スキンケア用品は毎日使うものだから、肌に負担の軽いオーガニックのものがいいと感じませんか?
巷にはいろんなスキンケア用品が溢れていますが、大半は肌を過保護にするケミカルの化粧品。しかし、10年後、20年後の肌のことを考えると、それでいいのでしょうか。
オーガニックのスキンケアは、肌を甘やかし過ぎないので、使い続けるうちに肌本来の力を引き出してくれます。つまり、肌を根本から美しくしてくれるんです。
自然のものを口に入れ、有機素材の植物から作られた安心の化粧品を肌につけることで、自分自身はもとより地球にもやさしい生き方ができます。
ここでは、オーガニックのスキンケア用品を選びたいと考えているあなたに、オーガニックコスメの見分け方やオーガニックコスメを使うメリットなど、耳よりの情報をお知らせします!
1.オーガニックとは人にやさしいのではなく地球にやさしい
オーガニックコスメというと、「肌にやさしい=人にやさしい」というイメージがあります。
しかし、オーガニックコスメは本来、人にやさしいのではなく地球にやさしいものです。
なぜなら、オーガニックコスメは、化学肥料や農薬などを使わずに栽培された植物を原料としているからです。
化学肥料や農薬といった化学物質は、水の汚染につながるほか、生息している動物や虫、また植物にも影響を与えます。
オーガニックコスメはそのような悪影響を与える化学物質を使用せずに育てられた植物を原料としているので、地球にやさしいんです。
ですから、オーガニックコスメを選ぶことで、地球にやさしいエコな生活を送ることができるんですよ。
2.オーガニックコスメの見分け方
オーガニックコスメを試したことがあるものの、「今ひとつ効果を実感できなかった」とか、「ケミカルの化粧品とあまり変わらない気がした」ということはありませんか?
ドラッグストアやデパートなどのコスメコーナーには、「オーガニック」と表示されたコスメがズラッと並んでいるものの、中には大半がケミカル成分でオーガニックの成分は少量だけというものもあります。
そこで必要となるのが、オーガニックコスメの正しい見分け方を知ることです。
正しい見分け方を知って、満足のいくオーガニックコスメを見つけましょう!
2-1.オーガニック認証されているか?
実は日本ではオーガニックコスメについての厳格な基準はないんです。そのため、市販のオーガニックコスメの中には、「オーガニック」と記載されていても、理想とするオーガニック由来の成分をふんだんに用いたコスメではないことが少なくありません。
それに対して、オーガニック先進国のヨーロッパやオーストラリア、アメリカなどにはオーガニックコスメの団体や認証機関がありますから、そのような団体の認証を受けたオーガニックコスメは安心して使用することができます。
例えば、フランスのECOCERT(エコサート)の認定を受けたオーガニックコスメは、95%が自然原料でなければならず、植物原料の50%はオーガニックでなければならないと規定されています。
ドイツのBDIHのガイドラインによると、オーガニックコスメには合成着色料や合成香料、シリコン、パラフィン、また保存料といったケミカルは使用しないように決められています。
他にも、オーストラリアのACOやアメリカのUSDA、イギリスのSOIL ASSOCIATIONといった機関でも、オーガニックコスメについての基準が厳格に定められていますから、そのような団体のマークがついたオーガニックコスメを選ぶようにすると、満足のいくオーガニックコスメに出会えるはずです!
2-2.無添加化粧品とは
肌にやさしい化粧品としてオーガニックコスメと並んで人気なのが、無添加化粧品です。
無添加化粧品とオーガニックコスメとを混同している人は少なくありませんが、無添加化粧品とオーガニックコスメとは実は全然別のものです。また、無添加化粧品というとケミカルの成分が全く入っていないと誤解している人もいますが、無添加化粧品にはケミカルが入っていないわけではありません。
一般に無添加化粧品とは、旧厚生省の指定したアレルギーを引き起こす危険性がある成分を抜いた化粧品のことをいいます。ですから、指定された成分以外のケミカル成分は含まれており、それらの成分が肌のトラブルの原因になる可能性は否定できません。
肌にやさしい化粧品の代表と思われがちな無添加化粧品ですが、一部の危険性のある成分を抜いている化粧品と理解しましょう。
2-3.自然派、天然由来化粧品とは
肌にやさしい化粧品として他にも人気があるのが、自然派もしくは天然由来化粧品です。
これはどういう化粧品かというと、植物などの天然素材を抽出したエキスが含まれた化粧品ということです。
ですから、「自然派」とか「天然由来」と聞くと、ケミカルの成分が一切入っていないようなイメージがあるかもしれませんが、実は自然派化粧品や天然由来化粧品と呼ばれるものにもケミカル成分は入っています。
つまり、自然派化粧品や天然由来化粧品はイメージが先行しているものの、必ずしも肌にやさしいというわけではないんです。
3.オーガニックコスメをつかうメリット
では、オーガニックコスメをつかうメリットについて考えてみましょう。オーガニックコスメを使うことには、次のようなメリットがあります。
3-1.使用しているオイルの品質が高い!
