「化粧ののりが悪い」「化粧水で保湿してもすぐに乾いてしまう」なんてお悩みをお持ちではありませんか?
乾燥している肌にファンデーションを塗っても、粉浮きして表面がカサカサしてしまいます。
どうしたらしっとりとしたキレイな肌質に近づけることができるのでしょうか。
乾燥した粉っぽいお肌を潤いたっぷりのお肌に見せるための正しいファンデーションの塗り方をご紹介します。
1.ファンデーション選び
肌が乾燥してカサカサしているときは、ファンデーションを塗っても粉っぽくて化粧のりも悪くて長持ちしません。 そんなときにカサカサをカバーしてくれるファンデーションがあればいいですよね。 ファンデーションのタイプがいくつかありますので、まずは自分に合ったファンデーションを選びましょう。
ファンデーションの種類
- パウダーファンデーション・・・粉末を固形にしたファンデーションです。
- リキッドファンデーション・・・液体状のファンデーションです。
- クリームファンデーション・・・リキッドファンデーションより油性成分が多くてカバー力があるファンデーションです。
- スティックファンデーション・・・スティック状で油分と顔料を多く含んだファンデーションです。
- エマルジョンファンデーション・・・コンパクトに入ったクリーム状のファンデーションです。
- 2WAYファンデーション・・・水で濡らしたスポンジで塗る方法と水なしで使用する方法の2通りの使い分けが出来るファンデーションです。
- ルースファンデーション・・・さらさらした粉末状のファンデーションです。
- BB、CCファンデーション・・・スキンケア成分やベースが含まれているオールインワンのファンデーション
乾燥肌には保湿効果のあるファンデーションを選ぶと良いです。 「リキッドファンデーション」、「クリームファンデーション」のように水分が多いタイプのファンデーションを選ぶとメイクがきれいに仕上がります。 乾燥肌のほかにシミやそばかすなど隠したい部分があるようならば、カバー力の高いクリームファンデーションの方をオススメします。 この2つのファンデーションには、乾燥したお肌に潤いを与えてその潤いを保つ効果があります。 さらに潤いのあるお肌をキープするためにはその中でも「美容成分が入ったファンデーション」を選ぶようにします。
色の選び方
ファンデーションはあなたの肌色に合っているものを選びます。 色を選ぶ時は、フェイスラインに合わせてファンデーションの色を付け、顔や首のなじみ方を確認します。顔に塗ったときに首とファンデーションの色の差が気にならなければ、OKです。 ほほと首の境の色が違和感がないようなものを選びます。
- 自分の肌色よりもワントーン濃くするとシミや毛穴などの気になる部分を隠すことが出来ます。
- もともと肌色が白い人は白浮きしないので、首の色に合わせて明るめのものを選ぶこともできます。
- ピンク系の色は血行が良く見えて肌が明るく見えます。
ファンデーションや化粧下地を使用する前にはパッチテストを行うようにします。 発疹やかゆみなどのトラブルが起きないことを確認してください。
2.ファンデーションの塗り方
乾燥肌での正しいファンデーションの塗り方です。 まずファンデーションを塗る前に注意する点がいくつかあります。
- 乾燥を隠そうとしてファンデーションを厚く塗ると、目元や口回りなどの動くところにシワが寄ったりします。
- スポンジを肌に強くこすりながら塗るのは、お肌に刺激を与えます。刺激がシミやたるみの原因になるのでやさしく塗るようにします。
- 肌に触れるスポンジは菌の温床になりやすいため、不衛生なまま使用すると肌のトラブルになりますから汚れたら洗うようにします。
2-1.リキッドタイプ、クリームタイプを塗るコツ
リキッドファンデーション、クリームファンデーションを塗るコツです。
