痩せるとほうれい線が目立つ？！原因と若返りのための対策

せっかくダイエットに成功したのに、ほうれい線が目立ってしまう…このような方は少なくありません。小顔が手に入ったとしてもほうれい線が目立つのであれば、たとえ痩せることができたとしても残念ですよね。本来なら、まだまだハリのある時期にもかかわらずくっきりとほうれい線が目立ってしまうのは、ショックですよね。
年齢よりも老けて見えてしまうので、今すぐ対策が必要です。

１．痩せるとほうれい線が目立つってホント？！

ほうれい線は、頬の肉が垂れ下がることによって形成されます。太っているときは、頬にもたくさんのぜい肉がついているため、肌は常に張った状態です。ところが痩せてしまうとぜい肉が落ちてしまうため、萎んだ風船のようにハリがなくなってしまいます。

脂肪が少なくなるとたるんだ頬が重力に負けて垂れ下がってしまいます。特に急激なダイエットは、ほうれい線ができやすいので注意が必要です。過激な食事制限やカロリー制限は脂肪が減るだけではなく、栄養不足も招きます。

１-１．食事による栄養不足やストレス

もっとも大きなほうれい線の原因は、ダイエット中の食事です。過剰な食事制限によって適切な栄養を摂取できないことが原因になります。肌のハリを保つためには、真皮層がコラーゲン・エラスチンによって満たされていなければなりません。

ところが過剰な食事制限によってコラーゲンの材料となるたんぱく質や、コラーゲンを作り出すときのエネルギーとなる炭水化物などの栄養が不足してしまうと、弾力保持のための成分が作り出せなくなってしまいます。やがて肌の弾力やハリが失われてしまいます。

またダイエット時の空腹感がストレスを増大させ、活性酸素を生み出します。すると活性酸素がコラーゲンや、コラーゲンを作り出す繊維芽細胞を攻撃して肌のハリを低下させ、ほうれい線を招いてしまいます。

食事制限をするとほうれい線だけでなく、シミやシワを招いて乾燥肌を招きやすくなるというデメリットもあります。これではせっかく痩せても無意味ですよね。肌の乾燥は、やがてたるみにも発展するので、注意しなければなりません。

１-２．冷えが原因

冷えによってもほうれい線を招いてしまいます。本来、食品から摂取した栄養は血液に乗って全身へ運ばれます。ところが冷えていると血行が悪くなるため、栄養もまんべんなく届かず、肌の栄養が不足してしまいます。

特にダイエット中は不足している栄養をしっかり補いたいのですが、冷えによって血流が妨げられ成分が届きにくくなってしまいます。するとほうれい線の原因となってしまいます。

さらに冷えているとむくみやすくなります。むくんでしまった分ほうれい線が目立ってしまうこともあるので、ぜひ注意しましょう。

２．ダイエットしていてもほうれい線ができないようにする方法

ダイエットによるほうれい線をケアする方法は、食事と冷え予防です。

２-１．食事で予防する

まずは食生活でほうれい線を予防しましょう。肌の弾力やハリを保つためにかかせないコラーゲンを積極的に摂取することをおすすめします。牛スジ肉や手羽、レバー、鳥皮や軟骨などにたっぷり含まれています。

ほうれい線は肌の乾燥によってもできてしまうので、肌の保湿力を高めるためにも保湿成分が含まれた食品を摂取しましょう。女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンがおすすめで、納豆や豆乳に含まれています。

また保湿力ＮＯ．１成分であるセラミドもおすすめです。こんにゃくにたっぷり含まれているので積極的に摂取しましょう。

肌の細胞を攻撃してシワやたるみを招いてしまう活性酸素には抗酸化成分がおすすめです。リコピン、アスタキサンチン、カテキン、ポリフェノールが含まれる食品を摂取しましょう。リコピンはトマトに、アスタキサンチンは鮭、カテキンはお茶、ポリフェノールはコーヒーなどに含まれています。

