あごがたるんでくると顔が大きく見えるようになります。
そのまま放っておくと二重あごになってしまいます。
どうにかしたいですよね。
今回はあごのたるみの原因と解消方法についてご紹介していきます。
1.あごのたるみの原因
あごがたるんでしまう原因は次のようなことからです。
- 広頚筋(こうけいきん)の働きが弱くなる
- 肌の弾力が低下する
- 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が凝る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1. 広頚筋の働きが弱くなる
広頚筋(こうけいきん)とは下あごから上胸までに伸びる幅の広い筋肉で、首のお肉を支えています。
この広頚筋の働きが弱くなることで肌の重みを支えきれずにあごから首にかけてのラインがたるんでしまうのです。
1-2. 肌の弾力が低下する
年齢を重ねてコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を支える成分が少なくなっています。
若いころはたくさんあったコラーゲンも年齢とともに減少して、表皮も真皮薄くなるので肌はスカスカの状態です。これでは脂肪の重みを保持することができずに肌がたるんでしまいます。皮下脂肪が増えることでも重さも増しますからたるみの原因になります。
1-3.胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が凝る
スマホやパソコンを見て長時間首を動かさないことが多くなっています。
そうすることによって常に胸鎖乳突筋をはじめとする首の筋肉が凝ってきます。
胸鎖乳突筋の周りにはリンパ節や頸動脈が通っており、ここが凝ることで代謝が損なわれ、あごのラインがたるんでくるのです。
2.あごのたるみの解消方法
2-1.筋肉の弱まりによるあごのたるみの解消方法
広頚筋などの筋肉が弱ってあごがたるんでしまった場合の解消方法です。
次のエクササイズが効果があります。
2-1-1.あごのたるみを解消するエクササイズ
まずは広頚筋を鍛えながらリンパの流れを促すエクササイズです。
舌を突き出しながら行っていただくことで首からあごにかけてのラインがすっきりします。
のどの周りの筋肉が使われている感じがわかります。
出典:https://youtu.be/vNLuX3nE59c
2-2.肌弾力の低下によるあごのたるみの解消方法
肌の弾力が低下してしまってあごのたるみが出来ている場合の解消方法です。
2-2-1.肌のコラーゲンを増やす
肌の弾力をつくっているのは真皮層にあるコラーゲンとエラスチンです。
コラーゲンとエラスチンは繊維芽細胞でつくられます。この繊維芽細胞を活性化させる働きがあるのがコラーゲンのサプリメントに含まれるヒドロキシプロリンです。
ヒドロキシプロリンはジペプチドやトリペプチドを配合したコラーゲンに多く含まれています。
ヒドロキシプロリンを含むコラーゲンサプリを1日に1,000mg~2,000mg飲むことで肌のコラーゲンを増やす効果が期待できます。
2-3.凝りによるあごのたるみの解消方法
あごのたるみの原因が胸鎖乳突筋や周りの筋肉の凝りによる血行不良によるものであれば次のツボ押しや温ペットボトル整顔で解消することができます。
2-3-1.あごのたるみを解消するツボ
あごのたるみを解消するツボは頬車(キョウシャ)と上廉泉(カミレンセン)です。
- 頬車(キョウシャ)…えらの角から指1本分前にあります。歯をぎゅっと噛むと筋肉が盛り上がり、緩めるとくぼむところです。
- 上廉泉(カミレンセン)…あごの真下のくぼんだところです。
両手の親指で上廉泉のくぼみに合わせて、人差し指で頬車を押さえます。
ぐっと押しこむ感じで5秒置き、そっと力を抜きます。数回繰り返しているうちにのどのあたりに血流が増えて温かくなるのを感じます。二重あごとたるみに効果があります。一日に一度行いましょう。
2-3-2.あごのたるみに温ペットボトル整顔
ペットボトルに45~55℃くらいのお湯を入れて、首筋に押し当てます。
お湯のぬくもりが伝わってきてじんわりと気持ちよく、体がぽかぽかしてきます。
これは血流が良くなってきた証拠です。
血流やリンパの流れが良くなることで老廃物も流され、たるんだあごもすっきりしてきます。
まとめ
あごのたるみの原因に対して4つの対処法を行うことであごのたるみが解消されます。
あなたのあごのたるみの原因を正しく知って、それにあった対処法を行いましょう。