敏感肌でさらに乾燥肌! 化粧水はどんなものを選べば良い?

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合わない化粧品を使うとすぐに肌が赤くなったり、ピリピリしたりしてしまう敏感肌の人にとって、化粧水選びはとても大変です。
おまけに、夏でも粉が吹くほどの乾燥肌とくれば「一体、何を使えばいいの!?」と途方に暮れてしまいますよね。
肌の違和感は乾燥すればするほどひどくなるので、しっかり保湿することが大切。肌に余計な刺激を与えず、うるおいはきちんと守ってくれる化粧水の選び方を解説します!



1.敏感肌で乾燥肌の方におすすめの化粧水

人よりも敏感で乾燥しやすい肌にも優しい、みずみずしい使い心地の化粧水をご紹介します。

1-1.アヤナスRCローション

「アヤナスRCローション」は、敏感肌・乾燥肌のスキンケアにこだわる「decencia」から出ている化粧水です。水を弾きやすい荒れた肌にもスムーズに浸透させる「スキンフィットモイスチャー」を配合しているので、美肌成分が奥までしっかり浸透。さらに「アクティブプール成分」が角層の表面に留まってバリアを作るので、うるおいが長時間キープされます。

アヤナスRCローションの画像

<商品の価格>
4,860円(税込)/内容量:125ml
定期購入の場合は4,374円(税込)

1-2.dプログラムモイストケアローションW

資生堂から出ている「dプログラムモイストケアローションW」は、カサカサに粉を吹くほどの乾燥肌にもしっかりうるおいを与え、もっちりとした手触りに整えてくれる化粧水です。「dプログラムシリーズ」には他にも「アクネケア」「エイジングケア」などいろいろなタイプがあるので、その時の肌の状態によって選べるところも魅力です。

d プログラム モイストケア ローション Wの画像

<商品の価格>
3,780円(税込)/125ml

1-3.米肌 肌潤化粧水

コーセーから出ている「米肌」は、お米を長時間発酵・熟成させた「ライスパワーNO.11」を配合した化粧水です。これは保湿に欠かせない「セラミド」を作り出す力を持つ成分。さらに「ビフィズス菌発酵エキス」と「大豆発酵エキス」の働きでしっかりうるおいを閉じ込めて逃がさないので、超がつくほどの乾燥肌も2週間が経つ頃にはもちもちになります。肌と同じ弱酸性で、無香料・無着色・鉱物油フリーなので、敏感肌でも安心ですよ。

米肌肌潤化粧水の画像

<商品の価格>
5,400円(税込):120ml

2.なぜ化粧品が合わないのか

そもそも、なぜ「化粧品が合わない」という現象が起きるのでしょうか。
肌が丈夫な人は何を使ってもトラブルが出ないのに、敏感な人はちょっとした刺激にも反応してかゆみや赤み、湿疹などが出てしまいますよね。これには、主に次のような理由があります。

2-1.肌が薄い

肌の皮膚の厚みが薄い方が透き通ったキレイな肌になりやすいといわれます。
よく見ると皮膚の下の血管がすけて見えるほど透明感のある肌は厚みが少ないのです。
ところが皮膚が薄いとバリア機能としては弱いため、外からの刺激に対しては敏感になってしまいます。
敏感肌の方は普通肌の方よりも皮膚が薄いことがあります。

2-2.化粧品の何らかの成分に肌が反応している

アレルギー体質の人は、化粧品に含まれる成分に反応してかゆみや湿疹、赤みなどが出る場合があります。特に気を付けたい成分をご紹介するので、化粧水を選ぶ時の参考にしてみてください。

  • <化粧品の腐敗を防ぎ、長持ちさせるための成分>
    「イソプロピルメチルフェノール」や「エチルパラベン」など。肌に合わない場合、湿疹や吹き出物ができる可能性があります。
  • <肌を保湿する成分>
    「ポリエチレングリコール」や「プロピレングリコール」など。皮膚アレルギーを起こす可能性があります。
  • <化粧品独特のにおいを消すための成分>
    「香料」。肌に合わない場合、強いアレルギー反応を起こす可能性があります。

化粧品を使っていてなんらかのアレルギー反応が起きたら、含まれている成分をチェックして記録に残しておくと役立ちます。皮膚科によっては現品を持参すればアレルギー検査をしてもらえることもあるので、アレルゲンを特定したい場合はこのような方法も考えてみましょう。

2-3.洗顔をし過ぎている

敏感肌の方はもともと肌が薄く、普通の状態では大丈夫な洗顔剤やクレンジング剤が皮脂や天然保湿因子、細胞間脂質などを流し過ぎて、より敏感な状態に拍車がかかっていることもあります。化粧や日焼け止めを落とさないわけにはいかないので、洗顔だけで落とせるミネラルファンデーションや紫外線吸収剤ではないUVケア商品をつかって落とすときの刺激をできるだけ少なくしていきます。

