肌荒れのときは化粧水を使わない!浸透させないことが肌復活の第1歩

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肌が荒れてしまって化粧水をつけただけでもヒリヒリと感じることがあります。
そんなときは思い切って化粧水をやめてみましょう。
一時的な症状だからと、使い続けると肌ダメージはひどくなるばかりです。

肌に水分や栄養を浸透させるよりも、肌の表面を保護して、肌の細胞が正常に角質を作ってくれるのを待ちます。



1.化粧水がしみた時はクリームだけ

化粧水がしみるような時は思いきってクリームだけで角質を保護し、ダメージを受けた細胞の修復する事を先行します。
肌トラブルが落ちつくまでの応急処置として試してみましょう。

1-1.クリームだけで保護!肌の中に浸透させる化粧水を避ける

洗顔後すぐにつけるスキンケアが化粧水ではなく、クリームというアイテムがくるのは、なかなか馴染みがなく、はじめ抵抗を感じるかもしれません。ですが、炎症を起こしている肌奥に、無理に化粧水を浸透させる事は、肌内部のダメージをどんどん悪化させてしまう事になるでしょう。まずは、皮膚表面がこれ以上、ひどくならないようにする事が大切です。その役目こそ、クリームです。

1-2.洗顔直後に素早くクリームだけを塗る

洗顔直後は、バリア効果のある皮脂膜まで洗い流されているケースがあるため、洗顔をしたらすぐにクリームだけ素早く塗ります。その時、特に皮膚の薄い目の下などは塗り残しのないようにします。目の下は他の部位よりもダメージを受けやすくヒリヒリする症状も他と比べると起こりやすいですね。

1-3.乳液がしみないなら乳液+クリームもあり

クリームをつける事が大前提ですが、もし、乳液がしみないようなら、先に乳液をつけてクリームをつけるようにしましょう。
乳液はキメを整える働きがあるため、外部刺激から、さらに肌を守る効果が期待できます。
ですが、少しでもヒリヒリするような場合は、クリームのみで様子を見ます。

2.肌荒れ別対処法

肌荒れが起きる要因は様々です。
元々、敏感肌である場合もありますが、様々な外的要因、内的要因どちらも考えられます。もしくは以下にあげる要因が重なっているケースもあります。
自分の肌荒れがどれに別れるかがわかれば対処方法も明確になります。

2-1.季節による肌荒れ

肌は季節の変化にとても敏感です。
例えば、夏は湿度が高く汗をかきやすいです。その汗を表面に溜めたままにしていると、雑菌が繁殖しやすく汗の成分が刺激となり肌に悪影響があります。また、夏にピークになる強い紫外線も、肌荒れの最大原因です。
一方で、冬時期の肌荒れは、暖房によって乾燥がおき、かさつきや痒みが症じ、肌のバリア効果が低下します。乱れたキメに外部刺激などが入りやすくなるため、肌荒れが起きやすくなるのです。
季節による肌荒れは気温や湿度、紫外線によって起こるので、いつもこれらに気を配ることでずいぶんと防ぐことができます。

2-2.体調・生理による肌荒れ

仕事、家事、育児などでストレスを抱えがちになると、質の良い睡眠がとれないケースもあります。
午後10時から午前2時の間は肌のゴールデンタイムと呼ばれ、肌の生まれ変わりの過程であるターンオーバーが正常になされ、肌を活性化させるホルモンが分泌される大切な時間帯です。この時間帯に質の良い睡眠をとるためには、寝る前の半身浴や軽いストレッチ、アロマでリラックスするなど試みてください。

また生理前には黄体ホルモンが活発に分泌されるため、 吹き出物をはじめ、肌トラブルが生じやすくなります。生理前には、肌がゆらぎやすくなると理解し、生理前だけ、低刺激のスキンケアを使うなどしてあげると良いでしょう。

2-3.花粉や黄砂による肌荒れ

花粉や黄砂のように、大気中に含まれ浮遊する物質が、私達の肌に付着すると、痒みや赤みを帯びるなど、肌荒れ症状が起きます。特に、何らかの原因でバリア効果が弱くなっていれば、容赦なく肌に刺激が入りやすくなります。
対策としては、外出先から帰宅したらすぐに洗顔をして肌に付着した花粉や黄砂を落とします。
そして、無理に化粧水を浸透させずに、クリームなどで傷ついた角質をケアします。