- 商品の説明書やパッケージにある使用方法の規定量を超えないことが大切です。厚く塗り過ぎないために量を守ります。
- ファンデーションは顔にいきなり塗るのではなく、一度手の甲で指などになじませてから顔に塗るようにします。
- 手、ブラシ、スポンジのいずれかで塗ります。
手の場合:手の甲にファンデーションをおいて、人差し指と中指と薬指の3本の指でなじませます。
ブラシの場合:手の甲にファンデーションをおいて、ブラシをクルクルまわしてなじませます。
スポンジの場合:手の甲にファンデーションをおいて、指先で広げスポンジになじませます。 - 顔に塗る順番は、(1)ほほ→(2)おでこ→(3)鼻筋→(4)あごの順で、パーツごとにファンデーションを付け足します。
- (1)ほほ→(2)おでこ→(3)鼻筋→(4)あごの順番で顔の中心から外側にファンデーションを塗ります。顔の面積が広い順番にファンデーションを塗ります。
手の場合:ほほやおでこの広い部分は人差し指と中指と薬指の3本の指で広げて使い、細かい部分は指1本だけを使うようにします。小鼻のところは、手でポンポンと軽くたたくようになじませます。目の周りは指に残っているファンデーションで優しく押さえるようにしてなじませます。
ブラシの場合:ブラシの広い面で広げてのばします。筆の跡がつかないようになじませます。筆の跡が残ったときはスポンジでならします。小鼻のところは、小さな円を描くように塗ります。目の周りはブラシに残っているファンデーションで優しく押さえるようにしてなじませます。
スポンジの場合:スポンジの広い面で広げてのばします。少しずつ広げてしまうと厚塗りになります。小鼻のところは、スポンジでポンポンと軽くたたくようになじませます。目の周りはスポンジに残っているファンデーションで優しく押さえるようにしてなじませます。 - ファンデーションがムラになっているか確認します。
- リキッドファンデーション、クリームファンデーションの後はフェイスパウダーで化粧崩れを防ぎます。
- 手の甲でフェイスパウダーをなじませます。塗り方はファンデーションと同じです。
- 顔の中心から外側に向かってパフを滑らせるようして塗ります。
- 小鼻や目元の細かい部分はパフを折り曲げて塗ります。
3.よりキレイに仕上げるために
よりキレイに仕上げるためにはファンデーションの前の準備がもっとも大切です。 乾燥している肌に直接ファンデーションを塗っても、時間が経つとカサカサしてきたり、皮剥けが目立ったりしてしまいます。 そうならないために、肌のお手入れをしっかり行ってからファンデーションを塗るようにします。 そうすることで肌に潤いがある状態でファンデーションを塗ることができ、しっとりとしたメイクに仕上がります。
3-1.朝クレンジングで潤いアップ
朝のメイクの前にクレジンジングをする方法があります。 夜にスキンケアで使ったクリームなどは、皮脂や油分を含んだ汚れに変わっています。 また、就寝中にお肌から分泌された皮脂も酸化がはじまっています。 不要な汚れをクレンジングすることで落とします。 そうすると化粧水が浸透しやすくなり、潤った肌でファンデーションを塗ることが出来ます。
クレンジング選び
乾燥肌の方には「クレンジングクリーム」、「クレンジングミルク」をオススメします。 クレンジングオイルは油分のあるファンデーションとなじみやすいため短時間で汚れを落とす特徴がありますが、デメリットとしてお肌の保湿成分も汚れと一緒に落としてしまいます。 そのため、保湿成分が奪われて乾燥肌が悪化してしまいます。 クレンジングクリーム、クレンジングミルクは刺激が少なくて、なめらかなクレンジングです。クリームやミルクタイプのクレンジングは、お肌に負担をかけることなくメイクが落とすことができます。 洗顔料は余分な皮脂や古い角質、ほこり、汗などの汚れを流します。それに対してクレンジングは油性ですからメイクなどの油性成分だけを落とすことができます。 このように洗顔料は水性のため落とす役割が違います。
