真皮幹細胞が減るコラーゲンも減る!いつまでも若くいる方法

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年齢を重ねるとだんだん肌のハリや弾力を保つことが難しくなり、しわやたるみが出てきます。美容についての情報も、もっともっと欲しくなりますよね。一昔前に比べて料金が安くなったこともあり、エステに行ったことはあるけれど、美容整形はまだ早いかな? と迷っている女性も多いのではないでしょうか。

そんな方の間でホットな話題となっているのが「幹細胞」。様々な細胞に分かれていく前の「お母さん」のような存在なのですが、中でも真皮に存在する「真皮幹細胞」は、コラーゲンなどの物質を作り出す繊維芽細胞の元となる細胞として期待が高まっています。
詳しく見ていきましょう。



1.真皮幹細胞が減ると老けるって本当!?

真皮幹細胞の画像

真皮幹細胞が減ると、肌の水分量を左右する「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が作られにくくなるので、肌にハリがなくなり、しわやたるみができやすくなります。ですから、真皮幹細胞の減少によって老けるというのは本当。
新しい細胞は幹細胞によって作られるので、この働きが滞れば古い細胞の割合が増え、それがそのまま肌の状態となって現れるのですね。ちなみに、真皮幹細胞に由来する物質のそれぞれの役割は次の通りです。

1-1.コラーゲンの働き

コラーゲンは、細胞同士をくっつける接着剤の役割を果たします。存在する場所や役割によってⅠ型~Ⅴ型に分かれていますが、真皮層に存在するものはⅠ型の「線維性コラーゲン」。これがあるおかげで、皮膚にハリや弾力、柔軟性がもたらされます。

1-2.エラスチンの働き

エラスチンは、コラーゲン同士を結び付ける働きをします。まるでゴムのような柔軟性を持ったねじれのある線維で、コラーゲンに巻き付いてしっかりキャッチ。不足するとコラーゲンを支えることができなくなるので、しわやたるみが目立つようになります。

1-3.ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸は非常に水分の保持能力が高い物質で、わずか1gの中になんと6ℓもの水分を抱え込むことができます。これが細胞と細胞の間にたっぷりと満たされているおかげでみずみずしい肌を保つことができるのですが、加齢とともに減っていくので乾燥やハリのなさが目立つようになります。

2.真皮幹細胞はどこにある?

真皮幹細胞は、皮膚の真皮の中、特に血管の付近に多く存在しています。この状態が安定するためには「成長因子(細胞を活性化させたり、細胞分裂を促したりするもの)」が必要ですが、成長因子は加齢とともに減少してしまうものなので、真皮幹細胞の数を安定させるためにはこの成長因子を減らさない努力も必要となってきます。

2-1.成長因子の増やし方

成長因子を増やすには、プラセンタを摂るのが効果的。馬や豚、羊、ヒトの胎盤から抽出して作られるプラセンタには様々な種類の成長因子が含まれており、アンチエイジングにはもってこいなのです。

<プラセンタに含まれる成長因子の種類>
・繊維芽細胞成長因子/コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生成を促す
・上皮細胞増殖因子/傷や火傷などを治す上皮細胞の増殖を促す
・肝細胞増殖因子/肝細胞の増殖を促し、肝臓に起きる障害を防ぐ
・インシュリン様成長因子/軟骨細胞や平滑筋細胞を増やし、関節の痛みを緩和する
・神経細胞増殖因子/神経細胞を増やし、精神の安定に役立つ
・免疫力を向上させる成長因子/免疫力アップに役立つ細胞の増殖を促す

2-2.プラセンタの摂取方法

プラセンタは、サプリや注射で摂ることができます。日本国内で主流となっているのは、安価で比較的効果も高い豚サプリですが、豚よりもアミノ酸量の多い馬プラセンタも人気があります。ただし、馬は豚に比べると出産回数が少ないので、価格は高め。羊は感染症予防が目的で輸入に制限がかけられているため、あまり日本国内では流通していません。

より安全で高い効果を望む人によく選ばれているのが、病院で受けられるヒトプラセンタの注射。もともと人間の体内にある物質なので副作用が少なく、含まれている成長因子もヒト由来のものなので安心。定期的に注射を打つことで、若々しい素肌を維持することができます。

ただし、美容目的の場合は保険が効かないので全額実費となり、一度でもヒトプラセンタの注射を受けた人は献血ができなくなるというデメリットもあるので、よく考えてから受けるようにしましょう。

3.真皮幹細胞は真皮をつくる

真皮幹細胞には「分裂→分化」という流れで自己増殖する力があり、どんどんコピーを作り出して繊維芽細胞を生み出します。繊維芽細胞によって生成されるコラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンは肌を構成する重要な成分であり、肌の水分量やターンオーバーにも関わってくるので、この流れを滞らせないことがアンチエイジングでは重要になってきます。

3-1.ターンオーバーとは?

