化粧下地とファンデーションをきちんと塗っているのに、ニキビ跡やシミ、クマを完全に隠しきれないことがあります。
完璧なメイクを目指すためには、ニキビ跡、シミ、クマはきちんと隠さなくてはなりません。
ですが、化粧下地やファンデーションをきちんと塗っても、ニキビ跡などの色素が濃い場合には、コンシーラーの力を借りない限り、完全に隠すことは難しい場合があります。
ここでは、お悩み別のコンシーラーの選び方、コンシーラーの上手な使い方、おすすめできるコンシーラーをご紹介していきます。
1.コンシーラーの役割
コンシーラーには、ニキビ跡などの肌悩みをカバーする役割があります。
ですが、コンシーラーの役割はそれに留まらず、唇の輪郭を整える、顔に立体感を持たせるなどの役割もあります。
たとえば、眉下にハイライト効果のあるコンシーラーをプラスすれば、光によって目元の骨格が際立ち、彫の深い印象の目元を作り出すことができますし、Tゾーンに使用すれば、鼻筋が通った印象になります。
2.コンシーラーの種類
コンシーラー選びの際には、どのような種類があるのかということを知っておく必要があります。
- スティックタイプ
リップスティックのような繰り出しタイプのコンシーラーです。カバー力が高いという特徴を持っていますので、濃いシミなどが気になるときにおすすめです。 - ペンシルタイプ
ペンシルと同様の形状をしたコンシーラーです。油分が少なめで広がりにくく、細かい部分をピンポイントで修正することができます。初心者にとっては使いやすいタイプでしょう。 - クリームタイプ
クリーム状の柔らかいコンシーラーです。口元など、筋肉をよく動かす部分などに適したタイプです。 - リキッドタイプ
液状タイプのコンシーラーです。コンシーラーの中では最もカバー力が弱いという欠点を持っていますが、広い範囲に使用できますので、ひとつ用意しておくと便利でしょう。
3.お悩み別コンシーラーの選び方
お肌の悩みごとに、適したコンシーラーの種類が異なります。そして、選び方を間違えてしまうと、お肌の悩みを上手にカバーすることができず、仕上がりに満足いかないことがあります。
コンシーラーを選ぶ際には、ご自身の肌悩みをきちんと把握して、適した種類の製品をピックアップしてみて下さい。
3-1.シミをカバーするコンシーラーの選び方
カバー力が高い、スティックタイプまたはクリームタイプを選びましょう。カラーは、ファンデーションと同様か、やや暗めのトーンを選ぶと良いでしょう。
資生堂 スポッツカバーファウンデイション
気になるスポットだけをカバーすることができるほか、顔全体のカラーコントロールにも使える、とても便利なコンシーラーです。
全5色
価格:1,296円(税込み)
出典: http://www.shiseido.co.jp/
エスヴォス ミネラルコンシーラー
天然ミネラルと植物由来オイルを配合、高いカバー力がありながら、お肌への負担が少ないというメリットを持ったコンシーラーです。赤みが気になるお肌にもおすすめです。
全2色
価格:2,700円
出典: http://etvos.com/
3-2.クマをカバーするコンシーラーの選び方
目元はコンシーラーがヨレやすい部分ですので、柔らかいテクスチャーのリキッドタイプを選ぶと良いでしょう。また、クマは大まかに3種類に分類されていますので、クマの種類に合わせてコンシーラーの色を選んで下さい。
クマの種類 | 合うコンシーラーの色 |
青クマ | オレンジ系 ピンク系の明るい色 |
黒クマ | クマの色よりもワントーン明るい色 ベージュ系 |
茶クマ | イエロー系 ベージュ系 |
THREE アドバンスド スムージング コンシーラー
天然由来成分80%で作られたコンシーラーです。このコンシーラーには8種類の植物エッセンスが配合されていますので、目元の乾燥が気になるときにもおすすめです。
全6色
価格:3,780円
公出典: http://www.threecosmetics.com/
メイベリンニューヨーク スーパーミネラルコンシーラー ロングキープ
ペンタイプで持ち運びに便利なリキッドコンシラーです。クマ部分に馴染ませると自然な肌色に。
全2色
価格:1,360円
出典: https://www.maybelline.co.jp/
3-3.ニキビ、ニキビ跡をカバーするコンシーラー
ニキビ跡は意外と目立つますので、カバー力が高いスティックタイプまたはクリームタイプのコンシーラーを選ぶと良いでしょう。
特に赤みが強いニキビ跡には、グリーン系がイエロー系の色がおすすめです。
キャンメイク カラースティック モイストランティングカラー
プチブラながら高いカバー力を持つ、人気のコンシーラーです。スティックタイプですので、持ち運びにも便利。
全6色
価格:626円
出典: http://www.chomotto.com/
3-4.小鼻の赤みをカバーするコンシーラーの選び方
小鼻は皮脂分泌か多く、また、細かい部分ですので、使いやすくて細かい部分にも対応できる、スティックタイプのコンシーラーを選びます。また、広い部分を隠したいときにはクリームタイプを選ぶと良いでしょう。
色はグリーン系またはイエロー系がおすすめです。
MARSH FIELD SCクリームファンデ
部分使いのコンシーラーとしても、顔全体のファンデーションとしても使えるコンシーラーです。クリームタイプですが、強いカバー力が魅力です。