2-4.紫外線による影響

敏感肌だと肌に合う日焼け止めを探すだけでも大変です。
合う日焼け止めがないから、紫外線の影響を受けてますます敏感になってしまうという悪い循環がうまれます。紫外線を浴びると活性酸素が発生して肌細胞が傷つき、さらに熱を持った皮膚が乾燥して水分がどんどん蒸発します。強く日焼けしてしまった肌にはいつも通りのスキンケアでは水分補給が追い付かないので、より保湿効果の高い化粧水を使う必要が出てきます。バリア機能も大きく低下します。
洗顔で落としやすい日焼け止めも見つけなければなりません。

2-5.体調を崩したとき

「なんだか体調が良くないなぁ」と感じる時って、同時に肌の調子も悪くなることが多いですよね。体調を崩す時というのは血行が悪くなって体が冷えていたり、ホルモンバランスが乱れていたりするのですが、実はこうした状態は肌にも大きなダメージを与えるのです。

正常な状態の肌は、水分と油分が理想的なバランスに保たれ、外部からの刺激もしなやかに受け流すことができます。ところが、血行不良やホルモンバランスの乱れで正常な働きができなくなった肌は、角質層の水分が不足してバリア機能が低下したり、皮脂が余分に出て毛穴が詰まってしまったりするのです。

体調不良の原因はいろいろありますが、特に気を付けたいのが睡眠不足。お肌のターンオーバーを助ける成長ホルモンは就寝中に多く分泌されるので、寝不足の状態が続くと傷ついた肌細胞がうまく修復されません。

2-6.生理前や生理中に起こる体質の変化

生理前や生理中になると、なぜかいつもより肌荒れしやすくなったり、普段使っている化粧品が合わなくなったりします。それに、なんだか顔全体が脂っぽくなって、ニキビもできやすくなりますよね。これは、生理前後になるとホルモンバランスが乱れ、プロゲステロンの分泌量が増えるからです。

女性の体は卵胞ホルモンである「エストロゲン」と、黄体ホルモンである「プロゲステロン」によってコントロールされていますが、エストロゲンにコラーゲンの生成を促して肌をしっとり整える作用があるのに対し、プロゲステロンには皮脂の分泌を促し、肌のバリア機能を守る「抗菌ペプチド」を減少させてしまう作用があります。このため、生理前後の肌はいつもより水分をつかまえておくことが難しくなって乾燥し、さらに皮脂量が増えて様々な肌トラブルを引き起こすというわけです。

バリア機能の低下により、生理前や生理中は肌が外部からの刺激に弱くなっています。特に普段から乾燥しやすい敏感肌の人は要注意! 無理にいつもの化粧品を使うとかゆみや赤み、湿疹などのアレルギー症状が出ることもあるので、刺激の少ないマイルドな使い心地のものを選ぶようにしましょう。

3.はじめての化粧品の試し方

デリケートな敏感肌の人にとって、どの化粧品を選ぶかというのは非常に重要です。うっかり合わない成分の入ったものを使うと肌が荒れてしまうので、もう何年も同じものを使い続けているという人も多いでしょう。もし、新しい化粧品を使うことになったら、次のポイントに注意して様子を見てみてください。少しでもアレルギー反応が出るようであれば、もったいなくてもその化粧品は廃棄したほうが無難です。

3-1.肌に遠いものから換える

新しい化粧品を試す時は、肌に浸透しやすい化粧水よりも油分の多いクリームや乳液から換えたほうがアレルギー反応は出にくいです。いきなりラインで揃えてしまうと万が一合わなかった時に困るので、まず肌から遠いクリームを試し、問題がなければ化粧水を使ってみましょう。

3-2.パッチテストのやり方

敏感肌の人が新しい化粧品をいきなり顔に塗るのは危険なので、まず体の目立たないところに塗って反応を見てみましょう。これを「パッチテスト」といいます。

<パッチテストの手順>

  1.  太ももの内側や二の腕など、目立たない場所に化粧品を塗る。だいたい10円玉ぐらいの大きさでOK。
  2.  その状態のまま24時間おき、かゆみや赤みなどの反応が出ないかどうかをチェックする。お風呂に入る場合は、上から絆創膏やビニールで覆うようにしましょう。

3-3.ピリピリしたらすぐやめる

もし化粧品が肌に合わなかった場合、体は「ピリピリする」といった反応でSOSを出してくれます。これは肌のバリア機能が正常に働かず、刺激の強い成分がダイレクトに深い場所まで届いてしまった証拠。敏感肌の人は皮膚が薄くなっているので、普通肌の人に比べてどうしても刺激を感じやすいのです。

お肌にピリピリを感じた場合はすぐにぬるま湯で化粧品を洗い流し、何かトラブルがあれば早めに皮膚科で診てもらうようにしましょう。無理して使い続けるとキレイになるどころか逆に肌を傷めてしまうので、もったいなくても使用を中止してください。

