盤の生命を育てる力を上手に生かすことであなたの望む力を手に入れることができるのです。