更年期の症状と原因を知って不安を取り除く方法

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更年期の症状はどういうものがあるのでしょうか。
イライラ、のぼせ、月経不順など代表的なものの他にも肩こりや腰痛など一見関係のなさそうなことまで更年期の症状に含まれます。体に起こっている変化を観察して程度によっては婦人科、更年期外来を受診することが必要になります。更年期障害の症状と原因についてまとめましたのでよく理解して不安を取り除いてください。



1.更年期の症状

更年期の症状は個人差が大きいもののおおよそ次のような症状が起こります。

1-1.全身に起こる症状

ほてり、のぼせ、汗をかきやすい、めまい、肌荒れ、冷え、疲れやすい、頭が重い

1-2.睡眠系の症状

眠れない、寝付きが悪い、眠りが浅い

1-3.運動器官系に起こる症状

首こり、肩こり、腰痛、骨折しやすくなる、関節がぎくしゃくする、手指の関節の節が大きくなる、手足がしびれる

1-4.循環器系に起こる症状

動悸、息切れ、脈が早まる

1-5.精神的な症状

イライラする、怒りっぽい、気分が落ち込む、不安になる、脱力感や無気力を感じる

1-6.生殖器系の症状

月経不順、不正出血、閉経、性交痛、膀胱炎、くしゃみや咳をした時に尿がもれる

1-7.消化器系の症状

吐き気、胃もたれ、胃のむかつき、食欲がなくなる、便秘や下痢が増える

2.更年期の症状のチェックリスト

簡略更年期指数にて、更年期の症状の程度が判断できます。10項目の合計点数で自己採点できますので、ご自身の症状と照らし合わせて点数を記入してください。合計点数から5段階に評価されますので更年期障害かどうか、または治療を受けるべきかどうかの目安になります。

症状 点数
1. 顔がほてる 10 6 3 0
2. 汗をかきやすい 10 6 3 0
3. 腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
4. 息切れ、動悸がする 12 8 4 0
5. 寝つきが悪い、眠りが浅い 14 9 5 0
6. 怒りやすく、イライラする 12 8 4 0
7. くよくよしたり、憂うつになる 7 5 3 0
8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
9. 疲れやすい 7 4 2 0
10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0

0~25点  今のところ問題ありません。
26~50点 食事のバランスと運動不足に注意してください。
51~65点 婦人科、更年期・閉経外来を受診して治療やカウンセリングを受けましょう。
66~80点 長期にわたる計画的な治療が必要です。
81~100点 各科の精密検査にもとづいた長期の計画的な治療が必要です。

出典:小山嵩夫「簡略更年期指数:SMI」

3.更年期になる年齢

閉経の平均年齢を見てみると日本人女性の平均閉経年齢は49.47歳です。閉経のピークは50歳にあります。更年期は閉経の前後5年ですから45歳~55歳までが更年期になります。43歳未満の閉経は早期閉経となります。

閉経の平均年齢の画像

4.更年期で症状が出る原因

更年期障害がおこる原因はホルモンのアンバランスにあります。
順を追ってみてみるとこうなります。

更年期障害の仕組みの画像

  1.  加齢によって卵巣の機能が低下すると、卵胞からエストロゲンを分泌する量が少なくなる。
  2. すると脳の視床下部ではエストロゲンの減少をキャッチして、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)で指令を出し、脳下垂体からエストロゲンを増やすホルモンであるFSH(卵胞刺激ホルモン)を出させる。
  3. このFSHにて従来であればエストロゲンが増えるのですが、卵胞が少なくなっているのでエストロゲンはあまり増えません。
  4. 視床下部ではまだエストロゲンが増えていないと判断し、GnRHを分泌し続けてしまいます。
  5. その結果、GnRHは増加しても、エストロゲンは増加しないというホルモンのアンバランスが起こります。
  6. この影響で視床下部の自律神経の中枢の調子が狂ってしまいます。これが更年期のさまざまな症状を引き起こす原因です。

5.イライラする原因

更年期に入ると些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったりします。
女性ホルモンのエストロゲンは気持ちを安定させる働きもあるため、エストロゲンが急激に減少してしまうと自分でも感情のコントロールがうまくいかなくなることがあります。
周りの方には正直に伝え、理解を得るようにしましょう。

6.のぼせ・ほてりの原因

更年期には顔や上半身だけがカッーと熱くなる「ホットフラッシュ」が起こります。
この症状はエストロゲンの分泌量が急激にアップダウンすることで、自律神経が血管の収縮をうまく行えなくなってしまうことが原因で起こります。汗が噴き出して止まらないこともあります。日頃から運動をして汗をかくようにすることで症状が軽くなります。

7.更年期を迎えるまでの心構え

卵巣はやがて役割を終えて、機能が衰えてきます。
初潮からいままでの働きにまずは感謝をしましょう。あなたが女性らしくいるために頑張ってきてくれた臓器です。
更年期は遅かれ早かれ訪れますから、すべてを受け入れる気持ちで自然体でいることを心掛けます。

8.更年期までの対処法

閉経までは卵巣をいたわってあげたいものです。
卵巣が元気になる栄養はたんぱく質、コレステロール、大豆製品などがお勧めです。
女性ホルモンを減らさないための食事|7つの美味レシピを参考にしてください。

体操で骨盤周りの血流を促しことも卵巣を健康に保つ秘訣です。骨盤周りの筋肉の凝りをとっておきましょう。

骨盤周りの筋肉を緩める体操の画像

骨盤周りの筋肉を緩める体操

  1. 上向きに寝て、膝を抱えて胸に近づける。
  2. 40秒呼吸しながら制止する。×3セット
  3. 膝を横に倒して、床につけ、2cmくらいの幅でリズミカルに揺らす。100回

膝を抱えて太ももの裏側を緩めたり、膝を揺らしてお尻周辺の筋肉を緩めることができます。
違和感を感じる時は回数を少なめに行いましょう。

9.更年期とプラセンタ

更年期にはプラセンタが有効です。プラセンタにはホルモンの分泌を調整したり、自律神経を調整したりする働きがあります。
更年期のためのプラセンタの6つの基礎知識も参考にしてください。

まとめ

更年期では体に起こっている変化を観察して程度によっては婦人科、更年期外来を受診することが必要になります

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