乾燥肌だとどんなに化粧水をつけてもしばらくすると肌が乾いてしまうってことがあります。
どの化粧水を選んでも、どんなことをしても乾いたままなのでしょうか?
もしかするとそれは化粧水の選び方だったり、つけ方が間違っていたのかもしれません。
今回は乾燥肌のための化粧水の選び方や正しいつけ方について紹介します。
1.乾燥肌の原因
まずは肌が乾燥しているところを詳しく見ていきましょう。
乾燥している肌は角層の水分が少なく、皮脂も少なくなっていてバリア機能が低下しています。皮脂による膜が十分な状態にないとバリア機能が低下して紫外線、ホコリ、花粉、ダニなどの外的な刺激を受けやすくなります。
また角層にあるセラミドなどの細胞間脂質が少なくなると水分が蒸発しやすくなります。
このような状態が続くと外的な刺激から身を守ろうとするように角層が厚くなり、ターンオーバーが乱れて形が不揃いの細胞や未熟な細胞が角層に現れます。
すると角層がカサカサしてくるために水分を保持する力がさらになくなってしまい、スパイラル的に乾燥肌を招きやすくなります。
2.乾燥肌用の化粧水
乾燥肌に合う化粧水の選び方やおススメの化粧水を紹介します。
2-1.化粧水の選び方
乾燥肌の人が化粧水を選ぶ基準は3つあります。
- しっとりタイプを
乾燥肌はしっとりタイプの化粧水を選びます。
化粧水にはしっとりタイプ、さっぱりタイプ、美白タイプなどの化粧水があります。さっぱりタイプの化粧水はアルコールが多く含まれていることがあるのでしっとりタイプを選びます。乾燥肌の人は夏でもしっとりタイプを選んでください。 - 保湿成分を見る
水分量を高める保湿成分を見て化粧水を選びます。
化粧品会社の独自の保湿成分やヒアルロン酸、アミノ酸、セラミドなど入っている化粧水を選びます。 - 浸透力
美容成分が肌の奥の角層まで届くようにします。浸透力のない化粧水は肌の表面を塗っているだけです。浸透力の高さにこだわった化粧水を選ぶようにします。
化粧水を変えるときは、店頭でサンプルを試してから購入するようにします。
化粧水が合わないときは、ヒリヒリ感、突っ張り感などの違和感があります。
2-2.おすすめの化粧水
保湿効果、浸透力、美容成分がとっても優れているおススメの化粧水を紹介します。
クレ・ド・ポー ボーテ シナクティフ ローションイドラタント
保湿力と美白効果とを併せ持った保湿液です。透明感のある澄んだ肌にします。
出典:http://www.cledepeau-beaute.com/
SK-II フェイシャル トリートメント エッセンス
肌荒れを防ぎ肌の働きを整えて、潤いのあるクリアな肌にします。
B.A ザ ローション
すみずみまで浸透し角層細胞を長時間保湿してつや、ハリ感のある肌にします。
AQミリオリティ リペアローション
潤い成分を肌にめぐらせて、いきいきとした透明感のある肌にします。
出典:http://www.cosmedecorte.com/
2-3.プチプラオススメ化粧水
高級化粧品でなくても、乾燥肌に向いている化粧水もあります。
化粧水 とてもしっとりタイプ
たっぷりと気兼ねなく使えるちふれの化粧水。とろっとした感触です。
化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ
低価格で浸透性のあるリピジュアを使用している敏感肌用の保湿化粧水です。
3. 化粧水の正しいつけ方
化粧水はつけ方で効果がまったく変わります。乾燥肌のための正しいつけ方をして化粧水の力を何倍にも引き出しましょう。
3-1.肌の土台作りは大切
まず化粧水をつける前にはクレンジングと洗顔をしっかりと行います。
W洗顔は肌の土台作りです。汚れた毛穴では化粧水がお肌に浸透しません。
W洗顔した後に、すぐに化粧水で水分を与えます。
W洗顔の方法は間違った手入れは老け肌のもと!正しい肌の手入れ7つの方法に詳しく紹介しています。
3-2.化粧水の浸透を高める
- 化粧水は顔全体に優しく馴染ませます。
- 目元や小鼻などの細かい部分は、指の腹で丁寧に馴染ませます。
- 乾燥しやすい部分や気になる部分には化粧水を追加で足して重ねづけをします。
- 最後に手のひらを温めてから顔全体を包むように頬や額に優しく密着させます。こうすることで美容成分の浸透がさらに高まります。
3-3.水分不足になりやすいところ
乾燥しやすい部分はシワになりやすいところでもあります。
目や口周りは皮膚が薄くて、いつも動かしているので負担がかかりやすく乾燥しやすい部分です。
頬は面積が広く外的な刺激を受けやすく乾燥しやすい部分です。
目の周り、口周り、頬が水分不足になりやすいため重点的に化粧水で保湿します。
3-4.乳液、クリームで蓋をする
化粧水を塗っただけでは保湿の効果が十分に持続されません。
夏でも化粧水の後には乳液やクリームを塗って水分をしっかりと閉じ込めます。
乾燥肌を防ぐためにも乳液やクリームを塗布することで潤いを持続させます。
4.いつ乾燥する?
乾燥肌の人は乾燥が始まる季節にも気を配ります。
4-1.乾燥しやすくなる季節
乾燥肌の人は10月ごろになると余計に乾きやすくなるため気を付けてほしい時期です。
10月ころから肌から逃げる水分量が多くなります。空気中の湿度が低下すると肌が乾燥しやすくなるのです。この季節から化粧水のほかにも加湿器や観葉植物などで空気中の湿度を保つように工夫します。
4-2.年齢による乾燥
肌の水分量は年齢とともに減少していきます。皮脂量は水分量とは違って、30代をピークに減少していきます。年齢的には40代になると急激に肌の水分・皮脂が少なくなって、乾燥しやすくなる体質になっていきます。
30代は水分量と皮脂量のバランスが崩れる年代になるため、皮脂があっても乾燥しやすいと感じやすくなります。
まとめ
今回は乾燥肌の方におすすめの化粧水の選び方や正しいつけ方についてご紹介しました。
乾燥肌は化粧水で対策をするのはもちろんのこと、他の点にも注意して乾燥を招かないようにしましょう。