若いころはどれだけ無防備に焼いても平気だった肌も、年齢を重ねていくとだんだんダメージが表にあらわれてくるようになります。今出てきたシミは、実は若い頃に作られたメラニンが原因かも? 「隠れジミ」という言葉があるように、肌の奥深くではまだまだたくさんのシミ予備軍が眠っているので注意が必要です。
そこで、役に立つのが市販のサプリ。美容整形のような出費や覚悟も必要なく、飲むだけで体の中からシミ対策をすることができます。続けるうちに、メイクで隠す手間も必要なくなるかも!?
1. おすすめのシミ対策のサプリ
ひとくちに「シミ対策のサプリ」といってもいろいろな種類があり、そのどれもが本当に効くとは限りません。多くの女性たちから支持されている人気の高いものをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.トランシーノ ホワイトC/(株)第一三共ヘルスケア
90錠:1,728円(税込)、180錠:2,808円(税込)
過剰なメラニンの生成を抑える効果のある「L-システイン」を、最大量(240㎎)まで配合したサプリ。さらに、できてしまった黒色メラニンを無色化する「ビタミンC」も1000㎎配合し、シミの予防と改善の両方に期待できます。
※1回3錠を、1日2回服用
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
1-2.ハイチオールCプラス/(株)エスエス製薬
60錠:1,620円(税込)、180錠:4,536円(税込)
「ハイチオールCプラス」も、L―システインを最大量まで配合したサプリ。ビタミンCとともに代謝を助け、過剰に作られたメラニンをスムーズに体外へ排出します。疲れやだるさ、二日酔いにも効果を発揮するので、働き盛りの方には特にオススメ!
※1回2錠を、1日3回服用
出典:http://www.ssp.co.jp/
1-3.ハイチオールCホワイティア/(株)エスエス製薬
40錠:1,782円(税込)、120錠:4,860円(税込)
「ハイチオールCプラス」と得られる効果はほぼ同じですが、こちらは小粒で飲みやすくなっています。また、1日2回の服用で良いので「昼間はちょっと飲みにくい」という人でも続けやすいです。シミやそばかすの他、ニキビや湿疹、じんましんなどにも効果があります。
※1回2錠を1日2回服用
出典:http://www.ssp.co.jp/
1-4.ホワイトショット インナーロックIX/(株)POLA
60粒:6,696円(税込)、180粒:17,820円(税込)
南フランスのアヴィニョン地方で、日持ちするメロンの開発を目的として行った品種改良により生まれた「メロングリソディン」という成分を配合したサプリ。一般的な品種のメロンに比べると7~8倍もの抗酸化酵素を含むため、アンチエイジングにはもってこいです。
また、ポーラのオリジナル成分である「ブランノールR」は、インドの過酷な太陽の下でも丈夫に育つ「インドキノキ」と呼ばれる樹木の心材から発見されたもの。メラニンの生成を抑えたり、くすみや色素沈着を改善したりする効果が期待できます。
※1日2粒を服用
出典:http://net.pola.co.jp/
1-5.ホワイトフォース/(株)ファンケル
180粒:2,376円(税込)、2袋セット:4,609円(税込)、3袋セット:6,772円(税込)
肌を白く保つ働きのある肌色メラニンは「グルタチオン」と呼ばれる成分によって生成を促されますが、このグルタチオンを増やす効果のあるものが「ヒドロキシチロソール」。ホワイトフォースには、特許を取得したヒドロキシチロソール&L-シスチン(L-システインが結合したアミノ酸)が配合されています。
また、紫外線から受けたダメージをケアしてくれる「アーティチョークエキス」や、メラニンの抑制・還元に役立つ「ビタミンC」、血行を良くしてターンオーバーを促す「ナイアシン」も、シミの予防と改善に役立ちます。
※1日6粒を服用
出典:http://www.fancl.co.jp/
1-6.ベネフィークホワイトブルーム/(株)資生堂
240粒:ノープリントプライス
