ここ数年、羊プラセンタを見かけるようになりました。
羊プラセンタには安全なものもありますが、現状ではあえて選ぶ必要はありません。
羊プラセンタについてまとめてみました。
1.羊プラセンタとは
羊プラセンタとは羊の胎盤を原料としたプラセンタです。
羊はウシ科の反芻動物で、反芻動物とは一度飲み込んだ食べ物を再び口に戻して再咀嚼する動物のことです。胃が4つあるのが特徴です。
2.羊プラセンタは医薬品への使用が禁止
現在、日本では薬事法の規制でウシ等の反芻動物の胎盤は注射剤、内服薬、外用薬などすべての医薬品での使用が禁止されています。
羊の胎盤についてもスクレイピーの感染が考えられています。
これにあわせて公益財団法人日本健康・栄養食品協会ではプラセンタ食品に羊の胎盤の使用を認めないことになりました。
3.羊プラセンタの効果
羊プラセンタの効果については胎盤の成分はどの動物においてもほぼ同等なことから
同じ効果があると思われます。
4.羊プラセンタの安全性
羊の間での感染症に関してはニュージーランド、オーストラリアなどBSEの感染のない国があり、特にニュージーランド産のものが国内にも輸入されています。しかし現状ではわざわざ羊を選択しなくてもいいでしょう。
5.安全性が認められているプラセンタ
安全性が認められているのは注射剤においてはヒト由来の胎盤で厚生労働省の認可がおりています。
健康食品においては公益財団法人日本健康・栄養食品協会にて使用が認められているのは豚と馬のプラセンタのみです。
まとめ
羊プラセンタには安全なものもありますが、現状ではあえて選ぶ必要はないでしょう。