シミ治療薬でキレイに取る!改善しないものは薬で治す

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シミの治療方法には様々なものがありますが、中でも効果が高く即効性があると言われているのがシミの治療薬の使用です。スキンケア化粧品を使うよりも確実で効果があると考えられているため、使用を検討している方も多いでしょう。しかしその一方で薬だと副作用があるのでは?という疑問を持つ方も居ます。

そこで今回はシミの治療薬の成分や効果などについて詳しくご紹介します。



1. シミの種類

まずはシミにはどんな種類があるのか、自分に出来ているシミはどの種類になるのかを知っておきましょう。シミの種類によっても治療方法が変わるので要注意です。

1-1.老人性色素斑

老人性色素斑の画像

最も多く、シミのほとんどが当てはまると言われている老人性色素班。薄い茶色や濃い茶色で大きさが数ミリ~大きくても数センチほどのもののことを言います。基本的には顔に現れることが多いですが、手の甲や首、胸元や背中といった部分にも表れます。

原因は紫外線によりメラニン色素が増えて皮膚表面に現れること。そのため露出が多い顔を中心に発生します。20代でも発生することがありますが、一般的には加齢により数が増えたり濃くなることが多いです。これは年齢が上がるにつれて浴びている紫外線量も多くなり、メラニンが蓄積されるからだと言われています。

1-2.そばかす

そばかすの画像

パッと見た特徴は老人性色素班と同じですが、出来る部位が特徴的です。目元の周辺や頬の上の方に小さく散らばって現れているシミのことをそばかすと呼びます。

そばかすには生まれつき発生することが決まっている先天性のものと、紫外線などによるメラニンの増加が原因となる後天性のものがあります。
先天性のものは思春期にも現れ、量が増えます。思春期を過ぎるとそばかすが目立たなくなったり消えることもあると言われています。先天性のそばかすは遺伝性のものが多いと考えられています。
後天性のものは、老人性色素班と同じく紫外線を浴びることで発生します。先天性のものとは違い、自然と消えることはありません。こちらも20代~現れることがあります、基本的には年齢を重ねるにつれて現れて徐々に目立っていくことが多いです。老人性色素班と同じケアが必要となります。

1-3.肝斑

肝斑の画像

頬の骨に沿って大きくあらわれる薄茶色から茶色のようなシミのことを肝斑と言います。輪郭がはっきりとしたシミではなく、グラデーションのようになっている場合が多くなります。老人性色素班のように丸い形になることは少なく、広い範囲に広がることが多いです。

肝斑の大きな原因となっているのはホルモンバランスの乱れだと言われています。加齢やストレス、閉経などによってホルモンバランスが崩れると肝斑が現れることがあるようです。そのため若い女性には少なく30代以降の女性に多く見られます。

1-4.炎症性色素沈着

炎症性色素沈着の画像

紫外線が原因ではなく、吹き出物やニキビなどの肌荒れが原因となるシミのこと。形も普通のシミや肝斑とは違い傷のような形状になっていることが多くなります。

ニキビなどで荒れた部分が治ると、色素沈着してシミのような跡になることがあります。これが炎症性色素沈着です。一般的には自然に治りますが、同じ場所にニキビや吹き出物が何度もできる場合は色素沈着が繰り返され、なかなか治らないシミへと変化してしまうことがあります。

2. シミに使われる治療薬

シミに使われる治療薬にはいろいろな種類があります。大きく分けるとシミに直接塗る外用薬と、体の中からシミを治療する内服薬の2種類があります。それぞれどのような効果や特徴があるのかご紹介します。

2-1.外用薬

外用薬の画像

  • ハイドロキノン軟膏
    高い漂白効果があり、出来ているシミを消す効果とこれからできるシミを予防する2つの効果があります。メラニンを合成するチロシナーゼと呼ばれる酵素を弱らせてメラニンの数を減らす作用があります。これにより今できているシミは薄くなります。何度も使用することでシミが薄くなり、最終的に消える可能性もあります。メラニンを減らす作用があるので、紫外線が原因となるシミに効果があります。
    効果が高い分、使用する量を誤ると肌が赤くなったりヒリヒリするといったトラブルが起きることもあります。しかし軽い赤み程度なら薬が効いている証拠だと言われているので問題はありません。使用方法を間違えるとシミが悪化することもあるので必ず正しく使用するように心がけましょう。
  • トレチノイン軟膏
    別名ビタミンA誘導体。肌のターンオーバーを促進してメラニンが排出されるのを促してくれます。ハイドロキノンと併用することでよりシミを消す効果を高めると言われています。紫外線が原因のシミを改善してくれます。また、ニキビなどの肌荒れを改善する作用もあるので炎症性色素沈着にも効果が期待できます。