3-4.サンプルを取り寄せたり、返金保証のあるものを試す

化粧品は開封してしまうと返品・交換ができないので、最初はサンプルやお試しサイズを使うことをオススメします。たいていの場合、中身はたっぷり1週間分ほど入っているので、全部使いきっても特にトラブルが出なければアレルギーが起きる可能性は低いと言えるでしょう。

また、近頃では現品を開封した後も合わなければ返品できる「返金保証」のついた商品も増えているので、そうしたものを利用するのも一つの方法です。店頭で購入するよりも通信販売に多いので、いろいろなHPをチェックしてみてくださいね。

4.長く使っていいか見極める

敏感肌&乾燥肌の人にとって、自分に合う化粧品を見つけるのは至難の業。お気に入りに出会ったら、できるだけ長く使い続けたいですよね。見極めるポイントをまとめてみたので、1つずつチェックしてみてください。

<こんな症状が出たら、化粧品が合わない証拠!>

  • ヒリヒリする
  • ニキビが出る
  • 化粧のりが悪くなる
  • 赤いぽつぽつができる
  • 赤みが出る
  • 肌色のぽつぽつができる
  • かゆくなる

こうした肌トラブルが出たら、化粧品に含まれる何らかの成分に体がアレルギー反応を示していることになります。どんなに肌に優しいと謳われている化粧品も、必ず自分に合うとは限りません。広告や口コミに惑わされず、自分にとって本当に使い心地の良いものを探すようにしましょう。

ちなみに、近頃増えている「無添加」という謳い文句ですが、法律では特定の成分以外は表示しなくても良いことになっています。肌につけた時に刺激を感じたら、なんらかの添加物が含まれている可能性があるので、くれぐれも慎重に試すようにしてください。

5.化粧水がいらないこともある

美容の世界では、スキンケアといえば化粧水を使うのが常識とされています。確かに、肌に水分を補給するのに化粧水は欠かせないものですが、使い方によってはかえって乾燥を招いてしまうこともあるのです。また、条件さえ整っていれば、化粧水を使わなくても肌の水分量が保てる場合もあります。たとえば、次のようなケースですね。

5-1.化粧水だけでスキンケアを終わらせる

洗顔後の肌に化粧水をつけると、水分が染み渡ってもっちりとした感触になります。しかし、そこでスキンケアを終わらせてしまうとどうでしょう? 30分もするとなんとなく肌が乾燥してきて、皮膚が突っ張る感じがしたり、ピリピリとした刺激を感じたりするようになりますよね。

これは、化粧水の水分が蒸発してしまっているから。せっかく水分を与えても、上から乳液やクリームでふたをしてあげないと、そのまま肌に留まることはできないのです。おまけに、化粧水の水分が蒸発する時に、肌がもともと持っていた分まで一緒に連れていってしまうので、化粧水をつける前よりもっと乾燥しやすい状態になるというわけです。

肌の乾燥を防ぐなら、化粧水はあえて使わず、洗顔直後にクリームやワセリンを塗って水分の蒸発を防ぐ方法もあります。どちらが適しているかは肌の調子や体質によっても変わりますが、何日か試してみてこの方法が合っていれば「化粧水を使わないスキンケア」に移行するのも良いかもしれませんね。

5-2.空気中の湿度を高める

肌の調子は1年を通じて変化しますが、特に気温が低く空気が乾燥しやすい季節は、肌の表面に粉が吹いたり、化粧のりが悪くなったりすることが増えてきます。また、夏でもエアコンをきかせた室内に長時間いると、やはり空気が乾燥して肌が突っ張ってきますよね。逆に、湯気で満たされたお風呂場にいる時は、何もつけていなくても肌がしっとりうるおっています。

つまり、空気中の湿度を高めてあげれば、化粧水を使わなくても肌の水分量は保てるのです。オフィスや自宅で室内の乾燥が気になる時は、加湿器を使って湿度を上げてみましょう。また、時間のある時に岩盤浴でじっくり汗をかくのもオススメです。

岩盤浴をすると体が芯から温まり、サラサラの質の良い汗が大量に出てきます。ベトベトの汗と違って嫌な臭いもないこの汗は「天然の保湿クリーム」と呼ばれるもの。肌を自然な形でしっとりさせてくれるので、とてもスベスベになるのです。デトックス効果も抜群なので、機会があればぜひ試してみてくださいね。

まとめ

敏感肌や乾燥肌に悩む方へ、化粧水の選び方や使い方などについて説明しましたが、いかがでしたか? アレルギー体質の方が肌の調子を保つのは決して簡単ではありませんが、ポイントを抑えたお手入れを続ければ大丈夫! 自分に合う化粧品を見つけて、デリケートな肌を優しくいたわってあげましょう。化粧水が肌に合わなかったり、使うことに抵抗があったりする時は、部屋の湿度を上げたり、岩盤浴でじっくり汗をかいたりする対処法もありますよ。

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