美容マニアの間で話題のオイル美容。
肌がカサつきやすい乾燥肌の人にはとくにオススメな美容法です。なかでも「美肌効果がある」「アンチエイジング効果がある」といわれているオリーブオイルは乾燥肌で悩んでいる人は一度は試してみたくなるもの。オリーブオイルは顔だけでなく、全身に使用できるので、全身をケアすることでカサカサ肌もしっとり肌にすることができます。
ここではオリーブオイルの持つ美容効果とおすすめのオリーブオイル、またオリーブオイルを使った美容法についてまとめていますので、乾燥肌でお悩みの方はぜひご一読くださいね。
１． オリーブオイルは美肌効果が高い
オリーブオイルには美肌にいい成分が豊富に含まれています。例えば、オリーブオイルに含まれているオレイン酸は人の皮脂の成分に近いため、肌につけることで乾燥肌をしっとりとさせてくれます。また、オリーブオイルにはアンチエイジング効果のあるビタミンEやビタミンA、ポリフェノールなどの成分が含まれていますので、肌の老化を防ぎ、みずみずしい肌を保つためのサポートをしてくれます。
このように、オリーブオイルには美肌にいい成分がたっぷりと含まれていますから、オリーブオイルを美容目的で使用することには優れた効果が期待できます。
２． 美容オリーブオイルと食用オリーブオイルの違い
美容オリーブオイルと食用オリーブオイル、「どちらも同じオリーブオイルなのでは？」と考える人も少なくないようです。確かに、オリーブを原料としているという点では両者は同じです。しかし、食用オリーブオイルを美容目的でスキンケアに使用するのはオススメできません。
なぜなら、美容オリーブオイルと食用オリーブオイルとでは、製造方法や品質管理の点で違いがあるからです。食用オリーブオイルを製造する際に重視されるのは、味や風味の良さです。それに対して、美容オリーブオイルを製造する際に重視されるのは、肌への馴染みの良さや肌への安全性です。ですから、美容オリーブオイルは、不純物を徹底的にろ過して食用オリーブオイルよりも精製度の高いオイルに仕上げてあります。そのため、肌に塗った時に浸透しやすいですし、不純物が細かく取り除いてあるためにオイルが酸化しにくく、肌トラブルが起きにくいようになっています。
その点、食用オリーブオイルは美容オリーブオイルほど徹底的にろ過してありませんから、肌につけると肌トラブルの原因となりかねません。ですから、食用オリーブオイルと美容オリーブオイルには大きな違いがあり、食用オリーブオイルをスキンケアに使用することはNGと覚えておいてくださいね。
２-１．オススメの美容オリーブオイル
美容オリーブオイルは、100％天然ものであってもオリーブの質などによって値段が大きく異なります。以下にオススメの美容オリーブオイルを3点ご紹介します。値段もお手頃価格から品質重視の高価なものまで用意しましたので、参考にしてみてくださいね。
オリーブ園 バージンオリーブオイル
無香料・無着色の天然成分100％のオリーブオイルです。顔だけでなく、髪の毛を含む全身に使用できます。たっぷり容量の80mlでありながら、低価格なので全身ケアにもオススメです。
販売価格 80ml 1,300円（税込）
出典：http://www.1st-olive.com/
DHC オリーブバージンオイル
美容オリーブオイルの先駆け的な存在の美容オリーブオイルです。スペインで有機栽培されたオリーブの実を使用した天然100％のオーガニックの美容オイルなので、安心して美肌ケアに使用できます。肌に馴染みやすく、全身にも使えるオリーブオイルです。
通常価格 30ml 3,909円（税込）
出典：http://www.dhc.co.jp/
井上誠耕園 小豆島産エキストラヴァージンオリーブオイル
小豆島で採れた良質な完熟オリーブの果実のみを使用したオリーブオイルです。収穫後すぐに搾油して、自然ろ過させた貴重なオリーブオイルは、数量・季節限定商品となっています。
販売価格10ml 2,916円（税込）・20ml 5,724円（税込）
出典：http://www.inoueseikoen.co.jp/
３． オリーブオイルで潤いのある肌にする