全12色
価格:2,484円
出典: http://www.marsh-field.jp/
3-5.ほうれい線をカバーするコンシーラーの選び方
柔らかいテクスチャーのリキッドタイプ選ぶと良いでしょう。自然な仕上げるためには、ファンデーションと同色、またはファンデーションの色に近い色、明るめを選ぶことが望ましいでしょう。
クリニーク ビヨンド パーフェクティングファンデーション
ふんわり軽く仕上がる素肌感覚が強いリキッドタイプのコンシーラーです。カラーバリエーションが豊富ですので、何色か揃えておいて部分によって使い分けるのもアリですね。
全6色
価格:5,184円
出典: http://www.clinique.jp/
3-6.口元の輪郭を整えるコンシーラーの選び方
クリームタイプまたはリキッドタイプのコンシーラーがおすすめですが、より唇の輪郭を美しく整えたいのであれば、筆遣いのリキッドタイプが良いでしょう。
また、柔らかいテクスチャーであればペンシルタイプもおすすめできます。
ポール&ジョー ポーテ リップコンシーラーデュオ
ピンク系とイエロー系の2色が1セットになっている口元用のコンシーラーです。柔らかいテクスチャーですので、初心者の方でも使いやすいでしょう。
全1色
価格:2,160円
出典: http://www.paul-joe-beaute.com/
4.コンシーラーを塗るタイミング
それでは次に、ファンデーションの種類ごとの、コンシーラーを塗るタイミングをご紹介します。
パウダーファンデーションの場合
化粧下地でお肌を整え、コンシーラーの後に、ファンデーションを塗ります。
リキッド・クリームファンデーションの場合
化粧下地でお肌を整え、ファンデーションの後にコンシーラーを塗り、フェイスパウダーで仕上げます。
5.コンシーラーの塗り方
コンシーラーの種類や選ぶべきコンシーラーについて、ご理解頂けたでしょうか。
これらについて理解した後は正しい塗り方についてです。よい商品でも塗り方を失敗してしまっては上手にシミが隠れないばかりか、化粧ムラになってしまいます。
それでは、失敗しにくいコンシーラーの塗り方をご紹介しておきましょう。
5-1.シミをカバーするコンシーラーの塗り方
スポット的にできている小さなシミは、スティックタイプのコンシーラーでシミよりもやや広い範囲にポンポンと乗せ、指で自然に馴染ませて下さい。
また、大きなシミの場合では、クリームタイプのコンシーラーを、シミよりもやや広範囲に広げ、自然にお肌に馴染ませましょう。
5-2.クマをカバーするコンシーラーの塗り方
まず、クマができている部分にコンシーラーを乗せて、下側へ向けて自然にぼかし、最後にクマ部分からまつ毛の生え際部分まで自然にぼかします。
このときに注意して頂きたいことは、まつ毛の生え際に近い部分からつけ始めるとヨレができやすいので、必ずクマ部分からつけて下側へ広げ、最後にまつ毛の生え際に向けてぼかすという順番を守るということです。
目の下にヨレができると目立ちますので、必ずこの順番を守って下さいね。
5-3.ニキビ、ニキビ跡をカバーするコンシーラーの塗り方
まず、ニキビが悪化している場合には、なるべくコンシーラーを使わずに、パウダーで軽く押さえる程度に留めておきましょう。
赤みが気になるニキビ跡の場合では、ニキビ跡部分にコンシーラーを塗り、指で自然にぼかします。ニキビ跡がいくつも集中している場合では、ニキビ跡がある範囲全体にコンシーラーを塗って指で広げたあと、指で押さえるようにしてお肌に馴染ませると、自然な仕上がりになります。
5-4.小鼻の赤みをカバーするコンシーラーの塗り方
小鼻の赤みが気になると、ついたくさんのコンシーラーをつけたくなりますが、それをしてしまうと小鼻部分だけが浮いて見えてしまいます。
小鼻部分にコンシーラーをつける際には、まず外側に塗り、内側に向けて広げて行きます。
5-5.ほうれい線をカバーするコンシーラーの塗り方
ほうれい線が気になると、つい、ファンデーションやコンシーラーをたくさんつけてしまいがちです。ですが、これはNGです。ファンデーションやコンシーラーを厚塗りしてしまうと、表情によってその部分に溝ができやすくなり、余計にほうれい線が目立つ結果になってしまいます。
ほうれい線にコンシーラーを塗る際には、ファンデーションは少なめ、コンシーラーはほうれい線とその周囲に少量塗り、指でぼかすように広げます。
5-6.口元の輪郭を整えるコンシーラーの塗り方
唇の輪郭を綺麗に整えるポイントは、上唇の山の部分に沿って、輪郭を作ることが大切です。また、口角を引き締めて見せたい場合には、下唇の端部分から口角に向けて、薄くシャープなラインを入れてみましょう。
唇の厚みを変えたい場合には、2mm以内を目安として、コンシーラーで形を整えてみましょう。
まとめ
今回は、コンシーラーの種類や使い方をご紹介してきました。
コンシーラーはファンデーションとの相性が大切ですし、お悩みごとに適した種類が異なりますので、製品選びの段階で迷ってしまうこともあるでしょう。
コンシーラーで完璧メイクを目指したいのであれば、まず、ご自身の肌悩みをしっかりと見極めて、それに適したコンシーラーを選んでみて下さい。
コンシーラーは、慣れないと使い方が難しいと感じるかもしれませんが、ひとたび慣れてしまえば、ご自身が理想とするお肌に近づくことができるはずですよ。