ほうれい線がクッキリするとどんなにキレイな人も、実年齢+7~10歳ぐらいに見られるのは避けられません。だからといって、ファンデーションで隠そうとしてしっかり塗っても、今度はファンデーションがほうれい線にたまってしまい、余計に目立って「老け見え」してしまいます。
上手な解決方法やおすすめのファンデーション、ほうれい線の対策に効果的な食事のとり方についてご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.ほうれい線にファンデーションがたまる原因と対策
まず、なぜほうれい線にファンデーションがたまってしまうのかをご説明したいと思います。適切な対策をとれば仕上がりに大きく差が出てくるので、ファンデーションの選び方や塗り方のコツもぜひ覚えておきましょう。
1-1.季節ごとにファンデーションを変える
ほうれい線にファンデーションがたまるのは、もしかしたら使っているものが季節に合っていないのかもしれません。
乾燥しやすい冬場はファンデーションもなじみにくいので、夏用のものは塗った時はキレイでも、時間がたつとよく動く部分がひび割れしてしまいます。
また、夏場は汗や皮脂がよく出るので、冬用のしっとりしたファンデーションを使うと、ほうれい線や目元などのよく動く部分がよれやすくなります。オールシーズン使えるファンデーションなら良いですが、そうでないならきちんと季節ごとに変えるようにしましょう。
1-2.厚塗りを避ける
ファンデーションを厚く塗り過ぎるとどうしてもよれやすくなるので、適切な使用量を守ることが大切です。
パウダータイプのファンデーションなら、スポンジの1/2ぐらいの量を2回に分けてつけるとちょうど良いです。細かい部分やほうれい線は、スポンジに残ったファンデーションで軽くトントンと叩き込むような感じに仕上げましょう。
パフを使う場合は、ファンデーションの表面を軽く2回なでたぐらいが適当です。
リキッドタイプのファンデーションなら、パール1個分が適量です。
また、パフやスポンジが汚れていると厚塗りになりやすいので、こまめに洗って清潔にしておきましょう。
1-3.ファンデーション前は必ず保湿
肌が乾燥しているとファンデーションを塗った部分がひび割れやすくなるので、しっかり保湿するようにしましょう。
化粧水と乳液でうるおいを与えてからメイクにとりかかってください。肌がベタつく人は乳液を避ける傾向がありますが、極端なオイリー肌でない限り、油分の補給は必要です。
洗顔後に何もつけない状態で数分おいた時、肌の表面が突っ張ってくるようなら「インナードライ」の可能性大。肌内部の水分不足を補うために頑張って皮脂を出している状態なので、きちんとケアしてあげましょう。
お肌の状態は夜のお手入れから作られてきますので、朝のお化粧のりのために万全にしておきましょう。
2.ファンデーションのよれない塗り方
ほうれい線は、下地、コンシーラー、ファンデーションの使い方によってうまく目立たなくすることができます。ちょっとしたコツで仕上がりが驚くほど変わるので、正しいやり方をぜひ覚えておきましょう。
詳しい塗り方はこちら↓でご紹介しています。下地の塗り方、コンシーラーの使い方、チークとポイントメイクの仕方にもコツがあります。
「ほうれい線をメイクで目立たなくする5つのコツ|明るさと視線ずらし」
3.ほうれい線対策におすすめの下地とファンデーション
ほうれい線を目立たなくするのに役立つ下地とファンデーションをご紹介します。
クレド・ポー・ボーテ ヴォワール コレクチュール
(株)資生堂/6,480円(税込み)
出典:http://www.cledepeau-beaute.com/
保湿成分として「イルミネイティングコンプレックス(加水分解シルク加水分解コンキオリングリセリン)」を配合した、うるおい効果の高い化粧下地。
皮脂によるくずれや乾燥を防ぐので、キレイな仕上がりが長時間持続します。なめらかな使い心地で、肌によくなじみ、しっとりとした感触に整えてくれます。
インスタントラインスムーサープラス
(株)ヤーマン/6,804円(税込み)
出典:https://www.ya-man.com/
乾燥する過程で収縮する作用を持つ「インスタントラインスムーサー」がほうれい線の間に入り込み、ストレッチ効果でシワを目立たなくしてくれる化粧下地です。さっと塗るだけで時間がかからないので、忙しい朝も助かります。
また、ハリやうるおいを与える成分として、ペプチド、アロエベラ、コラーゲンなど6種類の美容成分を配合しており、しっとりなめらかなハリ肌が長時間持続します。
