気がつくとポツポツとニキビができています。
きっとあなたも何かしらのケアを行っていることでしょう。
ニキビを減らすためにニキビ薬を使ったりしたこともあると思います。赤みを隠そうとしてコンシーラーやファンデーションを使って目立たなくすることもしてみました。それでもニキビはなくなりません。
なぜか次々に出てくるニキビの原因を探ってその対処方法をまとめました。あなたが知らない方法があればぜひ試してください。
1.ニキビのできる原因
1-1.ニキビのできる場所
まずはなぜニキビが「そこ」にできるのか、原因を探ることからはじめます。
そのニキビはなぜ出来てしまったのでしょうか。
- おでこ:前髪の刺激や洗髪料、整髪料の洗い残し
- 生え際:クレンジング剤、洗顔料、洗髪料の洗い残し
- Tゾーン:皮脂の分泌量が多い、アクネ菌の影響
- 頬:ホルモンバランスの乱れ
- 顎:生理前の黄体期や食生活の乱れ
ニキビができる場所によって原因がある程度は推測ができます。
1-2.そのニキビはどっち?思春期ニキビと大人ニキビ
そしてそのニキビは思春期ニキビと大人ニキビのどちらでしょうか。
思春期ニキビは過剰に皮脂があるのでどうしてもニキビができてしまいます。
おでこや鼻の周りなどのTゾーンに特に出来やすく、頬、顎などのフェイスラインにも出来ます。
思春期を過ぎれば落ち着いてきます。
大人ニキビは思春期を過ぎてもポツポツと出来てくるニキビでフェイスライン、あごなどのUゾーンによく出来ます。
生理前の黄体期や生活習慣の乱れ、ストレスを強く受けた時などに出来やすくなります。
一度出来始めると同じ場所に出来やすいのも特徴です。
2.ニキビケア12の方法
ではどうしたらニキビが治るのでしょうか。
ニキビを解決する方法をご紹介します。
2-1.ラベンダーオイル
アロマオイルとして販売されているラベンダーの精油にもニキビに効果があります。
ラベンダーの持つ殺菌作用や炎症を鎮める作用によってニキビの治りが早くなります。
ラベンダーオイルは通販で1,000円前後で入手できます。
ラベンダーオイルのボトルから直接、綿棒に1滴垂らしてください。これをニキビの頂点に直接ちょんちょんとつけます。
2-2.洗顔
ここでは特に思春期ニキビに対して有効な洗顔方法をご紹介します。
思春期ニキビはしっかりと皮脂を落としながらもうるおいを残せるスキンライフの洗顔料がおススメです。殺菌作用と炎症を抑える作用があります。
2-3.寝不足をしない
寝不足の日の朝は皮脂が多いと感じませんか?
体は休みたいのに、寝ないでいると交感神経が優位になってテストステロンなどのホルモンが多くなります。テストステロンなどがあると皮脂が増えるのでニキビが出来やすくなるのです。
眠いと感じたらしっかり寝るという当たり前のことがニキビの予防になります。
2-4.前髪を下ろさない
額にニキビができるひとつの原因として、前髪による刺激があります。
外出しないときは前髪を常に上げておいておでこを出しておきましょう。
2-5.ファンデーションを止める
ファンデーションや下地の洗い残しがニキビの原因になっていることもあります。
ファンデーションを落とせるクリームタイプのクレンジングを使用して化粧カスが毛穴に残らないようにします。
ドレスアップするとき以外はファンデーションを止めて日常使いの日焼け止めのみを使用するという方法もあります。色目はうっすらとパウダーをはたきます。ファンデーションが原因と考えられたらこのように対応します。
2-6.刺激物を避ける
ニキビが出来ている時は食事にも気を使いましょう。卵、魚、肉、野菜、豆類、ごはん、果物をバランスよく食べます。そうすればニキビによいビタミンB類などが不足することなく食べられます。
高カロリーな食事、食べ過ぎにも気をつけてください。刺激物を避けることもポイントです。
インスタント食品や高カロリーな食品を取った次の日にニキビが出来ることがあります。ニキビが出来ている時は避けましょう。
避けたいもの
- 香辛料を多く使った料理
- カレー
- コーヒー
- チョコレート
- トウガラシ
- 酒
- ナッツ類
- インスタント食品
2-7.漢方
ニキビは漢方によっても改善します。
ニキビに効果のある漢方は清上防風湯、温清飲、十味敗毒湯などですが、漢方はその人の体質に合わせて処方されるために、皮膚科、漢方医、漢方薬局に相談して選びましょう。
- 清上防風湯(せいじょうぼうふとう):赤ニキビになっていて化膿したニキビの赤みを引かせます。
- 温清飲(うんせいいん):赤くなったニキビに効果があります。皮膚の色艶が悪くのぼせのある人に向きます。
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう):化膿したニキビの膿を排出させ炎症を抑えます。
2-8.プラセンタ
生理周期や女性ホルモンに関してのニキビであればプラセンタに効果がある場合があります。
プラセンタは女性ホルモンのバランスを整える働きがありますから、これによってニキビが治まるのです。
しかし、プラセンタによって皮脂も増えますから逆にニキビが出来ることもあります。
プラセンタサプリは通販やドレックストアで入手できます。「プラセンタ純末」を使用したもものを選びます。
2-9.ストレスをなくす
精神的なストレスがあってもニキビができます。
ストレスは大人ニキビの大きな原因のひとつになります。
心理的なストレスがあると、交感神経が高ぶり、アンドロゲンやアドレナリン、テストステロンといったホルモンが分泌されます。これらのホルモンは攻撃から身を守ろうと体が分泌するもので、これらのホルモンがあると皮脂も分泌されやすくなります。
それによってニキビが出来やすくなるのです。
心理的ストレスがなくなると、ぱっとニキビが治ります。
2-10.生理周期を知る
生理が終わってからの卵胞期は肌の状態が良くてニキビはほとんどできません。
この頃は女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの働きによって健やかな肌が保たれています。
そして排卵日が終わって、次の生理前の黄体期に入るともうひとつの女性ホルモンであるプロゲステロンが増えてきます。このプロゲステロンは皮脂を分泌させる働きがあり、ニキビができるようになります。
生理周期によってニキビがひどくできる場合は次の項目の低用量ピルを試してみます。
2-11.低用量ピル
生理前にニキビがどっと増えてしまう人はプロゲストエロンの働きが高いことが考えられます。
病院で処方される低用量ピルによってプロゲステロンの働きを抑えてニキビを抑えることができます。
低用量ピルのなかではマーベロンがよく使用されます。
避妊を目的としていないので2日飲み忘れてもそのまま続けて飲みます。
2-12.過酸化ベンゾイル
ニキビ菌を強力に殺菌できるのが過酸化ベンゾイルです。
日本では保険適用外ですが、アメリカではニキビ薬のファーストチョイスは過酸化ベンゾイルをつかった製剤です。
強力にニキビの菌を殺菌することができ、効果はすぐに現れます。また肌を乾燥させる働きもあります。一部の皮膚科では保険適用外で処方してもらうことができます。
まとめ
あなたがまだ知らなかったかもしれないニキビケアの方法をご紹介しました。
知っていたものもあるかもしれませんが、初めて知ったものはぜひ試してください。
数カ月後にはつるつるのお肌になっていることでしょう。