更年期の症状が現れるといつからひどくなるのだろうと心配になります。
更年期の症状は人によって起こる年齢に幅があり、いつがつらさのピークになるかはかなり個人差があります。
いつごろから更年期障害が起こるのか、いつが一番つらいのかまとめました。
1.閉経の平均年齢
まず知っておきたいのは日本人女性の平均閉経年齢は50歳ということです。
グラフを見るとわかる通り閉経の年齢には幅がありますがおおよそ45歳から55歳にかけてとなります。早い人では30代から閉経となりますが、43歳未満の閉経は早期閉経と診断されます。
2.更年期障害の平均年齢
更年期障害は閉経の4~5年前からはじまり、ひどくなるピークは平均で2~3年です。
45歳を過ぎたころから体のほてりやのぼせ、汗、動悸の症状が現れます。更年期障害は長くても5年ほどで治ると言われていますが、閉経後10年以上と長引く場合もありかなり個人差があります。
医学的には45歳から55歳が更年期とされています。
3.生理周期の変化
更年期に起こる生理周期の変化です。まず起こる変化は
- 生理周期が短くなります。
- 合わせて月経量がいままでよりも増えたりします。
- しばらくして今度は生理周期が逆に長くなります。
- その後、生理が飛ぶようになり、不正出血がだらだらと続きます。
- そしてやがて閉経します。
これが閉経前に起こる一般的な生理周期の変化です。
4.いつが一番つらいのか?
更年期のなかでいつが一番つらい時期なのかは個人によって様々でハッキリと決まっている訳ではありません。
閉経前の1~2年がつらいという人が多いのですが、人によっては閉経前の3~5年前が一番つらいという場合もあります。さらに閉経したらすぐにつらくなくなるのではなく、閉経前よりも閉経後につらさが続くことが多いです。
閉経後9年たってからつらさのピークがきた例もあります。
ここは誰もが気になる点ですが、つらさのピークはいつなのかについてははっきりとした答えはないのが実情です。
5.更年期障害の治療
更年期障害の治療はホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、自律神経調整薬、プラセンタ療法などにて行われます。
いずれも病院にて女性ホルモンの値を調べてから行われます。
- ホルモン補充療法(HRT)…不足した女性ホルモンを薬で補う療法です。飲み薬、パッチ薬、塗り薬があります。
- 漢方薬…体質に合った漢方薬を選ぶことで効果が期待できます。効果は穏やかです。
- 自立神経調整薬…自立神経の調整が必要な場合に処方されます。
- プラセンタ療法…プラセンタ注射でホルモンのバランスを整える療法です。
更年期障害の4つの治療方法|それぞれの特徴にも詳しくまとめていますのでご覧ください。
6.更年期障害のサプリ
治療を受けるほどでもないという方はサプリメントなどで対処する方法があります。
一度は婦人科を受診して女性ホルモンの状態を確かめてください。
更年期に有効なサプリメント
- プラセンタ…サプリメントのプラセンタも更年期に効果があります。
- ビタミンB群…更年期の疲れや倦怠感などに効果があります。
- イソフラボン…植物性エストロゲンとも呼ばれて女性ホルモンと似た働きをします。
更年期に効果のあるサプリメント13選に他の有効なサプリメントを記載しています。
まとめ
更年期は一度始まると数年はつらい思いを強いられます。治療やサプリなどを組み合わせて更年期を乗り切りましょう。