美肌効果が高いとして人気を集めているオイルに、ホホバオイルやアルガンオイル、オリーブオイル、シアバターなどがあります。しかし、一般の化粧品に用いられているオイルの中には、添加物などが含まれていて純度が低いものも少なくありません。また、粗悪なオイルが使用されていることもあり、肌トラブルの原因となってしまうこともあります。
しかし、オーガニックコスメで使用されているオイルは、品質が保証されたオイルのみが使用されていますから、安心して肌に使用することができるんです。
3-2.天然の鉱物のみのファンデは使用感が抜群!
ファンデーションの「重い感じがキライ」という人は少なくありません。肌のためを思うと、オフの日はできればすっぴんでいたいものですよね。
しかし、仕事などがあると、すっぴんというわけにはいきません。軽くパウダーファンデーションだけでもはたいておきたいものです。
そんな時にお勧めなのが、オーガニックのパウダーファンデーションです。オーガニックのパウダーファンデーションは、天然の鉱物が主成分なので、つけ心地がとっても軽いんです。
仕上がりもとてもナチュラルなので、すっぴん派の女性にはピッタリなんですよ。
3-3.落としやすいので肌への負担が軽い!
ケミカルの化粧品の多くは、「汗でも落ちない」「崩れない」コスメが主流です。そのため、落とすのも大変ですから、ハードなクレンジング剤を使わなければなりません。また、キレイに洗ったつもりでも、ケミカル成分が落ち切れずに肌トラブルの原因になってしまうこともあります。
しかし、オーガニックコスメはハードなクレンジング剤を使わなくても、通常の洗顔でも落ちるので、肌への負担がとても軽いんです。
肌へ負担となるケミカル成分が残ることもないので、安心して使えるというのがうれしい点です。
3-4.精油でリラックス効果も!
オーガニックコスメの中には、合成香料を使用せずに精油で香りをつけているものがあります。
天然の精油からの香りでリラックス効果が得られるというのも、オーガニックコスメのメリットといえます。
4.オーガニックでも肌に合わないことある
いいことばかりのようなオーガニックコスメですが、誰にでも合うわけではありません。オーガニックコスメでも、肌に合わないことがあります。
オーガニックコスメの主な成分は、天然の植物エキスとなります。そのため、それらの植物のアレルギーがある人はアレルギー反応を起こす可能性があるんです。
ですから、他の人に合うからといって、そのコスメが自分にも合うというわけではないので、オーガニックコスメを購入する際は、いきなり大量に購入するのではなく、まずはサンプルなどを利用してみるのがお勧めです。もし、サンプルがなければ、できるだけ小さいサイズのものから試すようにしましょう。
また、もともと何らかの植物にアレルギーを持っているという人は、コスメの成分表を確かめて、アレルギー成分が使われていないかどうか確認するようにしましょう。
5.オーガニックの日焼け止め
年中必須といわれている紫外線対策ですが、肌への負担が心配ですよね。
しかし、オーガニックの日焼け止めなら肌への負担が少ないので安心して使用できます!
オーガニックの日焼け止めは、SPF値は低めであるものの、市販の日焼け止めの多くに使用されている紫外線吸収剤が使用されていません。ですから、肌への負担が軽く、赤ちゃんから大人まで安心して使用することができるんです。
SPF値が低い上に汗にも流れやすいため、こまめに塗り直す必要はありますが、敏感肌の人でも安心して使える日焼け止めなので、肌へのやさしさにこだわるならオーガニックの日焼け止めはお勧めです。
6.オーガニック認証団体のロゴマークとリンク
少しでも肌へやさしいスキンケア用品を使いたいという人にお勧めのオーガニックコスメ。
ここでは、世界中にあるオーガニック認証団体のロゴマークとリンク先をご紹介しますので、オーガニックコスメ選びの参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?これまで何気なく「肌にやさしいものを」と思ってオーガニックコスメを選んできたという人もいると思いますが、オーガニックコスメにも種類は豊富です。
本当に肌にやさしいオーガニックコスメを選びたいなら、ここで挙げたようなオーガニックコスメの認定機関の厳しい基準をパスしたコスメを選ぶようにしましょう。
また、特定のオーガニックコスメがすべての人に合うわけではないので、購入の際にはその点にも注意して選ぶようにしてくださいね。