低分子コラーゲンとは？最も吸収率が高い低分子コラーゲンの全知識

低分子コラーゲンとはいったいどういいうものでしょうか？
どうやら普通のコラーゲンとは違い、低分子で小さくなっている分、吸収率が高いようです。

低分子コラーゲンがどんな悩みに有効なのか？どんな人が適しているのか、いないのか？疑問点を順に詳しく調べてみました。

１．最も吸収率が高い低分子コラーゲンとは？

低分子コラーゲンを説明するにあたり、コラーゲンとコラーゲンペプチドと比較しながらお話します。
３つを比べながら何がどう違うのか、なぜ吸収率が高いのかを説明します。
まずはコラーゲンについて説明していきます。

１-１．コラーゲン

豚足を初めて食べた翌朝、コラーゲン鍋を食べた翌日、いつもよりお肌がしっとりとしてさらにハリがあったという体験をしたことがありませんか？
豚足やモツや鶏の手羽などには特にコラーゲンがたっぷり含まれていて、お肌の状態を良くしてくれています。
豚足や手羽を煮た後に冷めると「煮こごり」ができます。ぷるんとしたゼリーみたいなものですね。実はこれがコラーゲンです。
このコラーゲンは分子量が大きくて食べても直接体に吸収されるわけではありません。胃で分解され腸内でアミノ酸となってはじめて吸収されます。

１-２．コラーゲンペプチド

サプリメントなどに配合されているのはコラーゲンを酵素分解して作られるコラーゲンペプチドです。
ほとんどのドリンク、サプリメントがコラーゲンペプチドを使用しています。
分解される前のコラーゲンは分子量が30万ほどありますがコラーゲンペプチドは、分子量3000ほどになっています。つまり1/100くらの大きさに分解されています。いわゆるコラーゲン商品はこのコラーゲンペプチドを含有した商品のことです。

１-３．低分子コラーゲン

さらに各メーカーがこれよりもさらに分解を進めて「低分子」コラーゲンを作っています。低分子コラーゲンの分子量は1500とか1000くらいでより小さくしようと各メーカーが競い合っています。
あらかじめ小さく分解させることによってより吸収率のよいコラーゲンを作ろうとしているのです。
さらに低分子化されてくると、アミノ酸が２つ繋がったジペプチド、アミノ酸が３つ繋がったトリペプチドという単位にまで小さくされるものもあります。

このジペプチド、トリペプチドは肌の奥にある「線維芽細胞」を活性化させ、コラーゲンやヒアルロン酸の生産を高めることが近年の研究でわかってきました。
出典　http://www.jellice.com/company/html/guide6a_4.html

２．低分子コラーゲンはこんなお悩みにオススメ！

低分子コラーゲンは年齢を重ねた肌におこる悩み、または乾燥によって引き起こされる悩みに対して特に効果を感じやすいようです。

年齢による小じわが目立つ
顔のトーンがくすんだ感じ
お肌が乾燥している
かかとのひび割れ

などのお悩みをもつ方に特にオススメです。

２-１．年齢を重ねたお肌の悩みに

顔のハリがなくなり、小じわが目立つようになるのは４０代を越えたあたりからです。
コラーゲンが急激に減少する時期にぴったりと当てはまります。肌を支えるコラーゲンが真皮層で減少し、量、弾性ともに少なくなっているからです。
このタイミングでコラーゲンをつくりだす能力を回復させてあげることが何より大切です。低分子コラーゲンは通常のコラーゲンよりもコラーゲンを作り出すのをより多く助けるため、効果が期待できます。

２-２．お肌の乾燥の悩みに

肌の乾燥の原因は、乾燥肌などの体質によるものや、化粧品やクレンジングで肌バリアが弱くなってしまったために起こる乾燥、冬場など外気の湿度が低くなったために起こる乾燥などがありますが、いずれの場合もコラーゲンが有効です。
特に低分子の豚コラーゲンには肌の表面の皮脂を増やす働きがあり、潤いが戻ってきます。これは洗顔時に皮脂を感じることではっきりと体感できます。

２-３．なぜこれらの悩みに低分子コラーゲンが有効なのか？

それは低分子コラーゲンが、お肌の奥にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンを生み出す力を活性化するからです。
線維芽細胞はコラーゲンの他にも美容成分であるヒアルロン酸やエラスチンまで生み出しています。
まさにお肌の美しさをつくりだす工場なのです。

コラーゲン特有のアミノ酸であるヒドロキシプロリンが血流で運ばれて骨や関節、皮膚に運ばれ、さらに線維芽細胞にたどりついて線維芽細胞を活性化させるシグナルを出していると考えられています。
こうして線維芽細胞が元気にコラーゲンを作り出すことによって、お肌の真皮がふっくらと弾力を持つことで、肌表面のハリを感じ、シワが目立たなくなるのです。
内側からパァーンと持ち上げられている感じがしてきます。

３．低分子コラーゲンが適している人、適さない人

次に低分子コラーゲンが適している人、適していない人を見ていきましょう。

３-１．適している人

30代以上の人
線維芽細胞の活性が落ち始めるので変化がわかりやすい年代です。潤いを自分のお肌の力だけでは保てなくなっている方が多いです。
過去に普通のコラーゲンを飲んだが効果がなかった人
より低分子化されたコラーゲンで線維芽細胞を刺激してみると変化が感じられます。
乾燥肌の方にお勧めですが普通肌、オイリー肌の方にも効果があります。
線維芽細胞は万人が持っている細胞なので普通肌、オイリー肌の方にもハリやさらなる潤いが感じられます。

３-２．適していない人

10代、20代の人
線維芽細胞の活性が盛んな若いうちに飲んでも効果は分かりにくいです。まだ皮脂の分泌も盛んで自分自身のお肌で潤いが保てます。
コラーゲンでニキビが出来てしまう人
まれにコラーゲンを取ることでニキビができやすくなる人がいます。皮脂の分泌が盛んになるためと考えられますが、コラーゲンの原料を魚⇔豚を入れ替えて様子を見てください。
たんぱく質アレルギーのある人
コラーゲンの原料となるものは豚の皮や魚のうろこ・皮、鶏の骨などです。これらにアレルギーのある方は飲用しないことが大切です。またあまりに大量のコラーゲンを取り続けることもアレルギーのリスクを高めます。メーカーが推奨する量を守るようにしましょう。