アトピーのための保湿方法|間違えない4つのポイント

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アトピーに保湿は有効なのでしょうか?
アトピーは正常な肌に比べてバリア機能が十分でなく、外からのほこりや花粉、ダニなどのアレルゲンが侵入しやすくなっています。
そのために保湿を行って、角質層を整えてアレルゲンの侵入を防ぐことが大切です。
アトピーの保湿についてまとめています。



1.アトピーの保湿方法

アトピーの保湿方法は入浴後に保湿剤を塗ることがベースになります。

1-1.保湿剤の塗り方

お風呂から出たら市販のクリームや病院で処方される保湿剤を特に乾燥が気になるところに塗ります。保湿のためですからたっぷり目に塗るようにします。すり込んだり薄く塗ると効果が得にくくなります。
1日2回の保湿剤(ヘパリン類似物質を含むもの)を3週間塗ると、角質層の水分量をアップさせることができます。

保湿剤の塗り方の画像

1-2.ステロイド剤の塗り方

炎症があるところ、掻き傷があるところには保湿剤は塗らずに、処方された外用薬を塗るようにしましょう。チューブから薬を出して大人の人差し指の第一関節までが0.3~0.5gです。これを大人の手のひら2枚分の肌に塗ります。
*担当医師から指示があるときは、それに従ってください。

ステロイド剤の塗り方の画像

ステロイドは塗る場所によって吸収率が違います。
指や手で優しく炎症のあるところだけ塗ります。塗り終わったら手を拭く、洗うなどして薬剤が残らないようににします。
ステロイド剤は短期的にアトピーの炎症を抑えるのに大変有効です。炎症が治るまでしっかりと使います。薬の塗る量が少なかったり、塗り忘れていると治りが遅くなりますから炎症があるときは忘れずにステロイド剤を使用します。医師の指導のもとに使用しましょう。

1-3.入浴で気をつけること

入浴の画像

アトピーでは熱いお湯に浸かると血行が良くなりすぎて、かゆみがでてきます。
ぬる目のお湯に浸かるようにしてください。心身ともにリラックスして入浴することでもアトピーが改善に向かいます。
石鹸やボディシャンプーは使用しなくても汗が流せれば大丈夫なのですが、ステロイド剤や保湿剤を塗ったところは石鹸の泡で優しく洗い流します。体はボディタオルなどで擦らないようにします。
薬を使用していなければ陰部や脇など汗をかきやすいところだけ石鹸を使って手で洗います。
温泉に入った場合は必ず水道のお湯などで温泉の成分を流してから上がります。

1-4.保湿クリーム

病院で処方されるのは次のような保湿クリームです。

白色ワセリン、プロペト

白色ワセリンの画像

出典:http://www.kenei-pharm.com/

プロペトの画像

出典:http://www.maruishi-pharm.co.jp/

ワセリンから不純物を取り除いたのが白色ワセリンです。さらに不純物を取り除いたものがプロペトです。
白色ワセリンは肌表面を覆って保湿し、肌に浸透はしないようにつくられています。肌表面に膜をつくることで外部からの刺激を受けにくくします。

ヒルドイド、ビーソフテン

ヒルドイドソフト軟膏の画像

出典:http://www.maruho.co.jp/

ビーソフテンクリームの画像

出典:http://www.mochida.co.jp/

ヒルドイドはヘパリン類似物質を含んだ保湿剤です。
ヘパリン類似物質とはコンドロイチンをさらに精製してつくられた保水成分で、肌の角質で水分を保持する働きがあります。1日に2回塗れば3週間ほどで角質の水分量が増えます。
ビーソフテンはヒルドイドのジェネリック医薬品(後発医薬品)です。

HPクリーム

HPクリームの画像 出典:http://www.hp-cream.jp/

HPクリームは病院の処方薬ではなく第二類医薬品でドラックストアや通信販売で購入することができます。主成分はヘパリン類似物質が0.3g/100gでヒルドイドと同じです。

まとめ

アトピーに有効な保湿の方法についてまとめました。
保湿剤の塗り方、ストロイド剤の塗り方について正しい知識を持って保湿を行いましょう。

きめやか美研 通販部

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