PMSに効果のあるハーブティーがあります。
PMSには薬を使った治療方法もありますが、乾燥させた植物から入れたハーブティーでも効果があるものがあります。
PMSのためにはどんなハーブティーを選べばいいのかまとめてみました。
1.ハーブティーを選ぶ前に
PMSのためのハーブティーを選ぶ前に、まず自分のPMSの重さをチェックしてください。
PMSの症状が仕事に影響を与えていたり、他人に迷惑をかけているほどの重さだと病院での治療をおススメします。
自分で解決できる範囲でしたらハーブティーを試してみるとよいでしょう。
出典:http://www.terumo-womens-health.jp/trouble/3_2.html
治療が必要と感じたらPMSを治療するためにはどこの病院に行ったらいいのか?の記事も参照してください。
2.おススメのハーブティー
2-1.チェストツリー
PMSに最も有効なハーブはチェストツリーです。
チェストツリーには女性ホルモンに似た働きがあり、イライラなどのPMSの症状を改善してくれます。
チェストツリー単体では味に苦みがあり、飲むのが大変ですのでブレンドされたものや、ローズヒップなどのほかの味のものと混ぜて入れるようにしてください。
飲む頻度
1日に1~3杯程度を飲みます。
どのように効くのか?
チェストツリーを飲み始めると生理以外の時は変化がありませんが、生理前になるといつもあるイライラや腹痛、頭痛、下痢などが少なくなります。
チェストツリーを使用したサプリメントもありますし、治療薬も国内で認可されましたから、ハーブティーが苦手という人はお茶以外からでもチェストツリーを取ることができます。
注意点
チェストツリーは妊娠中や授乳中の方は飲用できません。またピルの効果を下げてしまうため併用はできません。
2-2.セントジョーンズワート
セントジョーンズワートにもPMSの時のイライラや抑うつ気分を落ち着かせる効果があります。
ドイツではセントジョーンズワートを使用したうつ病の治療が最も多く行われています。
ハーブティーにすると枯れた薬草のような苦みがあります。
飲む頻度
PMSの症状が現れる前日から1日に1杯を飲みます。
ハーブの状態や抽出する時間などで濃さがかわりますから、一定の時間を蒸らすようにします。
サプリメントとしては1日にセントジョーンズワート末を300mgとしているものが多いです。
どのように効果があるのか
リラックスしてよく眠れるようになります。
イライラした気持から優しい気持ちになれるので、周囲にあたることがなくなります。
注意点
セントジョーンズワートはいくつかの薬と相互作用があり、薬の効果を減少させてしまう場合があります。抗うつ剤、強心薬、免疫抑制薬、気管支拡張薬,血液凝固防止薬、経口避妊薬を飲まれている人は飲用できません。特に血液凝固阻止剤のワーファリン、抗うつ剤のSSRIパキシルとは一緒に飲んではいけません。
出典:http://www.eisai.jp/medical/products/warfarin/cautions/01.html
出典:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1179041.html
出典:http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1205/h0510-1_15.html
3.どこで購入できるのか
この2つのハーブティーはアロマ専門店やハーブティー専門店であればどこでも手に入ります。
またインターネット通販でも入手が可能です。
専門店では独自にブレンドして飲みやすい味にするなどの工夫をされているところもあります。
お気に入りの味を探してみましょう。
4.効果がなかった場合
チェストツリーやセントジョーンズワートをハーブティーとして飲んでも効果を感じられないこともあります。
自然のものなので歯に含まれる成分も一定ではありませんし、抽出時間によっても濃度がかわってしまうからです。
その時はチェストツリーもセントジョーンズワートもサプリメントとして販売されていますから、そちらを試すようにします。
サプリメントでは1カ月程度で効果が分かります。それでも効果がない場合はこれら以外のものを試すようにします。
まとめ
PMSに効果があるハーブはチェストツリーとセントジョーンズワートです。
PMSの症状を軽くしてくれますが、他の薬との飲み合わせもありますので留意して飲みましょう。