乾燥肌によるかゆみの原因と、かゆみ知らずになる9つの対策

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アイキャッチ画像冬になると肌が乾燥して痒い!という人は少なくないですよね。
しかし、最近の傾向では秋冬に限らず一年中、乾燥肌に悩むという人が増えています。
乾燥して肌が痒い!掻きむしると痒みが増すし、荒れてしまう・・・・。
どうしたらかゆみから解放されるのでしょうか。
そんな乾燥によるかゆみの原因と対策をお教えします。



1.乾燥肌チェック

女性と水の画像By: MOTOKI Plasticboystudio

まずは自分は乾燥肌なのかチェックできる方法をご紹介します。
痒みの多くは乾燥から来ているものですが蕁麻疹やアレルギーなど、他の皮膚疾患の可能性も考えられます。チェックしてみましょう。

乾燥肌チェックの画像当てはまることが多いほど乾燥度が高いです。
以下のサイトでチェックできます。
出典:http://www.meron-net.jp/system/health_check.php?id=15#result-jumphttp://www.meron-net.jp/system/health_check.php?id=15#result-j

2.皮膚が乾燥する仕組み

お肌の断面のイラストの画像

通常、皮膚では皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどからなる角質細胞間脂質がバリアの役目をしており肌の水分の蒸発を防いでいます。
とくにセラミドなどの細胞間脂質は肌の保湿要素のの80パーセントを担っています。
肌にはこのように保湿力がありますが、外部刺激となる紫外線やアレルゲン、間違ったスキンケア、生活習慣の乱れによっても乾燥を引き起こしてしまうことがあります。

出典:http://www.skincare-univ.com/article/000027/

3.かゆみの原因

かゆみの原因として直結しているのがズバリ乾燥です。
皮膚が薄いところから乾燥しやすく、特にすね、目元、口元は乾燥しやすいところです。
乾燥が進むと肌老化にもつながり、しわやたるみの原因となります。
避けなければならないのは痒い部位をかきむしってしまうことです。
かくことによってもかゆみの原因となる、ヒスタミンを誘発する物質が出てしまうので、かゆみが増してしまいます。
かくことで気持ちがいいかもしれませんができるだけかかないようにしたり刺激を避けるようにしましょう。
「かゆみ止め」などの抗ヒスタミン剤を使うことも有効です。
効かない場合は糖尿病などの内臓疾患や免疫異常などの中枢性のかゆみということもあるので、かゆみの性質を知り、対処しましょう。

4.乾燥対策

4-1.入浴方法

浴室の画像

入浴は血行をよくし、新陳代謝を高める作用があります。
お風呂に入ると、保湿されている気がしませんか?
実は入浴中は最も肌を傷めているのです。特に熱いお湯は肌の皮脂を奪います。
体をナイロンのタオルでゴシゴシ洗ったり、石鹸の成分により必要な皮脂を奪われることで肌の荒れる原因となってしまいます。
さらに、入浴後にバスタオルでゴシゴシとふくといった動作は肌あれを悪化させる大きな原因となります。

入浴する時のポイント

  • 温度は低め
  • 肌の摩擦の少ないタオルで洗う
  • 石鹸は刺激の少ないものを
  • よく泡だて、なでるように洗う
  • 体を拭くときはタオルを押し当てるように拭く
  • 早めに保湿クリームなどで保湿する

この6点を意識して入浴法を変えてみましょう。

出典:http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/55.html

4-2.保湿

肌の保湿に一番いい成分とは、肌自体が作り出す皮脂や細胞間脂質、NMFなどの天然の保湿剤です。入浴や洗顔、クレンジングなどによってこの成分が洗い流されてしまいます。
失われてしまった天然保湿剤を補うということを意識し、外側から保湿する方法を考えましょう。
保湿には2点の考え方があります。

  • 応急処置

洗い流された細胞間脂質やNMFは主に睡眠時に24時間かけて回復していきます。
回復するまでの間、肌は無防備な状態にあるので、化粧水や乳液などの保湿が必要となってきます。
皮脂を取り過ぎるクレンジングを避け、天然保湿成分が過度に流れないようにすれば翌日には肌のバリア機能は回復されます。
応急処置のための保湿成分は肌のバリア機能を回復するのを邪魔しないものでないといけません。

