K-POPアイドルや韓国人女優を見るとスタイルが良くて肌がきれいでうらやましい限りですよね。
見とれてしまうほどのスタイルの秘密には日本人との食生活の違いがあります。
それは韓国の代表的な食べ物、キムチのおかげです。
毎日欠かさずにキムチを食べているのでキムチの成分が血行を良くしたり、代謝を高めたり、乳酸菌や食物繊維が便秘の改善をしてくれて、スリムな体型と美肌へと導いているのです。
キムチを毎日食べて美しいスタイルと美肌を手に入れましょう。
1. キムチダイエットとは
キムチダイエットとは、キムチを毎日食べるだけのシンプルなダイエット方法です。
カロリーを制限したり、食事を低カロリーのものに置き換えたり、ましてや断食などはまったく行わないダイエットで、食生活にキムチを取り入れるだけのものです。
キムチを食べる量や種類なども制限がなく簡単にチャレンジできます。
1-1.キムチのカロリー
市販のキムチは100gあたり50kcalくらいです。
白菜をメインに使った漬物なので低カロリーですから、カロリーはあまり気にする必要がありません。
ピックルスコーポレーション ご飯がススムキムチ
100gあたり50kcalです。
辛さが控えめなので食べやすくなっています。
植物性乳酸菌Pne-12が配合されています。
出典:http://www.pickles.co.jp/products/101/index.html
東海漬物 プチこくうま
エネルギー:100gあたり49kcalです。
酸味が少なく辛味と甘味のバランスがよいので食べやすくなっています。
出典: http://www.kyuchan.co.jp/item/kokuuma/
2.キムチの効果
キムチにはカプサイシンと乳酸菌が含まれていてダイエットや美容に効果があります。
2-1.成分、乳酸菌による効果
カプサイシンの効果
- 脂肪の分解を促進する・・・カプサイシンが中枢神経を刺激して脂肪を燃焼させる細胞を活発にさせます。
- 血糖値の上昇を抑える・・・カプサイシンが血糖値の上昇を抑えて、脂肪の蓄積を防ぎます。
- 冷えの改善・・・カプサイシンは体を温める効果があります。
乳酸菌の効果
- 便秘の解消・・・食物繊維と乳酸菌を一度に摂ることで、整腸効果が高くなります。
- 美肌効果・・・腸内にいる悪玉菌の増殖を抑えて、腸の働きを正常にします。肌の細胞を活性させてくれます。
2-2.腸内フローラを育てる
キムチダイエットで大切なことは腸内フローラを整えることができるということです。
キムチにはペディオコッカス属の植物性乳酸菌のペントサセウス菌が含まれていて、この菌は胃酸に強いので腸まで到達することができます。この菌は植物性の乳酸菌でビフィズス菌などの他の善玉菌を増やすことが知られています。
植物性の乳酸菌を継続してとること腸内フローラを育てることができます。
2-3.キムチの栄養素
キムチは白菜に唐辛子などの香辛料を入れて発酵した食品です。
塩分は高いですが、食物繊維、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
キムチ100gあたりのビタミン、ミネラル、食物繊維含有量
【ビタミン】
- ビタミンE 0.5mg
- ビタミンB1 0.05mg
- ビタミンB2 0.14mg
- ビタミンB6 0.21mg
- 葉酸 45μg
- ビタミンC 24mg
【ミネラル】
- カリウム 340mg
- カルシウム 48mg
- マグネシウム 17mg
- リン 55mg
【食物繊維】
- 食物繊維 2.7g
3.キムチダイエットのやり方
3-1.キムチダイエットの方法
おススメのダイエット方法は食後にキムチを食べるだけです。
夕食後に2、3切れの少量のキムチを食べます
水分と一緒に摂ると満腹感を得たり、代謝を高めたり、脂肪の分解を助けてくれます。
キムチダイエットは他のダイエットのように食事制限をしないのがよいところです。
食事にキムチを加えるという習慣だけで、乳酸菌によって体質を変えていこうというダイエットなので1~2ヶ月で結果を出そうと思わずに、長期的に続けることを目指しましょう。
3-2.キムチの選び方
キムチは何を選んでもOKです。
