永久脱毛ってもう生えてこない？何回通うの？

永久脱毛って本当に永久にムダ毛が生えてこないのでしょうか？
ムダ毛がなくなるのだったら、タンクトップのときの脇や水着になるときのVラインの処理をまったく気にしなくてよくなります。すごくうれしいですよね。
そんな便利な永久脱毛ですが、キレイになるまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか？
部位別の通院回数をまとめました。

１．永久脱毛と不再生脱毛の違い

まず脱毛をするには美容外科、形成外科、皮膚科などのクリニックか脱毛サロンやエステサロンなどのサロンがあります。
病院とサロンの違いは使用しているマシンが違っていて、１回の脱毛の効果が違います。
病院では１回の脱毛効果の高いレーザー脱毛機を使用しての脱毛ができます。
効果が高いのでサロンよりも少ない回数で脱毛することができます。
レーザーを使用して毛を再生させないようにすることができるので病院での脱毛は「永久脱毛」と呼ばれます。
一方、サロンでの脱毛は光脱毛といってIPLなどのマシンで行われます。
光脱毛はレーザー脱毛よりも薄く広がるのでの、１回の脱毛効果では劣りますが、照射できる面積が広く、痛みが少ないのが特徴です。
１回の効果が弱い分、エステへ行く回数は多くなります。
エステで行う脱毛は永久脱毛とは言われず、「不再生脱毛」と言われます。

２．ムダ毛がなくなるまでの回数

永久脱毛といっても１回の照射ですぐにムダ毛がなくなるのではなくて、何回か通いながらムダ毛を減らしていきます。これはレーザー脱毛でも光脱毛でも同じです。ムダ毛が早く減るのはレーザー脱毛で下の図のとおり１回でおよそ半分、２回で７０％ほどのムダ毛がなくなります。

３．部位別の通院回数

それでは何回通えばムダ毛がなくなるのでしょうか。
顔やワキ、ひざ下、VIOラインなどの部位によっても異なります。

３-１．ワキの永久脱毛

ワキのレーザー脱毛による永久脱毛は５~６回を目安とします。
もともとの毛の量にもよりますが、５~６回でほぼキレイになります。
遅れて出てくるワキ毛が数本残ることもありますが、はじめは１．５~２カ月間隔で脱毛し、最後の１回を３ヶ月後に脱毛すると、遅れて生えてきた毛も脱毛できます。

３-２．Vラインの永久脱毛

Vラインの脱毛はもともと濃い人はレーザー脱毛を、薄い人は光脱毛を選択します。
まずレーザーでも１回または２回は全照射をして、毛の密度を下げるようにします。
そうしないと濃い人は、濃いところとまったく毛がないところの境目がはっきりとして不自然だからです。
どの程度の濃さで残すかはカウンセリングのときにしっかり伝えましょう。
Vラインの毛周期は他のところよりも遅いので３~４カ月に一度のペースだと長さの感じもつかみやすくなります。早い人で３回、普通で５~６回を目安とします。
また好みの形をあらかじめ決めておくとよいでしょう。
電気シェーバーを使用して仮に脱毛したときのようにしてみることで、後で後悔することがなくなります。

３-３．Iラインの永久脱毛

Iラインをきれいにしたければ、光脱毛よりもレーザー脱毛がおすすめです。
レーザー脱毛でさえIラインは粘膜が近くにあったり、色素沈着があったりして出力を強くできない部分なので、光脱毛ではすごく時間がかかります。施術する側も慎重になります。
クリニックによっては照射できない範囲を定めています。
またIラインのレーザー脱毛では他の部位よりも痛みを感じやすいです。
敏感なところですからしかたないのですが、麻酔のジェルを塗ってもらうことで痛みを軽減することができます。
３~６回ほどを目安にします。

３-４．Oラインの永久脱毛

OラインはIラインとセットで脱毛してしまうのが良いでしょう。
Iライン脱毛を抵抗なくできるなら、Oライン付近も同じです。
IOラインはセットとしているクリニックも多いです。

３-５．顔の永久脱毛

顔の産毛にたいしてはレーザー脱毛は効果が薄いです。１０回くらい通っても産毛はすべてはなくなりません。
産毛はメラニンが少なく白いため、レーザーがうまく反応しないからです。
産毛の処理はフォトRFという高周波の脱毛器が向いています。
顔の毛周期ははやいので始めは２週間、次からは４週間ほどの間隔で脱毛します。
フォトRFは医療機器なのでクリニックのみで受けることができます。