  • バリア機能を高める保湿

バリア機能を高める保湿は加齢やアトピー性皮膚炎などにより、肌の細胞間脂質やNMFなどの生成力が衰えている場合や、乾燥が進んでいる場合など、回復が見込めないときに行います。
セラミドや不足しているアミノ酸、細胞間脂質やNMFを高める効果のある成分を補いましょう。
出典:http://www.skincare-univ.com/article/001728/

4-2-1.保湿のポイント

頬を保湿する女性の画像

上記を踏まえて化粧品やスキンケアなどの保湿する際のポイントについてお話します。

  • 刺激のない成分を選ぶ

アルコール、香料、着色料の入っていないものを選びましょう。
アロマ成分などは肌に優しいイメージがありますが成分が強いものもあるので注意します。また、流行りのオーガニック化粧品やナチュラルコスメも成分によってかぶれたりするので、サンプルで試すなどすると失敗せずに済みます。

  • 「無添加」「敏感肌用」という表示

このような表示を見かけることが多いと思いますが、防腐剤や界面活性剤など、表示が義務付けられた成分(表示指定成分:103種類あります)の入っていないものが「無添加」「敏感肌用」として売られています。しかし、無添加のスキンケア製品でも刺激のあるものが入っていないというわけではなく、表示指定成分に含まれていないものでも刺激を感じることがあります。表示のみに頼ることをせず、刺激を感じたら使用をやめましょう。

  • 使い方を変える

化粧品でヒリヒリしたりするたびに化粧品を替えることは間違いではありませんが、刺激を感じる度に替えてしまっては、返ってどの成分が合わないのかわからなくなります。
強い反応でない限りはコットンを使ってつけ方を変えたり、パックしたりすることで肌が落ち着いたりすることもあるので試してみましょう。

  • テクスチャーをとろみのあるものにする

季節に関係なく乾燥する場合は、角質自体の機能が低下してしまっている場合があります。
そういった場合には角質の保水機能だけにたよらず、テクスチャーのとろみのある化粧品をつかってもっちりした肌をキープさせることもできます。MOISTISSIMOは保湿することに焦点をあてた化粧品です。

出典:http://www.skincare-univ.com/article/000025/

4-3.乾燥肌のかゆみに効果のある成分

乾燥肌のかゆみに効果のある成分は、抗ヒスタミン、セラミド、ビタミンEなどです。
市販で売られているかゆみ止めには「かゆみを抑えるもの」「血行をよくするもの」「保湿成分のあるもの」が一緒に含まれていることが多いです。

抗ヒスタミン剤
かゆみのメカニズムは完全には解明されていませんが、かゆみの原因は脂肪細胞から分泌されるヒスタミンが関与しています。
「かゆいからかく」といった行動は神経を刺激し、さらにかゆみ物質のヒスタミンの分泌をうながしてしまいます。
そのため、ヒスタミンの働きを抑える、抗ヒスタミン剤が有効です。
効き目が穏やかで副作用が少ないのが特徴です。

セラミド
セラミドは体に存在する成分で肌細胞の間にあます。水分や脂分を溜め込む機能があり、水分の蒸発も防ぎ、肌のバリア機能としても働きます。
また化粧品や洗顔などの外部刺激が肌の奥へ伝わるのを防いでくれます。
肌の内部にあるコラーゲンやヒアルロン酸のサポートの役目もし、保湿成分として非常に優れています。

ビタミンE
血行促進、角質硬化防止、新陳代謝を高めます。
また、保湿効果もありビタミンE配合のクリームを塗ると皮膚から直接吸収されます。

4-4.漢方

中国の画像By: yeowatzup

西洋医学ではかゆみの治療に抗ヒスタミン剤や、保湿剤を塗るような処方がありますが、漢方医学では皮膚を潤すような薬を用いてかゆみを改善します。

漢方には「気・血・水」という概念があり、体の不調は気血水のどこかに異常があると考えます。

  • 体中をめぐるエネルギーのことで、元気や気力を指す「気」
  • 文字通り血液を指す「血」
  • 血液以外の体内に存在する水分を指す「水」

この気血水がバランス良くめぐることが理想ですが、異常があるとバランスが崩れてしまいます。
そこでその人の「気・血・水」のどこに異常があるのかを判断し、漢方薬は処方されるのです。