スーパーなどで購入できる一般的なものでOKです。
キムチの種類に制限はありません。おススメは魚介エキス入りのキムチです。魚介類に含まれているタウリンがコレステロールを減らす効果があります。
4.キムチのアレンジレシピ
市販のキムチをそのまま食べるのもいいですが、続けていると飽きてしまうことがあります。
飽きてきたら簡単にできるキムチのアレンジ料理をつくってダイエットを頑張りましょう。
キムチのアレンジレシピをご紹介します。
4-1.キムチ納豆
キムチと納豆を混ぜるだけの簡単な料理ですが、乳酸菌と納豆菌を一緒に摂ることでさらに腸内環境が整ってダイエットの効果が現れやすくなります。
キムチの辛さもマイルドになって食べやすくおいしくなります。
4-2.豆腐とあさりのチゲ風
アサリの旨みが染み込んでいる焼き豆腐チゲは1人分およそ200kcalと満足感があって低カロリーの鍋です。
キムチのピリ辛の味が食欲を増しますので、食べ過ぎないようにしましょう。
材料2人前
- 豆腐 1丁
- アサリ 150グラムむき身でもよい
- 白菜キムチ 120グラム
- ねぎ 1本
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- みそ 大さじ3
- コチュジャン 大さじ2
- ニンニクすりおろし 小さじ1
- ごま油 少々
- 卵 2個
作り方
- 豆腐は10等分に切ります。ねぎは斜め切りにします。
- お鍋に水4カップを入れて鶏がらスープの素、みそ、コチュジャン、ニンニクすりおろしを入れ煮溶かします。
- 煮汁に豆腐、ねぎ、キムチを加え煮ます。最後にアサリを入れて3~4分煮ます。
- 最後に卵を入れて、ごま油を少量ふりかけます。
4-3.豚キムチ炒め
豚キムチ炒めはボリューム感があって1人分およそ305kcalです。
キムチを炒めすぎると歯ごたえがなくなってしまったり、火に弱い乳酸菌が死んでしまうのでキムチを入れたら手早く炒めて仕上げます。
材料2人分
- 豚バラ肉薄切り 100グラム
- 白菜キムチ 100グラム
- タマネギ 1/2個
- ごま油 適宜
- しょうゆ 小さじ1
作り方
- 豚バラ肉を5センチくらいの長さに切ります。
- タマネギは1センチくらいにスライスします。
- フライパンにごま油を引き、豚肉を炒めます。
- 豚肉が焼けたら、タマネギを加えしんなりするまで炒めます。
- キムチを入れてしょうゆを加え手早く炒め合わせます。
4-4.こんにゃく麺でビビン麺風
市販のこんにゃく麺は約30kcalです。キムチの味付けだけでも満足できます。少しコチュジャンを入れるとこくがでます。
材料
- こんにゃく麺 1袋
- トマト、きゅうり、ホウレン草などお好きな野菜
- キムチ 100グラム
- ゆで卵 1個
- ごま油 少々
作り方
- こんにゃく麺を水でさらし、よく水気を切ります。
- キムチをあえてごま油をかけます。
- 麺をお皿によそり、お好きな野菜とゆで卵をトッピングします。
- よく混ぜながら食べます。
4-5.アボカドキムチ納豆
アボカドを切って混ぜるだけの簡単料理です。キムチと納豆は相性がいいです。アボカドが少しカロリーがありますが、1人分170kcalです。アボカドにはオレイン酸、カリウムが多く含まれています。
材料(2人分)
- 納豆 1パック
- キムチ 50g
- アボガド 1個
作り方
- アボガドをサイコロ状に切ります。
- 納豆をかきまぜ、キムチ、アボカドを加えあえて出来上がりです。
4-6.キムチの炒り豆腐
1人分約280kcalです。豆腐で満腹感を得られます。野菜を細かくして入れても美味しいです。
材料 (2人分)1人分約280kcal
- 木綿豆腐 400グラム
- 白菜キムチ 100グラム
- 豚肉 100グラム
- ねぎ 適宜
- 油 少々
- 酒大さじ 2
- しょうゆ大さじ 1
- 豆腐は30分程水を切っておきます。
- キムチ、豚肉を食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油を引き、豚肉を炒めます。
- 肉に火が通ったら豆腐を加え、つぶしながら混ぜ合わせます。
- キムチ、酒、しょうゆを加えて水分を飛ばしながら炒ります。
