私たちのお肌は、年齢とともに変化します。
そして、今まで使ってきたファンデーションで、化粧ノリが悪い、あるいは崩れやすくなってきたと感じたのであれば、それはファンデーションを替えるべきタイミングが訪れたと捉えることができます。
ですが、ファンデーションにはさまざまなタイプがあり、選び方を間違えてしまうと、以前にも増して化粧ノリが悪くなったり、化粧崩れが起こりやすくなったりといったトラブルが発生しやすくなります。
ここでは、ファンデーションの種類と適応する肌質、そして、それぞれのタイプの中からおすすめできるファンデーションをピックアップしてご紹介して行きます。
1.ファンデーションは肌質で選ぶ
ファンデーションを選ぶ際に最も大切なことは、ご自身の肌質に合うタイプの製品を選ぶということです。
- 乾燥肌
乾燥肌をファンデーションでカバーするには、油分配合の保湿力が高いタイプを選ぶ必要があります。たとえば、リキッドタイプやクリームタイプなど。
また、カバー力と保湿力を兼ね備えたBBクリームもおすすめです。 - オイリー肌
オイリー肌の場合では、油分の配合率が低いパウダータイプがおすすめです。また、パウダーだけではカバー力に不安が残るという場合には、リキッドタイプを薄く伸ばし、パウダーを乗せておくという方法が良いでしょう。 - 混合肌
混合肌は、Tソーンは油っぽいのに、頬や口の周りは乾燥しやすいという特徴を持っています。この肌質の場合では少々面倒なのですが、乾燥しやすい部分にはリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションを多めに伸ばし、Tゾーンはやや控えめ、仕上げにはパウダーでTゾーンを抑えておきます。
また、本来であれば、乾燥肌、オイリー肌、混合肌とファンデーションを使い分けるというのが望ましいのですが、ご自身の肌質がよくわからない、あるいは、混合肌だけれどもファンデーションを使い分けるのは面倒…というのであれば、どの肌質にも比較的合うエマルジョンファンデーションがおすすめです。 - 敏感肌
なんらかの刺激によって肌トラブルが起こりやすいお肌は、全般的に敏感肌に分類されますが、この肌質の場合では、極力刺激成分が配合されていないルースタイプまたはパウダータイプがおすすめです。どちらもお肌にかかる負担が小さいという共通点がありますが、パウダーを粉状に加工したものがルースタイプですので、より刺激が弱いという点では、ルースタイプのほうがおすすめかもしれません。 - ニキビ・吹き出物肌
極力油分の配合率が低い、パウダータイプがおすすめです。ニキビや吹き出物が目立つ部分にできると、それを厚塗りで隠そうとする方がいますが、これはNGです。ニキビや吹き出物ができている部分は刺激しないことが鉄則ですので、パウダーをお肌にそっと乗せるレベルで留めておきましょう。
2.なりたい肌でファンデーションを選ぶ
ファンデーションは肌質を基準に選ぶというのが原則ですが、ご自身が目指したいお肌別に選ぶという方法もあります。
- シミ、ソバカス、くすみのないお肌を目指すなら
クリームタイプがおすすめです。クリームタイプはファンデーションの中でもカバー力が高めですので、凸凹が目立たない陶器のように滑らかなお肌作りに役立ちます。 - ナチュラル肌を目指すなら
パウダータイプやルースタイプがおすすめです。これらのファンデーションはカバー力が弱いという欠点は持っていますが、素肌に近いナチュラルな仕上がりになります。 - 艶肌を目指すなら
クリームタイプまたはリキッドタイプがおすすめです。BBクリームやCCクリームも自然な艶肌効果を狙うことができますのでおすすめです。 - シワの目目立たないお肌を目指すなら
クリームタイプまたはリキッドがおすすめです。ただし、ファンデーションをつけ過ぎてしまうと余計にシワを目立たせることになりますので、あくまでも薄付きを心がけることが大切です。
3.ファンデーションを替えるとき
使い慣れたファンデーションを別のタイプに替えるとき、最も気になるのが仕上がりなりではないでしょうか。
- リキッド→パウダーへ
圧倒的なカバー力の差がありますので、リキッドタイプからパウダータイプに替えた瞬間は、カバー力に対する不満が生まれる可能性が大。ですが、パウダータイプに替えることにより、メイク時間の短縮とナチュラルな仕上がりというメリットを得ることができます。 - パウダー→リキッドへ
リキッドはカバー力が強いタイプのファンデーションであるため、替えた瞬間には厚塗りだと感じるかもしれません。ですが、リキッドはシミやソバカス、色ムラなどをカバーすることができるというメリットを持っています。ただし、リキッドタイプの多くは指でお肌に伸ばすタイプであるため、メイクに時間がかかる、手が汚れるなどのデメリットも持ち合わせています。
4.ファンデーションの種類
それでは次に、ファンデーションの種類ごとに、それぞれの特徴をご紹介して行きます。
- パウダーファンデーション
おしろいを固めたのがパウダーファンデーションです。このタイプのファンデーションは、下地の上からパフでお肌に軽く滑らせるだけでベースメイクが完了、時短メイクには最適なファンデーションです。ただし、カバー力が弱いという弱点があり、シミやソバカスなどをしっかりと隠すことはできません。 - リキッドファンデーション
