いろいろな美肌サプリがあるけれど、セラミドサプリってどうなのでしょうか?
セラミドはうるおいを保持してくれるといわれますが、サプリメントとして取っても効果があるのでしょうか。
私たちがセラミドをサプリメントとして取れるのは植物由来のセラミドです。
このセラミドを取ることでお肌のうるおいをキープできるのか解説していきます。
1.セラミドサプリって何がいいの?
セラミドでもっとも期待したいのは肌のバリア機能を向上させて、水分の余分な蒸散を防ぎうるおいを保つことです。
もともとセラミドは人の肌にもあって、皮膚の一番外側で外部からの異物の侵入を防いだ入り、肌から水分が逃げてしてしまうのを防ぐ働きをしています。
もしセラミドがなかったらアレルギーの反応はすすんでしまうし、水分がどんどん蒸発してしまいます。
ここでセラミドをサプリメントとして取ると肌のセラミド量が増えて、肌のバリア機能が向上してお肌の潤いが保たれます。
実はセラミドは私たちの普段の食事からも20~70mgほど摂取しているのですが、そのほとんどが吸収されずうまく利用できていません。
サプリメントの乳化されたセラミドを使用することで吸収率が高まり、肌のセラミドを増やすことができます。
2.コラーゲンとの違い
美肌のサプリメントでもうひとつ代表的なのはコラーゲンでしょう。
コラーゲンとセラミドの違いはその肌での働きを見ればよくわかります。
コラーゲンは肌の真皮層にあってクッションのように肌を支えて弾力をつくる働きがあります。
セラミドは肌の一番外側の角質層にあって、バリアのように膜をつくって水分や異物を通さないようにする役割をしています。
肌では別々の働きをしているのでどちらか一方がなくても大変困る存在なのです。
コラーゲンサプリを飲むことで期待できるのはツヤ、うるおい、皮脂膜の回復、白さ、ハリなどです。
セラミドサプリを飲むことで期待できるのはしっかりした角質、うるおい、白さ、アトピーの軽減です。
3.比べる基準
セラミドサプリを選ぶときに何を基準に選べばいいでしょうか。
セラミドサプリを選ぶにはまず原料が何からできているか、一日の摂取量がどれくらいあるかを見ます。
- 米・こんにゃく 1.2mg~1.8mg
- パイナップル 0.6mg~1.2mg
米やこんにゃく由来のセラミドであれば1.2mg~1.8mgが一日に取れるものを選びます。
パイナップル由来のセラミドであれば0.6mg~1.2mgが一日で取れるものを選びます。
4.機能性表示食品
機能性表示食品という新しいジャンルの食品があるのでそれを選ぶのもよいでしょう。
この機能性表示食品のセラミドサプリメントのほとんどは「肌のバリア機能を高めて肌のうるおいを保つ」ということをアピールしています。
機能性表示食品は国が認証するのではなく、メーカー企業の研究結果や調査結果によって商品の効き目をアピールしている商品です。
セラミドの機能性表示食品サプリで肌の保湿力を高める方法もご覧ください。
5.何から作られている
セラミドの原料になるのはこんにゃく、米、パイナップル、てんさい、とうもろこし、牛乳などです。
それぞれの特徴をまとめました。
- こんにゃく・・・こんにゃくにはセラミドが多く含まれていて、特に国産のこんにゃく芋に多く含まれています。うるおいを高めてくれる効果があります。
- 米・・・米ぬかや米胚芽から抽出されるセラミドです。うるおいを高めてくれる効果があります。
- パイナップル・・・パイナップルからも抽出されるセラミドでうるおいを高めて肌を明るくしてくれます。
- てんさい・・・砂糖の原料となるてんさいを絞ったビートパルプから抽出されます。セラミド以外の成分も今後注目されます。
- 牛乳・・・サプリメントとして口に入れられるものでは唯一の動物性セラミドで、スフィンゴミエリンとして含まれています。うるおいを高めてくれる効果があります。
6.どれくらい続けるか
セラミドサプリを飲んでどれくらい続ければ効果があるのでしょうか。
セラミドサプリを飲んだ実験結果から、プラセボと比較すると3週間から6週間でお肌のうるおいが向上することがわかっています。
まずは1ヶ月ほど様子をみながら飲み続け、よさそうであれば3ヶ月ほどで続けてさらに継続するかどうか判断しましょう。
まとめ
セラミドを取ることでお肌のうるおいをキープすることができます。
パイナップルセラミドはさらに肌の明るさも上げてくれることからオススメです。
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