厳選された6種類の美容成分(クコの実エキス、ブドウ種子ポリフェノール、桜の花エキス、ブロッコリースプラウトエキス、シベリア人参、ビタミンC)を配合したサプリ。
内側から肌色を明るくして、透き通った素肌に整えてくれます。
※1日8粒を服用
出典:http://www.shiseido.co.jp/
1-7. マスターホワイト/(株)ヴィジョンステイト
120粒:10,800円(税込)
年齢を重ねることによってあらわれる肌トラブルに着目し、開発されたサプリ。「透明感・ホワイト成分」「保湿・うるおい成分」「ハリ・キメ強化成分」の3つの働きによって、内側から輝く透明感のある素肌へと整えます。
肌にストレスがかかる前の初期段階で、原因となる物質の生成を防ぐので、トラブルの出にくいしなやかな肌を保つことができます。
※1日4粒を服用
出典:http://masterwhite.net/
1-8.ロスミンローヤル/(株)アインホールディングス
270錠:8,208円(税込)
日本国内で、唯一「小ジワに効果がある」と認められた医薬品。アンチエイジングが気になる年齢の女性にとって、心強い味方になってくれます。
また、9種類の生薬の相乗効果で血行が良くなるので、肩こりや冷え性、腰痛、のぼせ、めまい、耳鳴りなどの不快症状が緩和される効果も期待できます。
※1回3錠を1日3回服用
出典:https://ainz-tulpe.com/
1-9.シミトール/(株)水橋保寿堂製薬
180錠:3,780円(税込)
メラニンの生成を抑えたり、できてしまった黒色メラニンを還元したりする他、コラーゲンの生成を促す効果もある「ビタミンC」を、最大量である2000㎎配合した医薬品。
製薬会社が製造から販売まで行っているので、原料にこだわった質の良い製品が届けられるという安心感があります。
※1日6錠を服用(2回以上に分けて飲むことが推奨されています)
出典:http://www.mizu-ho.com/
2. シミ対策のサプリで本当に白くなるのか?
サプリによって得られる効果には個人差があるので「数ヶ月頑張って続けてみたけれど、特に変化はなかった」とがっかりしてしまうことがあるかもしれません。きちんとした効果を得るためにはそれなりに良い原料を使わなくてはいけないので、値段の安さに惑わされず、口コミで評価が高いものを選ぶようにしましょう。
また、サプリを飲んでいれば「シミ対策は万全」というわけではなく、日焼け止めを塗って紫外線をブロックしたり、洗顔やスキンケアに気を配ってスムーズなターンオーバーを促したりすることも必要です。
サプリはあくまでも補助として使うものなので、基本的なシミ対策をコツコツと実践していきましょう。食事からビタミン、ミネラル、たんぱく質などを摂ったり、睡眠や運動に気を配ったりすることも大切です。
2-1.トランシーノⅡは肝斑に効く
シミを効果的に消していくには、肌の悩みに合ったサプリを選ぶことが大切。
たとえば「トランシーノⅡ」は、シミの種類の一つである「肝斑」に効果的とされているサプリです。肝斑は左右対称にあらわれるという特徴があり、主な原因がホルモンバランスの乱れや分泌量の減少だという点で、他の種類のシミとは異なっています。
研究の結果、販売元である第一三共ヘルスケアは「8週間の服用で十分な効果が得られる」との結論を出しました。注意書きには「2ヶ月以上続けて飲まないでください」と書いてあり、自己判断でそれ以上服用してしまった場合の有効性・安全性については確認できていないそうなので気を付けましょう。
ちなみに、8週間の服用を続けても効果がみられなかった場合は、肝斑ではなく、他のシミである可能性が高いということです。
トランシーノⅡ/第一三共ヘルスケア
60錠:1,944円(税抜)、120錠:3,672円(税込)、240錠:6,804円(税込)
※1回2錠を1日2回服用
出典:http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/
2-2.最低でも3ヶ月間の服用が理想
「トランシーノⅡ」のように服用期間が限定されているものでなければ、シミ対策のサプリは最低でも3ヶ月以上続けるのが理想です。なぜなら、シミの原因となるメラニンはターンオーバーによって排出されるから。
