更年期に入って症状が出てきた場合はまずセルフチェックで治療が必要かどうかを見極めます。
更年期の症状は個人差が大きく日常生活が送れなくなる人からまったく症状を感じない人まであって、身近な人と症状が同じとは限りません。
今回は更年期障害のセルフチェックリストと相談できる近くの病院、主な症状をまとめました。
1.更年期障害チェックリスト
1-1.更年期度チェック
まずはこのサイトを使って更年期障害のチェックをしてみましょう。
簡易更年期指数を使って更年期の度合いを判断することができます。
クリックするだけで簡易にチェックできるので便利です。
出典:エンジョイ エイジング パソコンの方、スマートホンの方
1-2.更年期障害セルフチェックリスト
同様のものがセルフチェックでも判断できます。
下の表の症状の10項目に対して強、中、弱、無で点数をつけていきます。
10項目の点数が出たらそれをすべて合計してください。合計点数から5段階に評価されますのでそれを参考にしてください。
症状 | 強 | 中 | 弱 | 無 | 点数 |
1. 顔がほてる | 10 | 6 | 3 | 0 | |
2. 汗をかきやすい | 10 | 6 | 3 | 0 | |
3. 腰や手足が冷えやすい | 14 | 9 | 5 | 0 | |
4. 息切れ、動悸がする | 12 | 8 | 4 | 0 | |
5. 寝つきが悪い、眠りが浅い | 14 | 9 | 5 | 0 | |
6. 怒りやすく、イライラする | 12 | 8 | 4 | 0 | |
7. くよくよしたり、憂うつになる | 7 | 5 | 3 | 0 | |
8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある | 7 | 5 | 3 | 0 | |
9. 疲れやすい | 7 | 4 | 2 | 0 | |
10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある | 7 | 5 | 3 | 0 |
0~25点 今のところ問題ありません。
26~50点 食事のバランスと運動不足に注意してください。
51~65点 婦人科、更年期・閉経外来を受診して治療やカウンセリングを受けましょう。
66~80点 長期にわたる計画的な治療が必要です。
81~100点 各科の精密検査にもとづいた長期の計画的な治療が必要です。
点数が低くても頭痛やめまいなどは他の病気の可能性もありますから病院で正しい診察をしてもらうことが大切です。
出典:小山嵩夫「簡略更年期指数:SMI」
2.更年期が相談できる病院
更年期の治療は近くの婦人科、更年期外来を探しましょう。
評判のいい病院、先生を選ぶようにします。
更年期について相談できる病院
全国の17万件の医療機関からあなたに合った病院が探せます。
出典:http://search.qlife.jp/saas/menopause/
3.更年期障害の症状
更年期によく現れる症状は肩こり、疲れやすい、頭痛、のぼせ、腰痛、汗をかく、不眠、イライラ、かゆみ、むずむず、動悸、気分がしずむ、めまい、胃もたれ、すねの乾燥、ふくらはぎの冷えなどがあります。これらの症状がいくつも重ねて出るのが更年期の症状の特徴です。
45歳くらいからこのような症状が現れ始めます。20代、30代で同様の症状がある場合は若年性更年期障害になります。
まとめ
年齢、症状から更年期が疑われたら近くの婦人科、更年期外来を受診します。早めに受診することでその後の更年期を楽に過ごすことができます。