ダイエットしていてやっと体重が1kg落ちたときの喜びは格別です。
ダイエットは食事のカロリーも気にしながら行うので、無駄にカロリーの高いものは食べたくないですよね。
ところでコラーゲンで太るって本当でしょうか?
せっかくダイエットをしてもコラーゲンを取って太っては意味がないですよね。
コラーゲンで太るのか、調べてみました。
予め知っておきたいのは以下の5つの項目です。
- コラーゲンペプチドのカロリーは豚由来と魚由来ではかわらない
- コラーゲン商品のカロリーは栄養成分表示に書いてある
- コラーゲンは通常の食事より低カロリー
- ドリンクにはカロリーの高いものがあるが気にするほどではない
- コラーゲンはダイエット中の肌のハリ、筋肉の低下を防ぐ
1.コラーゲンペプチドのカロリーは豚由来と魚由来ではかわらない
太る原因は摂取するカロリーが高いということです。まずはコラーゲン1gあたりのカロリーを調べてみました。
コラーゲンには豚由来のものと魚由来のものとあります。
- 豚由来コラーゲンペプチド 3.5~3.7kcal
- 魚由来コラーゲンペプチド 3.4~3.7kcal
比べてみるとどちらもそれほどカロリーはかわりません。
このカロリーはサプリメントなどに配合されているコラーゲンペプチドの原末を測定したものです。
ではコラーゲンが商品になるとどうなのでしょうか。
2.コラーゲン商品のカロリーは栄養成分表示に書いてある
コラーゲンの商品にはコラーゲン以外に以下のものが配合されています。
コラーゲン以外の美容成分(エラスチン、ビタミンCなど)
形状を安定的に保たせるもの(デキストリンやゲル化剤など)
味を美味しくするためのもの(果汁や甘味料、香料など)
これらとコラーゲンのカロリーを足して、商品のカロリーになります。
ほとんどの商品には「栄養成分表示」がされており、1日の目安量分のエネルギー(kcal)が表示されています。
実際の商品には以下のような表示があります。
商品A
商品B
商品C
商品Aは約7kcal、商品Bは12kcal、商品Cは約45kcalでした。
7kcalほどから45kcalほどのカロリーの開きがありました。
3.コラーゲンは通常の食事より低カロリー
では一般の食品と比べてこのカロリーは高いのでしょうか?
- デニーズの和定食 焼鮭朝食 580kcal
600円で580kcal ・塩分4.4g ・脂質14.3g ・食物繊維3.3gです。
※写真はイメージです。
- デニーズの人気の定番メニュー パスタ マルゲリータ 684kcal
840円 ・684kcal ・塩分3.2g ・脂質33.1g ・食物繊維3.9g
みなさん、普通の食事としてこれくらいは食べますよね。
サイドメニューはどうでしょうか?
- 豆腐とわかめのサラダ220円 ・77kcal ・塩分1.3g ・脂質3.2g ・食物繊維1.2g
- きんぴらごぼう220円 ・79kcal ・塩分0.5g ・脂質5.2g ・食物繊維1.8g
- 茄子とかぼちゃのみぞれおろし220円 ・143kcal ・塩分1.6g ・脂質10.0g ・食物繊維2.8g
豆腐とわかめのサラダ 77kcal、きんぴらごぼう 79kcal、茄子とかぼちゃのみぞれおろし 143kcalです。
サイドメニューと比較してもまだまだコラーゲン商品のほうがカロリーは低いですね。
コラーゲンのサプリメントは量を取りませんから、そこまでカロリーの心配はしなくていいようです。
4.ドリンクにはカロリーの高いものがあるが気にするほどではない
ドリンク類で50kcalに近いカロリーの場合は、豆腐とわかめのサラダ77kcalの小鉢のサラダに近いカロリーがあると認識しておけばいいでしょう。
通常の食事に比べればそれほどカロリーの高いものではありません。
5.コラーゲンはダイエット中の肌のハリ、筋肉の低下を防ぐ
ダイエット中はお肌のハリも失われやすく、筋肉も落ちやすくなります。
急な体のしぼみにお肌がついていけなかったり、たんぱく質が不足していたりするからです。
コラーゲンを飲んだ時にお肌がパァーンと張ってくるという人がいますが、ダイエット中のハリのなさに立ち向かう力がコラーゲンにはあるのです。
コラーゲンペプチドは線維芽細胞を刺激してコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す働きをしています。
またコラーゲンは筋肉を作るのにも役立つことがわかっています。
アメリカンフットボールの選手が1年間コラーゲンを飲んで筋肉量がキープできたという研究があります。
ダイエット中は他のたんぱく質と一緒にコラーゲンを取ることでお肌のハリ、筋肉の低下を防ぐことができます。
参考文献 培養液中に添加したコラーゲンペプチド水解物Pro-Hypの濃度とマウス線維
芽細胞の増殖能 康隆重村ら 参考文献 機能性研究レポート マリンコラーゲン摂取が学生アメリカンフットボール選手の体づくりに及ぼす影響 岩佐 慎也、川島 恵利子、向井 直樹 他
まとめ
コラーゲンの商品は太る原因にはなりません。
逆にダイエット中に失われがちな肌のハリと筋肉を補う効果があります。
ダイエット中は積極的にコラーゲンをとるといいでしょう。