逆に、糖分が多く含まれている清涼飲料水やお菓子は、カロリーが高いだけでなく、肌の老化も促進してしまいます。またムダなエネルギーを作り出し、肥満の原因にもなります。動物性脂肪や揚げ物なども、併せて食べ過ぎないように注意しましょう。

２-２．冷えを予防する

冷えているとむくみからほうれい線になりやすいので、注意しましょう。ダイエット中も血行を高めると代謝がアップし、ほうれい線予防にもなります。適度な運動や入浴は体を温めて代謝をアップさせます。

また普段から腰回りや足元も、衣類で覆って温めるようにすると効果的です。特に冬場は腹巻やボトムスを2枚重ねて履く、靴下を履くようにする、など下半身を温めるようにすると、効果的に冷えを防げます。上半身は意識しなくても、下半身は積極的な保温を心がけると効果的です。

３．ほうれい線に効果的な食事レシピ

コラーゲンと言えば、手羽先。ここではほうれい線に効く、たれにもコラーゲンたっぷりな手羽先の甘酢煮のレシピをご紹介しましょう。たった15分で完成します。【準備するもの】

手羽先8本
ポン酢100㏄
水50㏄
砂糖大さじ2杯

【作り方】

「準備する材料」すべてをフライパンにあける
蓋をして中火で5分加熱する
2の手羽先をひっくり返し、弱火にしてさらに5分加熱して完成

火加減は自宅の調理器具に合わせて調節してみてください。誰でも作れる簡単なコラーゲンレシピです。

４．ほうれい線に効果的な冷え対策

冷え対策によって運動、入浴、下着や衣類など、痩せてしまってできたほうれい線をケアする方法があります。

４-１．運動

日常的な運動はほうれい線の対策だけでなく、ダイエットにも効果的です。運動によって血流が高まると食事からの栄養が届きやすくなります。よって激しいものでなくても、ウォーキングのような軽い運動だけでもOKです。運動が苦手な方にも続けやすいのでおすすめです。

肩の力を抜いて顎は少し引き気味、背筋を伸ばし、腕を後ろに大きく振りながら大股で歩くと効果的です。スピードは普段歩くよりも少しだけペースをあげてみてください。着地はかかとから、つま先で地面を蹴るように歩きます。

呼吸は鼻から吸って口から吐く、腹式呼吸を続けながら行うと、より効果的です。

４-２．お風呂の入り方

血流を高めてすみずみまで血液を行きわたらせるためには、39℃くらいのぬるめのお湯に20分ほどつかりましょう。料理の火力と同じように、お湯が熱すぎてしまうと、体の表面だけしか温まりません。42℃くらいですと長湯できないので、39℃以下くらいのぬるめのお湯にじっくりつかると効果的です。

体の芯まで温まると、湯冷めしにくく温かさも持続します。リラックス効果も高まるので、より血管が拡張してスムーズな血流を促します。

４-３．下着や靴下

体を表面から温める衣類も、できればシルクなどの保湿性の高い下着がおすすめです。綿は肌にやさしいものの、汗で濡れてしまうと乾きにくいのでおすすめできません。できればシルクのように保温性と吸湿性に優れた下着を選ぶ方が、冷え対策にはぴったりです。

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正統派冷え取り靴下です。絹の上から綿ソックスを重ねて履きます。絹が吸収した汗を面が吸収するので、さらさらが持続し冷えを防ぎます。絹、綿ともに100％。春から夏向きです。
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５．ほうれい線を深くしないように保湿する

ぜい肉のたるみでできてしまうほうれい線は、時間の経過とともに溝ができてしまいます。肌が乾燥すると溝が徐々に深くなってしまうので、しっかり外側から保湿して弾力を高めておきましょう。

特にダイエット中は肌がカサつきやすくほうれい線ができやすい時期です。しっかりと化粧品で保湿して、乾燥肌対策することがほうれい線の予防にもつながります。いくつか乾燥肌を防ぐための保湿化粧品をご紹介します。

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