気血水の画像特に皮膚が乾燥している状態は「血」の異常であると考えられます。
血液などが不足している「血虚タイプ」、血の巡りがわるくなる「お血」タイプが肌の乾燥の原因とされています。
例えば、血虚の症状の方には「温清飲(うんせいいん)」「当帰飲子(とうきいんし)」などを用いて治療します。
またや下肢の冷えなど伴う症状の方には「八味地黄丸(はちみじおうがん)」、体力がある方には「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」、体力低下気味の方には「真武湯(しんぶとう)」といった処方になるのです。

4-4-1.証をチェックしてみましょう

さらに漢方には「証」という考え方があり、体力の度合いを証別に分けて、個人に効果の合った処方に近づけます。

以下の実証・虚証チェックシートでチェックしてみましょう。

証タイプチェックの画像
出典:http://www.yomeishu.co.jp/tsukare_care/jissho/

ほぼ同数の結果が出た方は「中間証」です。

ここでタイプ別の乾燥に効く漢方について説明します。

4-4-2.実証タイプ

  • 当帰飲子(とうきいんし)

血の巡りをよくして肌に栄養を補います。
感想肌のかゆみや湿疹などに効果があります。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
比較的体力のある人の皮膚炎、かゆみ等に効果があります。

4-4-3.中間証タイプ

  • 温清飲(うんせいいん)

イライラなどの精神症状、のぼせがある人の乾燥に効果があります。

  • 消風散(しょうふうさん)

かゆみが強い方に向いています。

4-4-4.虚証タイプ

    • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

つかれがなかなか抜けないひとの慢性的なはだあれ、乾燥に効果があります。

    • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

はだあれ、乾燥に効果があります。
やせ型で虚弱、冷え性やめまいなどのある方に向いています。
お血の代表的な漢方薬です。

    • 温経湯(うんけいとう)

冷え性や唇の乾き、皮膚のかゆみに効果があります。

4-5.食事から乾燥対策

乾燥対策を考えたときに保湿クリームを塗る、かゆみ止めなどの薬を塗るなど外側からのケアも大切ですが、普段の食事によっても乾燥の予防や改善はできるのです。
肌に必要な栄養素を食事から取ることによって乾燥肌の対策をしましょう。
乾燥対策に良いと言われている栄養素は

  • たんぱく質
  • ビタミンA
  • ビタミンB
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 亜鉛

などです。
それぞれの栄養素がどのように肌に良いかをご紹介します。

4-5-1.たんぱく質

タンパク質の不足は肌のターンオーバーを乱します。
日本人の食事内容では不十分な場合が問題視されています。
タンパク質摂取量のグラフの画像
上のグラフは厚生労働省「国民健康栄養調査」の結果です。
20歳以上の1日1人あたりの平均のカロリー摂取量が多く減少しているのに伴い、タンパク質の摂取量も大幅に減少しています。
朝食にはパンや、おにぎりなど手軽に食べられるような炭水化物がメインになってしまっている傾向があります。このような朝食のメニューには、納豆にウインナーやたまご、ベーコンなどの肉類を加えてタンパク質を取るように工夫しましょう。
特に私たちの細胞は夜寝ている時に回復するので、夕食のメニューには気を使いましょう。
良質のたんぱく質や、たんぱく質の代謝を助けるビタミンを摂り、夕食抜きダイエットなどはしない方が好ましいのです。夕食の時間は就寝後二時間前までに済ませ、血糖値が上がっているときの就寝は避けましょう。
出典:http://www.skincare-univ.com/article/001730/

4-5-2.ビタミンA

ビタミンAは汗腺や皮脂腺などの働きを助け、お肌に潤いを補う働きがあります。
レバーやうなぎ卵黄など多く含まれます。
普通に食事をしている分には不足することはありませんが、偏食や、ダイエットをしている方は不足が考えられます。

4-5-3.ビタミンB

ビタミンBは肌のターンオーバーに欠かせない栄養素です。
普通に食事をする分には不足することはありませんが、ストレスやアルコール摂取、炭水化物、甘いものの過食等により、大量に消費されてしまいます。
上記の理由など、不足しているなと感じる方は積極的に摂取するように心がけましょう。