モイスチュア ヴェール クリーミィ リキッド
(株)カバーマーク/5,940円(税込み)
出典:www.covermark.co.jp/
肌に光を集める効果により、ほうれい線などのトラブルが目立ちにくくなるファンデーション。この効果は、時間がたてばたつほど実感しやすくなるそうです。
また、肌から蒸発してしまう水分を取り込み、うるおいのヴェールを形成する作用もあるので、しっとりとした状態が長く続きます。
薬用クリアエステヴェール
(株)JIMOS マキアレイベル/2,263円(税込み)
出典:https://cev.macchialabel.com/
ファンデーション、日焼け止め、美白、パック作用、美容液の効果が1つになったファンデーション。美容液成分を62%配合しており、うるおい効果が高いのが特徴です。つけている間中スキンケア効果が持続するので、メイクを落とした後の肌の調子も整いやすくなります。
また、大小2つの微粒子パウダーと、自らツヤを持つ平版パウダーがほうれい線の間に入り込むことで、表面をなめらかにしながら、光の効果で目立たなくする働きも期待できます。
4.ほうれい線対策におすすめの化粧品
ほうれい線を目立たなくするには、まず毎日のスキンケアから! 効果を実感しやすいおすすめの化粧品をご紹介します。
モイスチャライジングローション
(株)エトヴォス/3,456円(税込み)
出典:https://etvos.com/
肌がセラミドを生み出す力をサポートし、隣り合った細胞同士を結び付ける役目も果たす「POs-Ca(ホスホリルオリゴ糖Ca)」配合で、肌の水分を逃がしにくくする化粧水。
さらに、保湿効果の高いリピジュア、ヒアルロン酸、植物性プラセンタエキスなどの成分や、保湿力をサポートする「グルコシルセラミド」も配合しているので、肌が外からも内側からもしっかりうるおいます。
そして、ハリを与える「ヒドロキシンプロリン」も、ほうれい線を目立たなくするのに役立ってくれます。低刺激処方で、敏感肌でも使えるというところも嬉しいです。
ノブ L&W エンリッチローションEX(よりしっとりタイプ)
(株)常盤薬品工業/5,184円(税込み)
出典:http://noevirgroup.jp/
肌にうるおいとハリを与える成分として、CoQ10、ヒアルロン酸、リピジュア、ビタミン、スクワランを配合した化粧水。油性成分を加えてあるので肌の水分が蒸発しにくく、しっとりとした感触が長時間続きます。
また、季節や体調によって肌の調子が変わりやすいエイジング世代でも快適に使えるよう、肌荒れ防止に役立つ「グリチルリチン酸2K」も配合しています。
ダーマ パンプ ミルク
(株)アルビオン/7,560円(税込み)
出典:www.albion.co.jp/
保湿成分として「サクシニルアテロコラーゲン」「水溶性コラーゲンクロスポリマー」を配合した乳液。肌につけると溶け込むように浸透し、各層の隅々までうるおいで満たしてくれます。
内側からしっかりうるおった肌にはふっくらとしたハリが生まれるので、ほうれい線も目立たなくなります。
豆乳イソフラボン リンクル乳液
(株)常盤薬品工業/1,080円(税込み)
出典:noevirgroup.jp/sana/g/g42556/
「豆乳イソフラボン」は、女性ホルモンに働きかける豆乳イソフラボンという成分を配合していることで、肌トラブルが気になり始める30代以降の女性にも人気が高いシリーズ。
リンクル乳液は、レチノール誘導体、セラミド、ダイズイソフラボンをカプセル化して肌への浸透力を高めた商品で、肌内部までうるおい、もっちりとした感触に整えてくれます。
うるおいのヴェールが肌の水分を閉じ込めるので、しっとり感が長時間続きます。
アヤナス エッセンス コンセントレート
(株)DECENCIA/8,100円(税込み)
出典:https://www.decencia.co.jp/
とろりとした濃密なエッセンスが肌にしっとりとなじみ、一体化するように浸透して保湿する美容液です。肌との密着性を高めて保湿膜を作る「オーガニックリフトオイル」を配合しているので、肌にハリを出す効果も期待できます。
また、黄ぐすみの原因となる「糖化」をケアする成分も配合されており、老けて見える原因を広い範囲でケアできる化粧品であると言えるでしょう。
B.A セラム レブアップ
(株)ポーラ/14,580円(税込み)
出典:https://net.pola.co.jp/
