若い時よりも肌の色がくすんで見えませんか。
肌の代謝が遅くなって、メラニンの含んだ細胞が積み重なると、本来持っている肌の透明感が失われてしまいます。
厚生労働省から認められた美白成分は現在10数種類しかありませんが、プラセンタはその認められた美白成分のひとつです。プラセンタは美白にも効果的なのです。
今回はプラセンタの美白力についてご紹介します。
1.プラセンタの3つの美白効果
プラセンタの美白効果は次の3つの仕組みによってもたらされています。
1-1.メラニン生成抑制作用でシミ、くすみを防ぐ
日焼けによって肌が黒ずむのはメラニン細胞が紫外線を浴びることによって、メラニンが作り出されるためです。メラニン細胞にはチロシナーゼという酵素があってこれがチロシンと結びついてメラニンになります。プラセンタにはこのチロシナーゼを抑制させる作用がり、その結果としてシミ、くすみを作られるのを防ぐことになります。
1-2.上皮細胞成長因子が古い細胞をどんどん新しいものに替えてくれる
プラセンタに含まれる上皮細胞増殖因子は肌のターンオーバーを正常化する働きがあります。私たちは年齢を重ねるにつれ、ターンオーバーには多くの日数がかかるようになります。
肌にメラニンを含んだ細胞が積み重なることで肌はくすんで見えます。プラセンタによって新しい肌への生まれ変わりが促され、透明感のある若々しい肌になれるのです。
1-3.肌細胞の遺伝子が活性酸素によって傷つけられるのを防ぐ
肌が紫外線を受けると活性酸素が発生します。活性酸素は放っておくと細胞や遺伝子を傷つけます。メラニン細胞の遺伝子が傷ついてしまうと、細胞が暴走してメラニンを大量に作り出してしまいます。これがシミの原因です。
プラセンタには抗酸化作用があり、活性酸素を通常の酸素に戻して細胞や遺伝子が傷つくのを防ぎます。
2.成長因子とは?
成長因子とは人間の体内で細胞の増殖を活性させることができる物質のことです。
ごく少量でも効果があり、大量には必要ありません。体内で細胞のスイッチを押す役割になります。成長因子の種類は肌のターンオーバーに関わる上皮細胞増殖因子(EGF)やコラーゲン生成に関わる繊維芽細胞増殖因子(FGF)、肝臓の細胞を再生する肝臓細胞増殖因子(HGF)などがあります。いずれも体内にもともとあり、体をコントロールするために生産される物質です。
2-1.プラセンタ製剤、プラセンタサプリメントには成長因子はあまり含まれていない
実はプラセンタの成長因子はプラセンタ注射、プラセンタサプリメントになるとほとんど含まれていません。これは製造時の酵素分解や熱によってタンパク質である成長因子は分解されてしまうからです。ですが明らかにこれらの成長因子が含まれているかのような作用があります。活性のあったものはペプチドの状態で存在しています。
3.プラセンタ美白の形態
3-1.プラセンタの美容液で白くなる
プラセンタは厚生労働省が医薬部外品の美白成分として認可した数少ない美白成分です。
プラセンタの美白はシミやそばかすができるのを防ぐことで白さを保つ美白になります。化学成分のような漂白の作用はありません。肌が紫外線に当たっても細胞の炎症を抑えてメラニンが作られるのを防ぎます。
3-2.飲んでも美白作用がある
プラセンタは飲んでも美白作用があります。
プラセンタのサプリメントを飲み続けることによって透き通るような白さになり、肌理も細かくなります。プラセンタは飲んでも有効です。
3-3.コラーゲンとの併用が有効
プラセンタと一緒に飲んで相性がいいのはコラーゲンとビタミンCです。
美白の効果はプラセンタもコラーゲンも両者とも持ち合わせていますが、同時に取ることによって両方のいいところを取ることができます。
肌質の向上にはコラーゲンがよく、体調管理も含めて肌を健やかに保つにはプラセンタいいでしょう。
まとめ
プラセンタの美白についてまとめてみました。プラセンタの内側からの効果はまとめた通りですが、プラセンタによって精神的に安定して表情も明るくなることで、内面からの美しさももたらされるようです。