3-2.コラーゲンサプリメント
コラーゲンサプリメントを取ることで内側から肌の潤いをキープします。 コラーゲンサプリメントを飲むと肌の内側から皮脂などの潤い成分が分泌されて、化粧のノリが良くなります。 25歳以降はお肌にあるコラーゲンが減少して水分がなくなりカサカサお肌になっていきます。 コラーゲンサプリを取ることで、弾力や水分を取り戻します。 乾燥肌の人はコラーゲンサプリメントを飲むことでファンデーションのノリを良くすることができます。
3-3.ティッシュパック
朝メイク前のひと手間で化粧直しゼロ方法
保湿美容法で朝の3分が、化粧直しゼロのお肌を目指します。 ティッシュパックと蒸しタオル美容とは、化粧水をティッシュに浸してつくったパックをしながら、蒸しタオルで首の後ろを温める保湿美容法です。 首の後ろを温めると毛穴が開きやすくなり、美容成分の浸透力がアップします。
用意するもの
- 保湿ティッシュ
- 化粧水
- 蒸しタオル
水を含ませたタオルを電子レンジに40秒~1分間温めます。火傷しないように温かさをチェックしてください。
やり方
- W洗顔後に、化粧水をティッシュに浸して鼻の穴を避けるようにしてのせます。
- 蒸しタオルで首の後ろ部分を温めます。
- 1~2分くらい置いた後に、ティッシュとタオルを取ります。
- 美容液や乳液を手で温めてから顔につけます。
- メイクをします。
3-4.化粧下地
化粧下地がすごく大切です。 乾燥肌でファンデーションのノリが悪いときには化粧下地を先に塗るとファンデーションの肌への付き方がとても良くなります。 ファンデーションを塗る時は必ず化粧下地を使用します。
化粧下地の効果
- 肌表面を整える
- 肌をファンデーションの負担から保護する
- 透明感や色の補正をする
- ファンデーションの密着性を良くする
- 外的環境から肌を保護する
- 紫外線から肌を保護する
化粧下地を使うことでファンデーションのノリが良くなり、メイクの仕上がりがきれいになります。
化粧下地の選び方
化粧下地を選ぶポイントは、日焼け止め効果や美容液成分が入った保湿効果のある化粧下地を選びます。 化粧下地は日焼け止めクリームのようなべたつき感がないのに、紫外線を防ぐ効果があります。 使用感のしっとりしたタイプの化粧下地を選ぶようにします。
化粧下地の塗り方
化粧下地もファンデーションと塗り方は似ています。順に見ていきましょう。 まずは洗顔をしてスキンケアをした後に化粧下地を塗ります。 このときに乳液やクリームなどの余分なべたつきがある場合は、ティッシュで軽く押さえてオフをします。 余分な油分は取り除いてから化粧下地を塗っていきます。
- 商品の説明書にある使用方法の規定量を守って使用します。
- 規定の量を取って、手のひらで温めます。
- 指先で顔のポイントごとに点々とおいていきます。
- 指先を使って顔の中心から外側に化粧下地を塗っていきます。
- 全体に均一になるように伸ばします。
- 目元や口元ははじめから薄くのせて伸ばします。
- 化粧下地を塗った後は、1分ぐらい時間をおきます。
- 化粧下地が少し乾いてベトベトしなくなったらファンデーションを塗ります。
化粧下地がべたついて気になる場合
化粧下地が厚くなってしまったり、べたつきがある時はティッシュでオフをします。 ティッシュオフは軽く手で押さえるだけです。 こすったりするとお肌に刺激を与えてしまい、負担がかかるので軽く押さえるだけにします。 下地が乾く前にファンデーションを塗ってしまうとヨレやムラの原因になります。
まとめ
乾燥肌でも潤いたっぷりのお肌に見えるファンデーションの塗り方のコツをご紹介しました。 もうカサカサや粉浮きに悩まされることはないでしょう。