4-5-4.ビタミンC

ビタミンCは血液により全身に運ばれ、コラーゲンの生成を促進し体内の細胞老化の原因となる活性酸素を除去します。
ビタミンEと一緒に摂取することによって相乗効果がありおすすめです。
いちごやキウイフルーツなどの果物や緑黄色野菜に多く含まれます。
熱に弱いので、生で食べたり加熱は短時間にしたり工夫が必要です。
煮物にする場合は煮汁に流れてしまうので煮汁を一緒に食べるなどしましょう。

4-5-5.ビタミンE

アーモンドの画像

ビタミンEは血管を広げて血行をよくする働きがあり、新陳代謝を活発にします。

また、皮膚の角質硬化を予防したり、抗酸化作用や保湿効果など、お肌に良い多様な作用があります。
アーモンドやナッツ類、うなぎやイワシ、アボカドなどに多く含まれます。

4-5-6.α-リノレン酸

αリノレン酸は血液の流れを良くしてくれる注目の成分です。
しかし体内で作ることはできず食品から取らなければならない必須脂肪酸です。
α-リノレン酸を多く含む食品は主に油です。アマニ油やなたね油、大豆油等に多く含まれます。アマニ油は熱に弱いので、サラダなどに加えて生で取るようにします。
油以外ではクルミ、油揚げ、高野豆腐などに含まれています。

4-5-7.亜鉛

亜鉛は本来、体内に多く存在して肌や髪の毛、爪などの健康を保つために必要な栄養素です。
亜鉛が不足すると、乾燥だけでなく皮膚炎、湿疹等を引き起こしやすくなります。
アルコール類、加工食品に含まれる添加物や穀類などに含まれるフィチン酸を摂取することにより大量に消費されて、体外へ排出されてしまいます。
亜鉛はレバーや牛肉、チーズなどに多く含まれています。
食事で補う他サプリメントなどで補うなどの工夫をしましょう。
出典:http://www.skincare-univ.com/article/001732/

4-6.刺激の少ない衣類選びを!

洋服を選ぶ女性の画像

衣類によってはその刺激がかゆみの発生につながるものもあります。
セーターや毛織物などの毛が肌を刺激することもあります。どうしても着たい場合などは、下に木綿素材のものを着たり、シルクなどの肌触りの良い物を着る工夫をしましょう。
しかし、綿100パーセントが必ずしも刺激がないというわけではなく、固くゴワゴワしたジーンズのような生地や、もこもこした起毛の生地などの摩擦によってかゆみも起こることもあります。
新しい衣類は一度洗濯をしてから着ることや洗濯の際は柔軟剤や漂白剤の使用を避けるなどしましょう。柔軟剤などで肌触りはよくなっても薬品を使うことにより肌には逆効果になってしまう可能性もあります。
また、睡眠時の寝具なども同じことが挙げられますので乾燥して敏感になった肌には慎重に衣類・寝具を選びましょう。

4-7.爪を切る

爪の画像 By: FOOKSHIT LOVES YOU

かゆみがあると無意識や寝ている間に肌をかいてしまう場合があります。
乾燥肌の人は爪を伸ばさず短く切り、不用意に肌を傷つけることを防ぎましょう。

4-8.清潔を保つ

皮膚トラブルの予防には、清潔を保ちましょう。
入浴方法のポイントを守り入浴をして汗や汚れをきちんと落としましょう。
しかし、抗菌のものしか使わなかったり、なんでも消毒してしまうような過剰な行為は皮膚には悪影響なのでほどほどにしましょう。

4-9.病院にかかる

オッケーサインをする白衣の女性の画像

かゆみがひどい時は我慢せず、病院を受診することをおすすめします。
処方されたかゆみ止めなどですぐよくなる場合もあります。
放っておくと湿疹を起こす場合もあり、より悪化する可能性もあります。
かゆみが続く場合は皮膚トラブルの他に内臓疾患などの可能性も考えられるので安易に自己判断せず、受診しましょう。
皮膚科に行く場合は市販の薬を使うのは避けます。
病院に行く時は顔などのかゆみの場合は化粧はしない方が良いでしょう。

参考文献:「からだがかゆい!乾燥肌、アトピー性皮膚炎、かぶれ、原因不明のかゆみで困っている人へ」高森 建二 監修

まとめ

乾燥によるかゆみの原因と対策をご紹介しました。
乾燥しないためには生活スタイルを変えたり、スキンケアを変えたりしてケアしていくことが大切です。

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