ターンオーバーは、通常約28日間の周期で行われますが、30歳を過ぎる頃から徐々にペースが遅くなり、だいたい35~40日ぐらいかけて肌細胞が生まれ変わるようになります。この時、ごく初期段階のメラニンであればスムーズに排出されやすいですが、根深く残ってしまったものは頑固にこびりついているので、最低でも2サイクルは様子をみる必要があるのです。
飲んでいるサプリが自分に合っていた場合、3ヶ月ぐらいで肌全体のトーンが明るくなり、くすみが消えていきます。シミが完全に消えるかどうかは飲み続けてみないと分かりませんが、ファンデーションの色が一段明るくなる程度の効果は多くの人が実感しているようです。
2-3.紹介した商品に寄せられた口コミ(@コスメや、製品のHPより)
出典:http://www.cosme.net/item/item_id/1058/top
商品に寄せられた口コミです。ご購入するときは参考にしてください。
- 「肌の透明感が蘇り、くすみが消えてきました(トランシーノホワイトC)」
- 「シミへの効果はまだよく分かりませんが、肌が荒れにくくなりました(ハイチオールCプラス)」
- 「これを飲んでいたら日焼けしませんでした(ハイチオールCホワイティア)」
- 「微妙な違いですが、肌がワンランク白くなったような気がします(ホワイトショットインナーロックIX)」
- 「味が薬っぽくて飲みにくいですが、肌に透明感が出てきました(ホワイトフォース)」
- 「久しぶりに会った友人に、肌が白くてキレイと言われました(ベネフィークホワイトブルーム)」
- 「肌に透明感が出てきて、ワントーン明るくなりました(マスターホワイト)」
- 「医薬品なのでかゆみなどの副作用が出ることもあるけれど、肌のキメが細かく、肌色も明るくなりました(ロスミンローヤル)」
- 「飲み始めてから1年ぐらいで、シミがだんだん薄くなってきました(シミトール)」
- 「コラーゲンが増えたのが良かったのか、目の下にあるシミが薄くなってきました(潤肌爽)」
3. シミ対策サプリを服用する際の注意点
医薬品はもちろん、基本的に食品であるサプリも、誤った飲み方をすると目指すような効果が得られなかったり、体になんらかの害が出たりする可能性があります。次のポイントを意識して、安全に服用するようにしましょう。
3-1.過剰摂取に気を付ける
サプリは、1日の容量を超えて服用したからといってより高い効果が得られるわけではありません。過剰摂取すると成分が強く作用しすぎて、吐き気、頭痛、腹痛などの副作用があらわれる可能性があるので、必ず決められた量を守りましょう。
3-2.食後30分以内に水かぬるま湯で飲む
サプリには特に飲む時間帯が決められていないものも多いですが、吸収率を上げるなら食後30分以内がベストです。特に「ビタミンC」のような水溶性ビタミンは体内に留まってくれないので、朝・昼・晩と分けて飲むと良いでしょう。
飲料の中には、サプリと一緒に飲むことで吸収を妨げてしまうものもあります。たとえば、カフェインを含むコーヒーがそうですね。服用する時は、必ず水かぬるま湯を使いましょう。
3-3.薬との飲み合わせに気を付ける
サプリの種類によっては、医師から処方されている薬と一緒に飲むことで、吸収や作用を妨げてしまうことがあります。また、同じ成分を過剰摂取することで体になんらかの悪影響が出るケースもあるので、薬を飲んでいる場合は必ず医師に相談してからサプリを使うようにしましょう。
3-4.保管方法に気を付ける
サプリは温度変化や湿気に弱いので、温度の上がりやすい場所や冷蔵庫の中などに保管すると、品質が変わってしまうことがあります。直射日光の当たらない場所へ、きちんと封をした状態で保管するようにしてください。
まとめ
シミ対策サプリについて、いかがでしたか? 各メーカーからいろいろな種類のものが販売されていますが、それぞれにこだわった部分があるので、自分の悩みにより近いものを選ぶと効果を得やすくなります。
過剰摂取や薬との飲み合わせなどに注意して、まずは3ヶ月、コツコツと続けてみましょう。