- 盛り付けて最後にねぎをかければ出来上がりです。
4-7.さば味付キムチスープ
さば味付キムチスープは1人分149kcalです。
生白菜やキャベツでかさ増しするとボリュームアップのヘルシースープができます。
さば缶も汁ごと使ってるので栄養が丸ごと取れます。
材料(4人前)
- さば味付け缶 1缶
- 白菜キムチ 100グラム
- 水 4カップ
- しょうゆ 大さじ1
- ニラ 1/2束
- 白いりごま 大さじ1
- ゴマ油 小さじ1
作り方
- キムチはざく切りに、ニラは3センチくらいの長さに切ります。
- 鍋に水を入れ、さば缶を汁ごと、キムチ、しょうゆを加えます。
- 沸騰したら、ニラとごま油を入れて火を止め、最後に白ごまをふりかけます。
5.キムチを手作りする
乳酸菌がたっぷりなキムチを手作りしてみましょう。材料さえ揃えられれば簡単に自宅でもキムチをつくることができます。
5-1.手作りキムチ
キムチのおいしさや食感は白菜の塩漬けで味が決まるので、長時間塩をまぶしたままにしないようにします。意外とはやく2時間程度で漬かります。あまり販売されていないあみの塩辛はいかの塩辛で、いわしのエキスはナンプラーで代用できます。唐辛子は調味用でなく、キムチ用のものを使用します。
材料
- 白菜1/2個
- 塩白菜の3~4%
- 大根10cm
- ニラ6本
- ねぎ(細いネギ)2本
キムチの素
- ニンニク・しょうが各1かけ
- 韓国粉唐辛子(キムチ用)50g
- いわしのエキス20g
- あみの塩辛20g
- 砂糖少々 (好みで)
- りんご1個 (好みで半分でもいいです)
作り方
- 白菜は食べやすい長さに切り、塩をふり混ぜ2時間ほど漬け込みます。
- 漬け込んだ白菜をざっと洗いよく水分をしぼります。
- 大根は皮をむいて1~2mmの千切りにし、ニラとネギは3~5cm長さに切ります。
- 生姜、ニンニク、リンゴはすり下ろしておきます。
- 白菜、大根、ニラ、ねぎを大きなボールに入れ、キムチの素をボールに入れてかき混ぜたら出来上がりです。
5-2.水キムチ
辛いのが苦手な人には水キムチがおススメです。韓国では日本の浅漬けのような感覚で食べられていて、家庭で簡単につくることができます。ニンニクを入れないほうが食べやすくなります。腸の働きを活発にさせる乳酸菌を大量に取ることができます。
材料 (2~3人分)
- キャベツ 1/4
- にんじん 1本(お好みの野菜何でもいいです。)
- しょうが 1片
- たかのつめ(輪切り) 1本
- 岩塩(なければ塩) 小さじ1
- 水350ml
- 上新粉(もち粉でも可) 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
作り方
- しょうがは千切りにします。
- キャベツとにんじんは食べやすい大きさに切り、塩で軽くもみ少し置きます。
- 水、上新粉、砂糖を鍋に入れ火にかけます。よく混ぜて煮立ったら火を止め 粗熱が取れたらしょうが、たかのつめを加えます。
- そこにキャベツ、にんじん、出てきた水分も一緒に漬け込みます。
- 保存容器に入れ 夏場は3時間くらい、春・秋は2~3日、冬場は4~5日室温に置きます。その後冷蔵庫で保存します。
- 野菜の色が変わり、酸味、とろみが出てくると食べごろです。
6.キムチダイエットの注意点
キムチダイエットを行うときは次のようなことに気をつけてください。
- 食欲・・・カプサイシンには食欲を増進する効果があります。食べ過ぎには注意してください。
- 胃痛・・・空腹時にキムチを食べると強い刺激によって胃が荒れることがあります。空腹時は避けるようにしましょう。
- 高血圧・・・塩分の取り過ぎは高血圧になることがあります。キムチは塩分が高いので食べ過ぎないように心がけてください。
- 口臭と対策・・・にんにく・魚介塩辛・唐辛子など臭いの元となる食材が多く使われています。歯磨きや歯間ブラシ、シャワーで対策を行いましょう。
まとめ
今回の記事ではキムチダイエットについてご紹介しました。
毎日の食事にキムチを取り入れることで、キムチの成分がスリムな体型と美肌へと導いてくれます。
キムチダイエットは簡単なダイエット方法なので、ぜひ試してみてください。