おすすめはバリア機能のあるセラミドなどを配合したスキンケアで擬似的にでもバリアを作ってしまいましょう。

また、外出時には、リキッドやクリームファンデなどの粘着質な処方のファンデは避けて、パウダー系のもので、肌をサラサラにさせておくと、浮遊物がつきにくくなります。

2-4.いままで使えた化粧品が使えないとき

今まで、何の問題もなく使用できていた化粧品が使えなくなるケースは珍しくありません。特に女性の場合、妊娠出産、生理前などのホルモン変化が肌質を敏感にしてしまう事が十分に考えられるからです。他にも、ストレスや無理なダイエット、睡眠不足なども、急に化粧品が合わなくなった要因にあげられます。

また、肌に合わない化粧品の成分はそれぞれで、香料だけが合わない人もいれば、紫外線吸収剤だけが合わない人もいます。
もし、化粧品が急に合わなくなったら、速やかに休止しましょう。そして自分の思いあたる生理前や出産前後という過程を終えてから再開してみましょう。それでも合わなければ、その化粧品にこだわらず、別の化粧品に変えてしまうのも方法の1つです。

3.アルコールや界面活性剤の含まれない化粧水を選ぶ

化粧水を塗る女性の画像

それでもやっぱり化粧水を使わないと不安という方もいるでしょう。
そういうときは肌に刺激となる成分を含まない化粧水を使用しましょう。どのような成分を控えたら良いのかを確認していきます。

3-1.肌荒れ時に控える成分

アルコール

アルコールは、肌が敏感になっている時には、ピリピリと痛みさえ感じる事があるくらい、刺激を与えてしまいます。注射などでアルコールアレルギーを起こす人もいるくらいです。肌が赤くなるひともいます。
そんな時はアルコールを使用していないアルコールフリーの化粧水を使う事で肌に優しいスキンケアができます。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、シミを作り出す時の情報伝達物質チロシナーゼという酵素の働きを抑える働きのある美白系成分です。配合量が高いと刺激性の皮膚炎を起こしたり、赤み、痒みが生じたりとトラブルを引き起こします。
ハイドロキノンの他にも肌が敏感になっている時は、美白系成分は控えた方が良いでしょう。

ビタミンC

以外かもしれませんが誘導型ビタミンCも肌にはとてもよい成分ですが、肌が荒れている時にはピリピリと感じて刺激になります。美白などの効果があるだけに残念ですが肌荒れが治まるまではいったん使用するのを我慢しましょう。

精油(オイル)

精油とは、植物の花や、果実の皮、種などから抽出した、オイル成分です。自然の天然成分というイメージが強いため、一件、精油が肌荒れを誘発するとは思えませんが、ラベンダー、ハッカ油など、精油の種類によっては、成分として強すぎたりします。
植物からとれるものは安全というイメージがありますが、植物の多様な成分がかえって肌荒れリスクを高めてしまう事もあるため注意が必要です。

レチノール

ここ数年、しわやたるみのアンチエイジングに効果的と言われているレチノールは、ビタミンAに属していて真皮部位のエラスチンやコラーゲンを増やし、若さを追求する成分とも言えるでしょう。
ですが、空気中で他の物質に変化する時に、肌表面に刺激を与えてしまう事があるのです。肌荒れ期間中は、レチノール配合の化粧水は控えた方がよいです。

パラベン

化粧品の持ちを良くするために、雑菌防腐剤として化粧品全般に配合されている石油成分です。これらが、蕁麻疹、アレルギーなどの皮膚疾患を引き起こす事があるため、パラベンフリーの化粧水を選びたいです。しかしパラベンはごく少量で防腐作用があるために、ほかの防腐剤よりもトータルとしては刺激が少ないとも言われています。

4.日焼け止めもしない

4-1.短時間なら日焼け止めをしない

様々な肌トラブルや、皮膚がんまでを引き起こしてしまう紫外線。それを防御する日焼け止めですから、肌にも強い成分が使われています。外に出る時間が短い方は、肌の回復を待ちながら、いったん、日焼け止めをお休みしましょう。
日焼け止めに含まれている成分は考えている以上に肌荒れリスクが高いのです。

4-2.日焼け止めの成分は、紫外線散乱剤を!

あまり、外出しない人であれば、肌あれしているときに限り、日焼け止めのいったん使用中止をオススメします。
ですが、働いている女性が通勤中に浴びる紫外線は侮れません。その場合は日焼け止めの成分を厳選すれば、肌に刺激を与えずに紫外線対策ができます。

日焼け止めの成分は2種類あります。
ひとつは、よく肌トラブルの要因としてあげられる紫外線吸収剤です。
汗にも強く、サラサラなだけに、使いやすいため、日焼け止めの殆どの成分が紫外線吸収剤なのです。一方で、紫外線吸収剤は、肌に紫外線を吸収した時に化学反応を起こします。その時に肌あれやアレルギーをおこしやすくなるリスクが高い成分です。

2つめが、紫外線を散乱させて防御する紫外線散乱剤です。
紫外線吸収剤と比較すれば、くずれやすく、ベタつきがあるというデメリットもありますが、ほとんどが天然成分のため、肌荒れしにくいというメリットがあります。

そんな理由から、通勤中の紫外線防御をするためにも、紫外線散乱剤成分の日焼け止めをオススメします!