約28日の周期で肌細胞が生まれ変わること。肌トラブルの原因となる古い角質やメラニンなどの老廃物は時間をかけて徐々に表皮まで押し上げられ、ぽろりと剥がれ落ちて次に生まれてくる細胞に役目を受け継ぎます。

この働きがスムーズに行われるには必ず真皮層に十分な水分が満たされていることが必要であり、ターンオーバーが滞った肌はしみやしわなど多くの肌トラブルに悩まされるようになります。

3-2.30歳を過ぎるとターンオーバーが失敗することも多くなる

しかし、真皮幹細胞は加齢とともに減少していくので、安定した状態を保つのは容易ではありません。10~20代ではしっかりと太さを保っていた繊維状たんぱく質は、30歳を過ぎた頃から徐々に細くなり始め、40代に突入する頃には半分ほどの太さにまで減ってしまうのです。年配の方の頬が、なんとなくこけて見えるのもこのせいなのですね。

このまま放置していると、お肌の状態はますます悪化するばかり。真皮幹細胞を増やすために、できることとは何でしょうか?

4.そもそも真皮幹細胞は増やせるの?

真皮幹細胞は「幹細胞培養液」を使った化粧品によって活性化させることが可能です。「増やす」というのとはちょっと違いますが、細胞が元気を取り戻すことで繊維芽細胞が作られやすくなるので、コラーゲンなどの保湿成分はそれまでよりも増える可能性があります。

この働きがうまくいくと、肌内部がうるおって乾燥しにくくなり、失われていたハリや弾力も徐々に戻ってきます。そして、たるみによって生じていた毛穴の開きやほうれい線といったトラブルも改善していくのです。
美肌の基本はなんといっても肌内部のうるおい。真皮幹細胞が減り続ける状況で高価な保湿化粧品を使っても焼け石に水なので、まずは細胞を元気にすることから始めましょう。

5.肝細胞化粧品の力で、真皮層のうるおいをアップ!

肝細胞は美容業界でもどんどん研究が進められている分野であり、各メーカーがそれぞれの工夫を凝らした商品を販売しています。使われる原料によって大きく「植物由来」「動物由来」「ヒト由来」に分かれており、それぞれに特徴があるので、違いをよく見比べて自分が最も使いやすいものを選びましょう。

5-1.植物由来の幹細胞化粧品の特徴

植物から抽出した幹細胞培養液を使用したもので、コストを抑えやすいことから比較的安価に出回っている幹細胞化粧品です。主な原料は、リンゴ、アルガンツリー、海藻などで、中でもスイスで栽培されている「ウトビラー・スパトラウバー」という希少な品種は「4ヶ月腐らないリンゴ」として有名。その高い抗酸化作用に期待が集まっています。

ただ、ヒトと植物では体の構造が違い過ぎるため、植物の持つ再生能力がそのまま生かしきれるわけではありません。植物由来の幹細胞化粧品を使う時は、あくまでも抗酸化作用や保湿力が得られることを目的として使用するようにしましょう。
また、使用する原料によってはアレルギー反応を起こす可能性もあるので、敏感肌の方が初めて使う場合はパッチテストをすることをオススメします。

<パッチテストのやり方>
太ももの内側や二の腕などの目立たない場所に、10円玉ぐらいの大きさで化粧品を塗り広げる。そのまま24時間放置し、かゆみや赤み、かぶれなどのトラブルが出ないかどうかを確かめる。(入浴の際は、化粧品を塗った部分をビニールなどで覆ってください)

5-2.動物由来の幹細胞化粧品の特徴

羊の毛根やプラセンタ(胎盤)などを原料として作られたもので、ヒトの幹細胞に性質が似ていると言われています。そのため、植物由来の幹細胞化粧品よりアンチエイジング効果も高そうなのですが、ヒトとは違う動物から抽出した幹細胞なので原料の安全性が気になるところです。購入する際は、信頼のおけるメーカーかどうかをよく調べるようにしましょう。また、植物由来の幹細胞化粧品同様、初めての製品を試す時はパッチテストをすることをオススメします。

5-3.ヒト由来の幹細胞化粧品の特徴

人間の皮下脂肪から採取した「脂肪由来幹細胞」を使ったもので、幹細胞化粧品の中では最も副作用の心配が少なく、美容効果も高いと言われています。なんせ、もともと人の体内に存在していたものなので相性は抜群。また、脂肪由来幹細胞を培養した際に出る「脂肪由来幹細胞培養液」には真皮幹細胞の安定化に必要な成長因子が多く含まれており、繊維芽細胞の生成に大いに役立ってくれるのです。

もちろん、細菌やウイルスに感染していないかどうかのチェックも厳しく行っており、安全面においても優秀。3種類の幹細胞化粧品の中で最も値段が高いというデメリットはありますが、安心して効果の高い化粧品を使いたいという人には向いています。

まとめ

いかがでしたか? 年齢を重ねて肌にしわやたるみができやすくなるのは、真皮層に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量が減ってしまうからなのですね。これらの物質が加齢とともに減少するのは仕方のないことですが、幹細胞化粧品で真皮幹細胞を元気にすることである程度食い止めることはできます。ごまかしではない、自分自身が持つ力を引き出す幹細胞化粧品で、もう一度ハリと弾力のある素肌を取り戻してみましょう。

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