クレンジングにはいろいろな種類のものがありますが、その中でもクレンジングミルクは肌への刺激が非常に少なく、乾燥肌や敏感肌の方にも適していると言われています。
ですが、一方でデメリットもあるのでクレンジングミルクが向いていないという方もいます。
「気になるブランドからクレンジングミルクが出ていたから購入したものの、あまり使い心地が良くない…他のクレンジングミルクならいいの?」「クレンジングミルクだとメイクがあまり落ちない…」とクレンジングミルクに関して不満を持っているという方も中にはいます。
そこで今回はクレンジングミルクの特徴や正しい使い方について解説します。クレンジングミルクに関して疑問を抱いているという方はチェックしてみて下さいね。
1.クレンジングミルクの特徴
まずはクレンジングミルクの特徴からチェックしていきましょう。
1-1.テクスチャーが滑らかで摩擦が少ない
クレンジングミルクはその名の通りミルクタイプなので乳液のような滑らかなテクスチャーになっています。そのため肌に塗るときに起きる摩擦が少なくなります。
クレンジングを使う際には多かれ少なかれ起きてしまう摩擦は肌へダメージを与えてしまうため、その摩擦が起きづらいということで肌への負担を大幅に軽減できることへつながります。
1-2.界面活性剤の配合量が少ない
クレンジングには汚れを浮かせるために必要な「界面活性剤」という成分が必要になります。しかし界面活性剤は化合成分であり肌へ刺激を与えてしまったり、バリア機能を損なわせてしまうというデメリットがあります。
クレンジングミルクはこの界面活性剤の配合量が少なくなっているものが多いです。肌へのバリア機能をちゃんと守りながらメイク落としができます。
1-3.皮脂を落としすぎないので乾燥しづらい
皮脂はすべて落としてしまってはいけません。ある程度は肌に残していないと肌が乾燥したり外的刺激から肌を守ることができなくなってしまいます。ですが洗浄力の強いクレンジングの場合は必要な分の皮脂まで落としてしまい、乾燥を引き起こしてしまいます。乾燥だけではなく肌が敏感になってヒリヒリを感じやすくなるということもあります。
クレンジングミルクは洗浄力がそこまで強くないので皮脂を落とし過ぎることが無く、乾燥から肌を守ってくれます。
2.クレンジングミルクの向いている方・向いていない方
クレンジングミルクの特徴だけを見るととても良いものだと感じる方が多いでしょう。しかし一方ではデメリットもあります。そのためクレンジングミルクが向いている人と向いていない人が存在することになります。どんな人に向いているのか、どんな人には向いていないのかその特徴をご紹介します。
2-1.クレンジングミルクが向いている方
- 敏感肌
- 乾燥肌
- ナチュラルメイクの方
クレンジングミルクが向いているのは以上の人になります。皮脂を落としすぎないことや摩擦を起こしにくいこと、界面活性剤の配合量が少ないものが多いことなどから肌への刺激が弱く、敏感肌の方が愛用しているケースが多いです。
オイルやリキッドといった洗浄力が強いクレンジングを使用すると、皮脂を落とし過ぎてしまいます。皮脂を落とし過ぎると乾燥肌の場合は乾燥が悪化したり肌が敏感になるためクレンジングミルクが向いています。
2-2.クレンジングミルクが向いていない方
- メイクが濃い方
- 毛穴の悩みがある方
クレンジングミルクは洗浄力が弱いので肌にはいいのですが、メイク落ちが悪く濃いめのメイクは落とせないことがあります。特にポイントメイクなどは落ちづらいので注意しなければなりません。ファンデーションも落とせたと思っていても残っている可能性があるので、メイクをしっかり行っている方は避けたほうがいいでしょう。
角栓などを落とす力も他のクレンジング剤と比べると弱いので、クレンジングで毛穴ケアをしたいと考えている人にもクレンジングミルクはあまり向きません。
ですが、クレンジングミルクの種類によってはメイクもちゃんと落ちるものもあります。化粧品の種類との相性もあるので、どのくらいメイクが落ちるのかは商品によって違う場合がありますが、基本的にはメイク落ちは弱いと思っておいた方がいいでしょう。
3.おすすめのクレンジングミルク
クレンジングミルクの中でも高い人気のあるアイテムをピックアップしてご紹介します。
カバーマーク トリートメントクレンジングミルク
200g 3,000円(税抜)
クレンジングミルクなのにすっきり落ちてふっくらと肌を潤してくれます。89%が美容液成分で美容液を使っている感覚でクレンジングが出来るという点も大きなメリットとなっています。
出典:https://www2.covermark.co.jp/
パラドゥ スキンケアクレンジング
240g 1,620円