4-3.日傘や帽子で紫外線を防ぐ

皮膚トラブルがある時は、極力、化粧品に頼らずに紫外線を防ぎたいものです。
ここで、日焼け止めグッズの出番です!
帽子、日傘、アーム手袋、UVストールまで、日焼け止めグッズは幅広くセレクトできます。
また、ネット通販のランキングなどで比較検討してみるのも良いでしょう。
口コミやランキングなどから人気の高い商品もご紹介いたします。

4-4.日傘

通常ならば黒い日傘が紫外線カット効果が高いと認識されていますが、最近は黒以外でも紫外線を100%近くカットできるものもあります。

日傘の画像

4-5.レディース用帽子

つばが大きめで、顔を覆うような帽子がおすすめです。紫外線カット加工がしてある生地の帽子もたくさんあります。

つばの大きい帽子

4-6.UVストール

ボーダーや刺繍柄など、レパートリーも満喫できる「UV加工のストール」もあります。
首元を隠せば紫外線対策ができます。

5.肌荒れでも使えるファンデーション

接客業という職場環境であれば、ノーメイクはタブーといえるでしょう。
仕方がないと、あきらめてリキッドやパウダーを重ねぬりしていては、肌にさらに負担をかけて敏感さが悪化してしまいます。
そんな時には、2種類のファンデがオススメですよ!人気商品も交えてご紹介いたします。

5-1.粉おしろいで肌負担をなくす!

本来、粉おしろいは、ファンデーションの仕上げにまとうイメージですね。
ですが、粉おしろいには、肌に負担を施す油分がほとんど配合されておらず、何度か化粧直しをしても肌に負担がかかるという事は少ないのです。
また、洗顔料で落とす事ができるため、クレンジングで生じる摩擦を回避できます。
ですから、ファンデーションを諦めるのではなく、その代わりに、キメや透明感が出せる粉おしろいを活用してみましょう。

◎美養品のアキュライズ 玉粉肌
お米が主成分で、防腐剤を一切使用せず、肌につけている時だけでなく、落とす時も、優しい処方です。

玉粉肌の画像

出典:玉粉肌

5-2.ミネラルファンデーションの無機質さが肌のトラブルを回避!

粉おしろいと並んで、肌が悲鳴をあげている時に使用をオススメしたいのが、天然の鉱物を主成分とするミネラルファンデーションです。
ミネラルファンデーションには、肌荒れリスクを高くしてしまう、界面活性剤などの成分は含まれていません。こちらも、粉おしろい同様、洗顔料のみで落とせるくらい、肌負担が軽減できるでしょう。

◎ヴァントルテ(ミネラルファンデーション)
安全、安心の国産ブランドメーカーより、紫外線対策と、カバー力がプラスされたミネラルファンデーションです。肌状態が不安な方のために、トライアルキットも販売されています。

ミネラルUVファンデーションデビューセットの画像

出典:ミネラルUVファンデーション【VINTORTE】

6.肌荒れが続くときは皮膚科へ

肌荒れが続くときは、皮膚科学のプロである皮膚科へ行きましょう。皮膚科では、生活環境や食生活などの問診などを踏まえて、診察してくれます。
また、アレルギー検査などをしてくれる事があるでしょう。
可能ならば、化粧品などを持参して診察を受けるのが望ましいですね。

この時、処方される外用薬は、皮膚表面に油膜を形成する白ワセリンが多く、化粧品トラブルで敏感になり、バリア機能が破壊された肌を保護するものです。
また、化粧品などで痒みが出た場合は、抗ヒスタミン配合の飲み薬が処方されるでしょう。こうした薬の副作用として眠気があげられますが、接客業には眠気は禁物ですから、眠気の副作用が出にくいアレグラという抗ヒスタミン錠剤を処方してもらえると安心ですね。

まとめ

こうした体調の変化や外からの刺激によって、ターンオーバーの乱れが生じて肌荒れになる事もあるでしょう。
今まで使用していた化粧水が合わなくても慌てないでくださいね!肌が落ちつくまでは、化粧水をストップし、クリームでひたすら保護しましょう。そして、極力その期間だけは控えたい化粧品成分を心得て、使用を避けていれば良いのです。もちろん、その間は、ファンデーションもお休みして、肌に負担のかからない粉おしろいやミネラルファンデーションにお世話になれば良いのです。

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