シラカバ樹皮とハトムギ種子からなる、ポーラオリジナル複合成分「SBフレッシュ-R」を配合した美容液。肌が本来持っている自浄サイクル機能の働きを助け、うるおいとハリのある素肌に整えてくれます。
各層の隅々まで浸透するエマルジュンに肌を柔らかく保護するオイルを配合しているので、濃密なセラムもすっとなじんで弾きにくいです。
アスタリフトクリーム
(株)富士フィルム/5,400円(税込み)
出典:https://shop-healthcare.fujifilm.jp/
うるおい成分として、3種のコラーゲン、ローヤルゼリー、スクワランを配合したクリーム。重厚でコクのある「うるおいヴェール」が肌をしっかり包み込むので、みずみずしい感触が長続きします。ピンとハリが出るので、ほうれい線も目立ちにくくなります。
また、女性ホルモンを活性化させる作用も期待できるダマスクローズが配合されており、肌の調子を整えながら独特の香りを楽しむこともできます。
オバジ ダーマパワーX リフトクリーム
(株)ロート製薬/10,800円(税込み)
出典:https://www.obagi.co.jp/
形状を記憶させるようになじみ、濃厚なクリームが肌の表面にフタを作って水分を閉じ込めるので、ほうれい線が目立ちにくいふっくらと柔らかな肌になる商品。
また、弾き返すようなハリをもたらす「タイムサイエンスシステム」、肌を内側から支えるコラーゲンとエラスチンの働きで、肌の弾力も蘇りやすくなります。
独自の高浸透技術である「ディープターゲットデリバリー」を採用しているので、各層へ美容成分を届けるのがスムーズです。
5.ほうれい線対策におすすめの食事
ほうれい線の予防や緩和に役立つ「お助け食材」と、避けたほうが良い食事のとり方についてご説明します。
5-1.肌のハリ・弾力を回復させるコラーゲン
線維芽細胞によって生成され、らせん状につながって肌に弾力をもたらすコラーゲンは、年齢を重ねるごとに減少していきます。30代になると、急に肌のハリが気になり始めるのはそのせい。減ってしまった分は、外から積極的に補給していきましょう。
コラーゲンを多く含むのは、牛スジ、レバー、鶏皮、なんこつ、豚足、手羽先、ふかひれ、魚の皮、うなぎなど。また、ゼラチンを使ったデザートからもおいしく補給できます。
5-2.保湿力を高め、肌の乾燥を防ぐ大豆イソフラボンとセラミド
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをすることで有名な栄養素。エストロゲンが足りない時はこれを補って働き、過剰になっている時はそれを抑えるという役目を果たします。
エストロゲンは腹のターンオーバーやコラーゲンの生成にも深く関わるものなので、豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品を毎日の食事に取り入れていきましょう。
一方、セラミドは細胞と細胞の間を埋める役割を果たす物質で、保湿効果の高い化粧品にはよく配合されています。やはり年齢を重ねるごとに生成量が減る性質を持っているので、こんにゃく、しらたき、ひじき、黒豆、コーヒーなどをとって補いましょう。
5-3.活性酸素を抑え、シワを予防する栄養素
肌細胞をサビつかせる活性酸素は、紫外線、ストレス、喫煙、激しすぎる運動などによって体内に発生し、シミやシワの原因となっていきます。これを防ぐには、抗酸化作用の高い食材をとるのが効果的。
リコピンが豊富なトマト、アスタキサンチンを含むサケ、カテキンがとれる緑茶、ポリフェノールを含むコーヒーなどを積極的にとりましょう。
5-4.ほうれい線の原因になりやすいNGな食べ方とは?
過剰な糖分や油分はお肌の大敵。清涼飲料水、砂糖たっぷりのお菓子、揚げ物などをよく口にする人は、摂取量を減らす努力をしましょう。
また、添加物を多く含むレトルト食品、コンビニ弁当も肌には良くありません。毎日の自炊が面倒なら、栄養バランスの良いメニューを選んで外食する、休日にまとめておかずを作り置きするなどの方法もあるので、できるだけ体に良いものをいただくようにしましょう。
まとめ
顔にほうれい線があると、その部分にファンデーションがたまってキレイに見えないし、老けた印象になってしまうものです。そんな時は、あきらめずにとにかく努力!
保湿効果の高い化粧品でスキンケアをする、ほうれい線を目立ちにくくする効果の期待できる下地やファンデーションを使う、食事に気を配るなどの工夫で、若々しい素肌を取り戻していきましょう。