オリーブオイルは、クレンジング、マッサージ、パックなど、いろんな活用方法があります。ここでは、オリーブオイルを使った美容方法をいくつかご紹介してきます。
３-１．クレンジング
市販のクレンジングオイルは、メイクと一緒に肌に必要な皮脂も根こそぎとってしまいますから、乾燥肌の人には向いていません。しかし、オリーブオイルなら肌の潤いをキープしたままでメイクを落とすことができます。
オリーブオイルをクレンジグに使用する場合は、水洗いではオイルのヌルヌル感が取れませんので、クレンジング後はティッシュなどを使用してオイルを大まかに取りましょう。その後、蒸しタオルなどを使用して丁寧にオイルを拭き取ります。肌をこすらないようにして優しく拭き取った後に、洗顔で仕上げてくださいね。
３-２．マッサージ
オリーブオイルはマッサージにも使用することができます。
３-２-１．顔のマッサージ
- オリーブオイルを少量手に取り、顔全体に馴染ませます。
- おでこの中心から両こめかみに向かって指の腹を滑らせるようにしながらマッサージ。
- 目の周りは薬指の腹を使って下まぶたの目尻側から目頭へ、上まぶたの目頭から目尻へと優しく。
- 鼻の横からほうれい線に沿って口元の両脇へやさしくなで下ろします。
- 頬は顔を手のひらで包むようにしながら、目の下を起点にこめかみに向かって流します。
- 最後にアゴから耳の下に向かってマッサージしましょう。
３-２-２．ボディマッサージ
- お風呂上りに、オリーブオイルをマッサージしながら全身に馴染ませましょう。
- 足は下から上に、腕は手のひらから肩に向かって、マッサージしながら全身になじませます。
３-２-３．ボディスクラブの作り方
オリーブオイルに塩や砂糖を合わせるとボディスクラブとしても使用できます。入浴時に身体を洗った後、ボディスクラブでマッサージします。
- オリーブオイル＋塩 角質ケアができるのでつるつるとした肌になります。
天然塩大さじ２とオリーブオイル大匙４を混ぜ合わせるとソルトスクラブができます。
- オリーブオイル＋砂糖 しっとりと柔らかい肌になります。
砂糖（上白糖・きび砂糖）大匙４とオリーブオイル大匙１、精油１０滴を加えて混ぜます。はちみつ小匙１を加えて混ぜ合わせるとシュガースクラブができます。
３-３．フェイシャルパック
とくに乾燥が気になるという場合は、オリーブオイルを使ったフェイシャルパックがおすすめです。
- オリーブオイルを顔全体にたっぷりとつけて、顔をマッサージしながらオイルを馴染ませます。
- 蒸しタオルをあてて、数分放置します。（オイルが肌に浸透します）
- オイルを蒸しタオルで拭き取るとしっとり肌に！
- その後、通常どおり化粧水・乳液などで仕上げてください。
３-４．ヘアトリートメントとして
洗髪前にオリーブオイルを頭皮にすり込んでマッサージして残ったオリーブオイルも毛先に馴染ませます。数分置いた後、通常通りに洗髪することで、髪のパサつきを抑えることができます。
ただし、オリーブオイルの量が多すぎると、髪の毛がベタつくので注意しましょう。
３-５．湯船に入れてボディケア
オリーブオイルを湯船に大さじ1杯程度入れると、肌の乾燥を防ぐことができます。その際、オリーブオイルに好きな香りのアロマオイルを3滴程度加えてアロマバスにすると、リラックス効果も得られるのでおすすめですよ。
３-６．ブースター代わりに
化粧水の浸透を高めるために、オリーブオイルをブースター代わりに使用することができます。オリーブオイル数滴を手に取って両手で温めた後に、洗顔後の肌にやさしくハンドプレスをしながら馴染ませます。その後、化粧水を使用することで化粧水が肌に浸透しやすくなります。
３-７．リキッドファンデーションに混ぜてツヤ肌に！
最近流行りのツヤ肌メイクは、リキッドファンデーションにオリーブオイルを少量（1滴程度）加えることで、簡単につくることができます。美容マニアの中では定番の方法ですので、ぜひお試しくださいね。
まとめ
肌の乾燥が気になったときはオリーブオイルを使ったオイル美容で、しっとり潤い肌を手に入れましょう。オリーブオイルを使って全身ケアをすれば、乾燥知らずの肌をゲットできるかもしれません。オリーブオイルを選ぶ際には食用オリーブオイルではなく、ぜひ美容オリーブオイルを選んでくださいね。
