女の生理とは?生理中のパートナーを支えるための方法

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女性の「生理」について、男性が持つイメージは「辛そう」「痛そう」などと、女性の大変さを感じることがありますが、男にはわからないものとあまり関心を持たない人が大半を占めるのではないでしょうか。 しかし、症状のひどい人が身近にいたり、パートナーが生理で苦しんでいる様子を見ると、何かしてあげることはできないのかと思うこともあります。 今回の記事は女性の生理についてまとめました。 女性が生理中に男性にしてほしいことや、生理中の女性との上手な付き合い方について紹介していきます。



1.パートナーの生理を知っておくべきか

生理を知りたい男性の割合の画像

彼女が生理だったら、そのことを自分に言ってほしいと思いますか? との問いに対して

  • 「思う」と答えた男性…7割以上
  • 「思わない」と答えた男性…3割以下

と7割以上が女性の生理を知りたいという結果があります。 「思う」と答えた方は彼女に負担をかけさせないための行動をしたり、「イライラする時期を把握したい」などの考えがあるようです。 逆に「思わない」と答えた人は言うか言わないかは彼女に任せるという意見や「言われても困る」「面倒」という意見があります。 7割以上の男性が彼女の生理を知りたいと考えています。 「生理中です」と素直に女性から伝えられた時は思いやりのある行動を取りましょう。

2.生理中・生理前の症状

生理中の症状

頭痛の女性の画像

女性の生理中には生理痛(医薬用語では月経痛)が起こります。 男性から見るとパートナーがどれくらい生理通の症状が重いのかはほとんどわかりません。 また生理痛の辛さにはかなり個人差があります。何事もなく普段通りの生活が出来る人や、痛みやだるさから布団から起きられない人もいます。

生理中の症状

  1. 下腹部の痛み
  2. 腰痛
  3. 頭痛
  4. 貧血
  5. イライラ
  6. 倦怠感
  7. 吐き気
  8. 下痢
  9. 便秘
  10. 嘔吐
  11. 眠い
  12. 眠れない

PМSの症状

ホルモン周期と好不調の関係の画像

また生理の始まる3日~10日前に急にカッとなったり、精神的なイライラが症状として現れることがあります。これはPМS(月経前症候群:げっけいぜんしょうこうぐん)と言って、近年その症状があることがわかってきました。

PMSの症状

  1. イライラ
  2. 不安
  3. 絶望感
  4. 集中力の低下
  5. 頭痛
  6. 胸の張り
  7. 腹痛
  8. 吐き気
  9. めまい
  10. 腰痛
  11. 下痢
  12. 肩こり

生理の前になると急に不機嫌になったり、連絡が取れなくなるのはPMSの症状が辛いからかもしれません。PMSの期間や生理中は人に会いたくなくなる人もいますから、無理に誘わないようにしましょう。

3.生理中に女性が求めること

女性が生理中の時に、あなたは何をしてあげるべきなのでしょうか? 女性が生理の時に男性に求めることのアンケート結果があります。 「イライラやわがままを受け止めて欲しい」「家事を手伝って欲しい」の項目が50パーセント以上という回答です。 <生理が辛い時、男性にどのような態度や対応を望みますか?(複数回答可)>

  1. 家事を手伝ってほしい
  2. イライラやわがままを受け止めてほしい
  3. いつもより優しくしてほしい
  4. 放っておいてほしい
  5. いつも通りでよい

家事を手伝う男性の画像

女性が生理で辛い時は、いつも通りではないことを受け止め、サポートすることが望ましいと言えます。 生理痛の辛さにには個人差があるので、女性本人から辛さを伝えるほうが良いでしょう。 男性から生理かどうかを聞くことは避ける方が無難です。

4.生理痛・PМSを軽くする対策

生理痛や生理前のPMSの痛みなどを軽くしてあげることができます。 女性は自分用の頭痛薬や生理痛の薬をすでに持っていますから、それ以外の方法をご紹介します。

4-1.プロスタグランジンの過剰分泌

生理中には「プロスタグランジン」という物質の分泌がなされます。 プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きがあり、この物質が過剰になるとキリキリと陣痛のような痛みを起こします。 生理痛がひどい女性は、生理痛がひどくない女性に比べてこのプロスタグランジンの量が多いこともわかっています。 このプロスタグランジンを抑えたり、生理に良い食品をご紹介します。

  1. γリノレン酸・・・プロスタグランジンがつくられるのを調整して炎症を抑える働きがあります。γリノレン酸を含む食品は十分にないため、γリノレン酸を含んだサプリメントや、月見草オイルのサプリメントから摂取します。
  2. ビタミンB6・・・卵胞ホルモンに作用し、子宮収縮を緩める効果がビタミンB6にはあります。リラックス作用のあるセロトニンの合成に必要になります。まぐろやさんま、サケなどの魚類に多く含まれます。
  3. トリプトファン・・・心を落ち着けるセロトニンの合成に必要なアミノ酸です。生理前にはセロトニンが減少するため、トリプファンを多く含む食品を取りましょう。肉類、乳製品、納豆、アーモンド、そばなどに多く含まれています。
  4. マグネシウム・・・マグネシウムも子宮収縮を緩める効果があります。アーモンドや干しひじき、大豆に多く含まれます。生理中は特にマグネシウム摂取が大切です。
  5. 亜鉛・・・亜鉛はホルモンバランスを整えます。特に女性ホルモンを活性化させ、生理痛を緩和させます。牡蠣、カニ、肉類、ココア、チーズなどに多く含まれています。
  6. ・・・女性は男性よりも貧血になりやすいのは毎月の生理により自然と鉄分が失われてしまうからです。鉄分は体内で生成することができないので食品から補わなければなりません。レバー、貝類、卵黄、ココアに多く含まれています。

