角質のもとになる表皮幹細胞とは?なんとヒアルロン酸も作っていた!

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年齢を重ねるにつれて肌の乾燥やハリのなさが気になってきます。
それはもしかすると表皮にある表皮幹細胞(ひょうひかんさいぼう)が少なくなっているからかもしれません。
表皮の幹細胞は、角質のターンオーバーを担って表皮を生まれ変わらせるばかりか、ヒアルロン酸まで生み出して肌のうるおいを守っていることがわかっています。
しかし、表皮幹細胞は加齢とともに少なくなっていってしまいます。
ここでは表皮幹細胞について詳しくお伝えします。



1.表皮幹細胞は角質のもと

表皮幹細胞とターンオーバーの画像

表皮幹細胞は角質のもとになる細胞です。
図の茶色いところ、表皮幹細胞から生まれた角化細胞(ケラチノサイト)が、上に押し上げられながら丈夫な角質細胞(ケラチン)へと変化していきます。ケラチンは肌のバリアとして働いたのち、垢として表面から剥がれ落ちていきます。

  • 表皮幹細胞→角化細胞(ケラチノサイト)→角質細胞(ケラチン)→垢として剥がれ落ちる

表皮幹細胞は自己複製を繰り返していて、増えているので角化細胞になったからといって無くなってしまうわけではありません。

2.表皮の底の基底層にある表皮幹細胞

表皮の一番底にある基底層に表皮幹細胞はあります。
ここを出発点として表皮のターンオーバーが始まります。
肌をいきいきとみずみずしく保つ、もっとも大切なスタート部分が表皮幹細胞です。

表皮幹細胞の画像

表皮幹細胞から新しい細胞が次々に生まれて、供給されることによって、表皮のリサイクルが正常に行われます。
何らかの理由で表皮幹細胞が減少したり、働きが弱まってしまうと新しい細胞よりも古い細胞の数が上回ってしまい、若々しい肌を保つことができなくなります。

3.表皮でヒアルロン酸を作っている

真皮にある繊維芽細胞からヒアルロン酸がつくられることはよく知られていますが、表皮にある表皮幹細胞でもヒアルロン酸を作り出していることがわかっています。
水分を貯えておく力の強いヒアルロン酸が表皮にあることで、表皮のうるおいを保つことができます。
表皮のうるおいを保つためには、紫外線などによって破壊されてしまう基底層を正常に保つことが大切と考えられています。

出典:https://www.shiseidogroup.jp/releimg/2453-j.pdf

4.加齢によって皮膚の幹細胞は減る

紫外線などで基底膜が破壊されると、それに伴って表皮幹細胞も減少してしまいます。
表皮幹細胞が減ってしまうと肌の再生能力が落ちるので、ターンオーバーの能力やヒアルロン酸の生産能力も減少して、ひいては肌年齢も増加してしまいます。
肌が老けてしまうのは幹細胞が減ることととらえてもいいでしょう。
表皮幹細胞が減ってしまうことを防いだり、活性化させることで肌を老化から守り、アンチエイジングすることができます。

まとめ

表皮幹細胞にはターンオーバーやヒアルロン酸を生まれさせるなど重要な働きをしています。
表皮幹細胞の質と数を保つことがアンチエイジングつながりますので、紫外線から肌を守ることや栄養、睡眠をしっかりとることを心がけていきましょう。
幹細胞をつかった化粧品も有効と考えられています。気になる方は幹細胞化粧品はアンチエイジングの救世主!? その安全性と効果とはもご覧ください。

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