生理前に胸の張りや下腹部痛、腰痛、イライラなどが始まります。
これらはPMSの症状ですが、いつから始まっていつ終わるのでしょうか。
一般的な長さの人とそれよりも長く症状が出る人がいます。
その症状がPMSのものなのか気になりますよね。
PMSの起こる期間についてまとめてみました。
1.PMSの期間
PMSは黄体期と呼ばれる高温期に起こります。一般的には生理の10日から3日前にPMSが起こりやすくなります。
黄体期の長さは14日ほどでこの期間に起こる不快症状がPMSです。
黄体期の長さには個人差がありますが、排卵日から10~16日間ほどです。
PMSの症状の軽い人は生理の3日ほど前に少し胸の張りを感じる程度ですが、長い人では症状が排卵日ころから始まり、生理開始後の4日以内くらいまで続きます。
14日以上もPMSの症状に悩まされることになりますから、この場合は婦人科を受診するようにします。
2.PMSとは
PMSの症状にはイライラする、乳房が張る、怒りやすくなる、腹部の緊張感がある、頭痛がする、憂鬱になる、不安感があるなどがあります。どの症状があるかは個人差がかなりあって、1つだけの場合もあれば複数の症状があることもあります。
3.生理周期13日まではPMSにならない
出典:http://www.jsog.or.jp/PDF/61/6112-657.pdf
またPMSの診断基準によってPMSの症状は生理開始から13日までは発生しないとされています。ですからこの期間にも症状がある場合はPMSではないことがあります。
4.胸の張る期間
PMSで胸が張るのは女性ホルモンによって乳腺が刺激を受けているからです。
多くは生理の10日~3日前ころに胸の張りを感じます。
この張りは生理がくればほとんど無くなります。
胸の痛みが強い場合は乳腺症、乳腺炎、高プロラクチン血症の場合もありますから、その時は婦人科を受診するようにします。
5.下腹痛・腰痛が起こる期間
生理前に下腹部や腰が痛くなります。
この痛みが起こる期間もかなり個人差があり、一概に言えませんが多くは生理の7~2日前ころに痛み始めます。
生理が始まれば今度は生理痛が始まります。
排卵日以降から下腹部が重い感じの違和感や張りのある緊張感を感じる人もいます。
参考:日本産婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/gekkei.html
まとめ
PMSの期間についてまとめました。
あなたの症状がPMSのものなのか判断するための参考としてください。
よくわからなかったり、不安に感じる場合は婦人科を受診するようにしましょう。