アクアカプセル処方で軽く馴染ませるだけでしっかりメイクが落ちる優れもの。塗れた手や顔でも使えて低刺激性。ヒアルロン酸などのうるおいキープ成分が配合されていて乾燥をしっかり防いでくれます。W洗顔も不要で簡単にケアしたい方にもオススメです。
出典:http://www.parado.jp/
カウブランド 無添加メイク落としミルク
ポンプ付き150ml 880円(税抜)
無添加で厳選素材を使った低刺激なクレンジング。天然由来のセラミドを配合しており、乾燥でデリケートになりがちな肌のうるおいをしっかり守ってくれます。アレルギーテストも実施しているので安心できます。
出典:http://www.cow-mutenka-fc.jp/
アクセーヌ ミルキィクレンズアップ
120g 2,800円(税抜)
クレンジングミルクなのに角質もオフできるという人気アイテム。乾燥やニキビの原因となってしまう角質も取り除いてくれます。低刺激性で無香料無着色。敏感肌の方でも安心して使用することができます。
出典:http://www.acseine.co.jp/
テラクオーレ ダマスクローズクレンジングミルク
125ml 3,780円(税込)
プルプルとしたテクスチャーが心地よいクレンジングミルク。透明感とツヤ・ハリを肌に与えてくれます。毛穴の汚れもしっかりオフしてくれて、ちゃんと落とせるという点が高評価されています。ダマスクローズをたっぷり使用していてとても高級感のある香りが魅力です。
出典:http://terracuore.com/
アルビオン アンフィネス エリミネート クレンジングミルク
200g 4,500円(税抜)
やわらかなクリームがよく伸びて優しい力でも十分に肌に馴染ませることができます。洗い上がりは隅々まで明るく、なめらかな肌に。使用後の肌の仕上がりの良さを求めているという方には特にオススメのアイテムです。
出典:http://www.albion.co.jp/
4.クレンジングミルクの正しい使い方
クレンジングミルクの正しい使い方をご紹介します。間違った使い方で肌にダメージを与えてしまわないようにしっかりチェックしておきましょう。
- 手のひらに適量のクレンジングミルクを取る
必ず使用目安量を守りましょう。少ない量でクレンジングをすると摩擦が起きて肌を傷つけてしまいます。 - 両手を合わせてクレンジングミルクを温める
軽く温めることでよりなめらかで伸びが良くなります。顔にもなじみやすくなるので少し温めてから顔につけるようにしましょう。 - 手のひら全体で顔に馴染ませていく
ゴシゴシ塗りつけるようにはせず、優しい力で手のひら全体を使ってゆっくりと顔に馴染ませましょう。
小鼻や目元、口元などの細かい部分はメイクが落ちづらいので指の腹を使って優しくマッサージするするようにしてメイクを落としましょう。 - ハンドプレスしてさらに馴染ませる
両手で顔全体を軽くハンドプレスしてクレンジングミルクとメイクを馴染ませます。 - 水またはぬるま湯で洗い流す
ここでも擦らないように注意して、たっぷりの水またはぬるま湯で洗い流しましょう。
6.クレンジングミルクを使うときの注意点
正しい使い方の他にもいくつか注意しておきたい点があるので、チェックしておきましょう。
5-1.力の入れすぎには要注意!
クレンジングミルクはどうしても他のクレンジング剤と比べるとメイクの落ちが悪くなります。「すっきりと落ちた」と感じることが少ないため、ついついゴシゴシ擦ってしまうという方もいます。
使用する際には指腹で優しくで洗うように心がけておきましょう。
5-2.必ず水かぬるま湯を使う
洗い流す際には水かぬるま湯を使用するのが基本です。お風呂の中でクレンジングをする人の場合は、身体を洗う時に使うシャワーなどを利用してそのまま洗い流すということもあるでしょう。ですが熱いお湯を使うのは絶対にNG。熱いお湯を使うと必要な皮脂や水分を洗い流してしまうので肌に良くありませんし、乾燥の原因となってしまう可能性があります。
5-3.ポイントメイクは専用のものを使う
アイメイクやリップなどは落ちづらいので、できればポイントメイクは専用の「アイメイクリムーバー」「ポイントメイクリムーバー」などを利用して落としましょう。
目元や口元はしっかりメイクするけれど、ベースメイクはあまり厚塗りをせずナチュラルに仕上げているという方の場合は、特に目元と口元は専用のものでしっかり落とし、そのほかの部分はクレンジングミルクで優しく落とす方法がオススメです。
まとめ
クレンジングミルクは肌に優しく、敏感肌や乾燥肌の方、肌へのダメージが気になるという方にオススメのクレンジングです。
デメリットもありますが、メイクの濃さに合わせて使うことで肌をダメージから守り、美肌に導くことができます。今回ご紹介したオススメのアイテムを参考に選んでみて下さいね。