ココアの画像

5-2.鉄分不足

鉄分が不足していても生理時の痛みやイライラがひどくなります。 理想の鉄の摂取量は生理中では毎日10.5mg、貧血の傾向がある場合は15~30mgは必要とされます。 女性の生理では一回に約30から60ccの出血をしますが、鉄に換算すると15~30mgにも及びます。一般的に現在では20代から39歳までの女性は6.9~8mg程度しか鉄を摂取できていません。鉄分を多く含む食品を積極的に取るようにしてください。サプリメントではヘム鉄を取るとよいでしょう。

鉄分を多く含む食品ベスト10

焼き鳥の画像

  • 豚肉(レバー)
  • 鶏肉(レバー)
  • レバーペースト
  • パセリ
  • はまぐりの佃煮
  • 牛肉(センマイ)
  • 豆みそ
  • 卵の卵黄
  • ほや
  • あゆ(焼き)

5-3.冷え

体が冷えることで血液の循環が悪くなります。 血行不良は、プロスタグランジンの過剰分泌の原因にもなるので「冷え」は生理中の女性にとって天敵なのです。 薄着の服装や運動不足などは冷えを引き起こす原因になります。 日頃から体を温め、冷えない工夫をします。 体を温める冷えにおすすめのジンジャーティーをご紹介します。 生理中の女性にさりげなく振る舞えると喜ばれますよね。

ジンジャーティーの画像

<ジンジャーティーの作り方>

ティーポットに紅茶を入れ抽出されたら、おろし生姜の絞り汁を小さじ1杯入れて、よくかき混ぜます。生姜はお好みの量で試してください。
黒糖や黒蜜を入れてもおススメです。

5-4.ストレス

言い合いや何気ない一言もストレスと感じることがあります。 生理痛はストレスによっても左右されます。ストレスがかかることで自律神経が乱れ、血行不良や偏頭痛などを起こします。不眠や腹痛などの症状を悪化させるのも、ストレスが原因となることもあり、また女性ホルモンの生成の邪魔をしてしまう為、ホルモンバランスに影響が及びます。また、ストレスの影響により生理不順にも陥ります。

5-5.病気

生理痛がひどい要因には病気が潜んでいる可能性もあります。代表的なものは、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮線筋腫の3つです。 症状の目安は

  • 経血が多い
  • 生理不順
  • 生理の日数が長い
  • 日数が短い
  • レバー状の塊がでる
  • 出血がだらだら続く
  • 強い生理痛

などです。 生理痛が重い場合やいつもと違うと訴える場合は婦人科の受診を勧めましょう。

5-5.炭水化物抜きのダイエット

もし、パートナーが炭水化物抜きのダイエットをしているなら、血糖値が下がってイライラしてるのかもしれません。血糖値が低下することで興奮作用のあるアドレナリンが分泌されイライラしたりキレやすくなります。これらの栄養分が不足していると生理を悪化させる原因となりかねません。普段ダイエットをしているのであれば、生理中はお休みさせるなど提案してみてはいかがでしょうか。

ワインで乾杯するカップルの画像

5-6.偏頭痛

生理中に偏頭痛のひどい人もいます。 生理中に起こる偏頭痛は「月経関連偏頭痛」と呼ばれていて、痛み出る時間が長くなる特徴があります。 市販の頭痛薬でも頭痛が治まらない場合は、頭痛外来を受診するようにしましょう。

5-7.サプリメント

サプリメントの画像

生理痛やPMSが楽になるサプリメントもあります。 生理が重く寝込んでしまう場合や出血の多い過多月経にはプラセンタのサプリメントが有用です。 また生理前のイライラやすぐにカッとなってしまう症状にはチェストツリーのサプリメントが効果があります。

6.生理中の女性との上手な付き合い方

ホルモンとからだの変化の画像
生理前、PMSなどの期間を除いて女性の快適に過ごせる期間は1~2週間ほどしかない状態です。これは、女性ホルモンの「エストロゲン」が活発に働く期間でもあります。 この期間は精神的にも安定していて、積極的に外へ誘っても大丈夫です。 お互いが楽しく過ごせますからケンカも起こりにくく、気持ちが近づくことでしょう。 女性ホルモンの「プロゲステロン」が働いている時期は体調も優れずに、気持ちもイライラしていたり、メールを送っても返事が返ってこなかったりします。調子のよい時の彼女の態度とは明らかに違いますから大丈夫なのかなと不安になることが多いでしょう。 これは女性ホルモンのせいと割り切って考えることが大切です。

彼女が生理中の対策

  1. PMSの時や生理中は放っておく
  2. 連絡の返事がそっけなくても気にしない
  3. 会えずに本人も辛いことを理解する
  4. 理解していることを伝える

特に4の理解していることを伝えることが大切です。 彼女の「PMSが辛そうだから放っておく」と伝えましょう。 普段の調子のよい時に、たくさんコミュニュケーションを取るようにします。

まとめ

男にはわからないものと生理痛、生理前の症状については目をつぶっていた人も多いと思います。 女性が生理中、またはPMSに悩んでいるときに男性がしなければならないことをまとめました。

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