2-2.内服薬

内服薬の画像

  • トラネキサム酸
    トラネキサム酸を有効成分として配合している内服薬でトランサミンなどが有名です。メラノサイトという色素の細胞の活発化を促してしまう「プラスミン」という成分をを抑制する作用があります。これにより老人性色素班のようなシミはもちろん、肝斑の原因を防ぐことが可能です。
    特に肝斑の治療薬として処方されることが多い薬です。長期間服用しても女性ホルモンのバランスを乱すことが無いので肝斑の治療に適しています。
  • アスコルビン酸(ビタミンC)
    厳密にいえばビタミンC誘導体のことで、シミの治療に使用される薬としては非常にポピュラーなものとなります。
    メラニンを生成するチロシナーゼと呼ばれる酵素の働きを抑えてシミを予防。さらに今あるシミに対してはメラニン色素を還元するという作用によりシミを薄くする効果が期待できると言われています。
  • ビタミンE
    ビタミンEが配合された内服薬にはユベラと呼ばれるものなどがあります。抗酸化作用があり、シミが出来てしまうのを防ぐ作用があります。できてしまったシミの改善よりも予防として利用されることが多いです。ニキビ等の肌荒れを改善する作用があるので炎症性色素沈着を防ぐ作用もあります。
  • L-システイン
    L-システインという成分が配合された内服薬はメラニンの生成を抑える作用があるため、シミを改善する作用があります。また、メラニンなどを含んだ古い角質の排出を促すターンオーバーを促進する作用もあります。
    基本的にはビタミンCの内服薬と一緒に服用することが多いです。

3.処方薬と市販薬の違い

上記でご紹介した外用薬や内服薬には皮膚科などで処方されるものと処方箋が無くても使用できるものがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるのでチェックしておきましょう。

3-1.処方薬のメリット・デメリット

薬の画像

皮膚科や美容皮膚科などで処方されるものは一度病院で治療を受けなければ処方されません。皮膚科で薬を処方してもらう場合は保険が適応されることが多いですが、シミの場合は保険が適応されないことも多いので注意しておきましょう。

一度診察をするので、医師がシミの種類をきちんと判断してくれます。そのシミの種類によって適した成分が入っている薬を処方してもらえるので、より高い効果を得られることが多いです。

3-2.市販薬のメリット・デメリット

ドラッグストアの画像

ネットはもちろん、ドラッグストアなどでも手に入る薬です。処方される薬に比べると配合されている成分量が限られているので効果は低くなりますが、その分副作用などの心配も少なくなります。

手軽に買えるというメリットがありますが、シミの種類を自己診断して使用することになるので判断を誤ると効果が得られないということもあります。

4.治療薬の注意点

薬の画像

治療薬の中には使用の際に注意しなければならないものもあります。中でも特に注意すべきだと言われている治療薬についてご紹介します。

  • ハイドロキノン軟膏
    紫外線を浴びるとシミが濃くなるという性質があります。日中の使用は避け必ず夜使うこと。また使用した翌日はしっかりと紫外線対策をすることを心がけましょう。
  • トラネキサム酸
    市販のトラネキサム酸服用薬として最も有名なトランシーノは連続して服用できるのは最長でも2か月までとされています。2か月服用したら、次はまた2か月休んでからでなければ服用できません。このようにトラネキサム酸の服用薬は長期服用ができない場合が多いので注意しておきましょう。
  • L-システイン
    長期的に服用していると、メラニンの生成を抑える作用が働きすぎてしまい、白髪が増えることがあると言われています。ビオチンという内服薬と一緒に飲むと白髪が増えるのを防ぐ作用が期待できると言われています。皮膚科で処方してもらう際は医師に確認しておくといいでしょう。

5.皮膚科と美容皮膚科の違いとは?

処方薬は皮膚科または美容皮膚科で処方してもらうこととなりますが、それぞれの違いについても知っておきましょう。

5-1.皮膚科

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皮膚科では基本的に「病気や疾患を治す」目的で治療が行われます。皮膚科で行われる治療は保険適応されることが多いので、処方薬を安く手に入れることができます。しかしシミの種類や処方する薬によっては保険適応されない場合もあります。例えば肝斑の治療に使われる処方薬は保険適応されることが多いですが、ハイドロキノン軟膏などは保険適応されないことが多いです。

5-2.美容皮膚科

カウンセリングの画像

「美容」とついていることからわかるように、美容目的での治療を行うのが美容皮膚科です。基本的には保険適応されませんが、一部の処方薬や治療に関しては保険が適応されることもあります。美容皮膚科によってはカウンセリング料などが別途必要となることがあります。しかしその分美容目的の人に適した治療が受けられます。

5-3.どちらを選べばいいの?

クリニックの画像

皮膚科であっても美容に特化していて訪れる患者の多くがシミやそばかすなどを改善を目的としている皮膚科もあります。皮膚科だから・美容皮膚科だからどちらがイイということはありません。それぞれの病院によって特徴も違うので受診する前にまずはHPや地域の口コミ情報などをチェックしてみましょう。そこで疑問があれば直接電話して問い合わせるなどしてきちんと情報を得てから病院選びをするといいでしょう。

まとめ

シミ対策のスキンケアは効果が出るまでに時間がかかるものもありますし、なかなか改善しないことも多いです。一刻も早くシミをなんとかしたい、消したいと考えてる場合は治療薬を処方してもらうか市販の治療薬を使うというのも1つの方法です。
また、薬を飲む場合は薬に書かれている容量用法を良く守り、副作用の可能性が明記されている場合は十分注して服用するよう心がけましょう。

きめやか美研 通販部

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