文字通り、液状のファンデーションです。このタイプのファンデーションは適度な油分を配合している製品が多く、また、伸びが良くカバー力が高いというメリットを持っています。 - クリームファンデーション
クリーム状のファンデーションで、リキッドタイプよりも油分の配合量が多いという特徴を持っています。リキッドと同様に高いカバー力を持つというメリットがありますが、仕上がりがやや厚塗りに見えてしまうことがあります。 - エマルジョンファンデーション
パウダータイプとリキッドタイプのミックスと説明すればわかりやすいでしょうか。このタイプのファンデーションは練り状になっており、お肌への伸びが良く、適度なカバー効果を狙うことができます。比較的、肌質を選ばないタイプのファンデーションです。 - ルースファンデーション
粉状のファンデーションで、ブラシで顔全体に伸ばしていくという使い方が一般的です。下地の上からふわっとお肌に乗せるだけですので、ファンデーションの中では最も刺激が少ないタイプであるといえます。
5.おすすめのファンデーション
それでは、ファンデーションのタイプ別に、おすすめできる製品をご紹介します。
5-1.パウダーファンデーション
「コーセー・エスプリーク ピュアスキンパクトUV」
水あり・水なしに対応したパウダーファンデーションで、UVカット効果(SPF26・PA++)も期待することができます。ただし、UVカット効果はあまり強力ではありませんので、紫外線の放射量が多い時期には、日焼け止めクリームをあらかじめ塗っておくと良いでしょう。毛穴の開きが気になるのであれば、特におすすめしたいファンデーションです。
保湿成分のヒアルロン酸、コラーゲン、リン脂質、オリーブ果実オイルを配合、ピンクオークル、オークル3色、ベージュオークル3色の、全7色展開となっています。
価格(レフィル):2,660円~
ケース:1,080円~
※価格は販売店舗に準じます
出典:https://esprique.com/
こちらでもおススメのパウダーファンデーションについて詳しく書いています。
しっとり艶肌がつくれるパウダーファンデーションが発売|人気の8選
5-2.リキッドファンデーション
「PMK・リクイドファンデーション」
厚塗りにならないウォータープルーフタイプのリキッドファンデーションです。イエロー系、ピンク系のカラーに分類され、全9色を展開しています。大変伸びが良く、お肌へのフィット感が抜群ですので、リキッドファンデーション初心者さんにもおすすめです。
価格:4,664円
出典: http://www.rmkrmk.com/
おススメのリキッドファンデーションについて詳しく書いています。
化粧崩れしないための4つのコツ|おすすめリキッドファンデーション
リキッドファンデーションのカバー力が抜群!厳選ファンデ9選
5-3.クリームファンデーション
「株式会社カネボウ化粧品・コフレドール プレミアムシルキィ クリーミーファンデーション」
モイストパウダーとシルキーパウダーを配合、べたつかずお肌にすーっと伸びて、シミ、ソバカス、シワをカバーをすることができます。カバー力が高いのに厚塗りになりません。ソフトオークル、オークル3色、ベージュ3色の7色展開となっています。SPF25・PA++。
価格:3,996円
出典:http://www.kanebo-cosmetics.jp/
おススメのクリームファンデーションについて詳しく書いています。
50代ぴったりなファンデーションで肌トラブルを自然に隠す
40代の肌トラブルをファンデーションで隠すカバー力の高いファンデ
潤いのある冬のファンデーション!保湿力の高いおすすめ5選
5-4.エマルジョンファンデーション
「カバーマーク・フローレスフィット」
保湿力、カバー力ともに優れたエマルジョンファンデーションです。色ムラができにくく、お肌への伸びが大変良いというメリットを持っています。全8色展開となっています。
価格(レフィル):5,400円
専用ケース:2,160円
出典:http://www.covermark.co.jp/
5-5.ルースファンデーション
「ベアエッセンシャル株式会社・ベアミネラル オリジナルファンデーション」
マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、オキシ塩化ビスマスという5種類のミネラル成分を配合したルースファンデーションです。鉱物油、合成香料、合成着色料は配合されていませんので、敏感肌であっても比較的安心して使用することができます。
薄付きながら適度なカバー力を持つ、ロングセラー製品です。カラーは、ライト系、ミディアム系、タン系の全12色を展開しています。SPF15・PA+++。
価格:店舗(L)4,104円、オンライン(M)3,024円
出典:http://www.bareminerals.jp/
まとめ
お肌は年齢とともに変化し、それによって現在お使いのファンデーションが合わなくなってしまうこともあります。
今回は、ファンデーションの種類を中心にご紹介してきましたが、ファンデーション選びで最も大切なのは、ご自身の肌質をよく確認しておくということです。
ですが、ご自身の肌質がよくわからなかったり、肌質がどんどん変わって行ったりすることもあるでしょう。そのようなときには、まずは肌質を選ばないエマルジョンタイプで試してみましょう。